めんどくせぇことばかり あいつです『誰が第二次世界大戦を起こしたのか』 渡辺惣樹
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あいつです『誰が第二次世界大戦を起こしたのか』 渡辺惣樹

1928年の大統領選に出て、1929年に大統領に就任。就任後7カ月の1929年10月末、ニューヨーク株式市場が暴落する。世界恐慌の始まりである。この時のアメリカは本当に大変だったみたいね。ずいぶん前になるけど、《シービスケット》という競馬の映画を見た。たしか、熊谷の映画館で娘と一緒に見たんだ。懐かしいな。

映画の中でも30年代のアメリカのたいへんな様子が描かれていた。その時の大統領がハーバート・フーバーということだ。

ちょっと、世界史の教科書から、フーバー大統領とF・D・ルーズベルトの書かれ方を並べてみるね。左がフーバーで、右がルーズベルトね。
1929年10月、ニューヨーク株式取引所で株価が大暴落して、大恐慌が始まった。物が売れなくなり、企業が倒産し、失業者が街にあふれた。合衆国は海外に投資していた資本を引き上げ、輸入を縮小したので、その影響はたちまち各国に波及して、世界恐慌となった。合衆国大統領フーヴァーは賠償と対米戦債の支払いの1年間停止(フーヴァー・モラトリアム)を実施したが、状況は好転しなかった。

恐慌は、折からの農業不況と重なり、各国に重大な影響をもたらした。失業者の数は、世界全体で3500~5000万人に上り、空前の大量失業時代となった。各国は輸出を奨励し、また勢力下にある諸国を経済ブロックに囲い込み、その域外からの輸入に高関税をかけて、この危機を打開しようとした。しかし、経済基盤が弱いドイツやイタリア、日本などでは、危機は一層深刻なものとなった。これらの諸国は、この危機を軍需産業の振興や対外侵略、国内統制の強化などによって切り抜けようとした。

こうして各国で経済ナショナリズムが強まり、大戦後の国際協調の機運は消え去った。自国の利害のためには他国を顧みない自国中心主義の風潮の中で、国際対立は激化して、世界は再び世界戦争に突入することになる。
アメリカ合衆国では、民主党のフランクリン・ローズベルトが1933年に大統領に就任し、ニューディールと呼ばれる大規模な対策を推進した。

彼は農業調整法(AAA)によって農産物の生産調整と価格の安定を図り、全国産業復興法(NIRA)により企業間の競争の制限などを認めた。また、テネシー川流域開発公社など大公共事業をおこして雇用の拡大を図った。こうした産業の統制は独占資本の強化をもたらし、これに対する労働者の不満が高まると、ローズベルトは1935年に労働者の団結権と団体交渉権を保障したワグナー法と、社会保障制度を制定した。このため労働運動も発展し、1928年には産業別組織会議が誕生した。

ローズベルトは対外面では、長い間承認を拒んできたソ連を1933年に承認した。ラテンアメリカ諸国に対しても、従来の高圧的なカリブ海政策を改めて、善隣外交を展開し通商の拡大に努め、1934年にはキューバの独立を承認した。こうした政策の結果、景気が回復したが、1937年に再び恐慌に見舞われると、彼は財政支出による有効需要拡大策をとり、軍需産業の拡大にも乗り出した。国家が積極的に経済に介入して景気回復を図る動きは、今日に至る修正資本主義政策の端緒となった。自由放任の経済に変わるこのような動きは、イギリスの経済学者ケインズによって理論化された。

なんか、対照的だね。フーバー暗いね。その暗さに、日本も加担させられてるのが嫌だな。それに比べてルーズベルトは明るいよね。なんか素晴らしいことばっかりしてるみたいな書かれ方。労働運動も促進するし、ソ連やキューバを承認するしね。・・・素晴らしい。

え~。なんかおかしい。いったんは経済まで回復したことになってる。たしかあの時、年金支給かなんかがあって、一時的に購買力が向上しただけじゃなかったっけ。本当のアメリカの景気回復は、日本との戦争が始まってからだよね。だから、ニューディール程度の中途半端な財政出動じゃどうにもならなかったわけでしょ。

どうしてフーバーとルーズベルトの書かれ方に、こんなイメージの開きが生まれるか。この本を読んでよ~くわかった。


草思社  ¥ 1,836

ヒトラー、チャーチル、ルーズベルト… 悲劇の元凶はいったい誰だったのか?
第一章 ハーバート・フーバーの生い立ち
第二章 『裏切られた自由』を読み解くー共産主義の拡散とヨーロッパ大陸の情勢
第三章 『裏切られた自由』を読み解くーチェンバレンの「世紀の過ち」とルーズベルトの干渉
第四章 『裏切られた自由』を読み解くールーズベルトの戦争準備
第五章 連合国首脳はなにを協議したのか


ルーズベルトには、戦争が必要だった。だから日本に手を出させるように追い詰めた。日本はルーズベルトの思惑通り、先に手を出した。そしてアメリカは“やむを得ない”ふりをして、戦争を始めた。

アメリカの太平洋方面の戦いで命を落とした若者は、中国国民党を救うために死んだはずだった。しかし、日本の降伏からわずか四年で中国共産党が国民党を追い出した。アメリカの若者は中国共産党のために死んだのだった。

著者がそういってるんだけど、その通りだよね。しかも、東と西からソ連の力をおさえてた日本とドイツをやっつけちゃってさ。東ヨーロッパは軒並み共産化。シナも共産化。朝鮮戦争なんて、本当は起こるはずもなかった戦争で大きな被害を出してさ。今、北朝鮮が騒いでるけど、そんなことあり得るはずもなかった。

著者はすごいことを言っている。 《第二次世界大戦の若者の犠牲は“犬死”だった》

そのすべての火元がアメリカだったとは、「どうしても言えまっせん」ということのようだ。そこで、すべての責任を日本とドイツにひっかぶせて、世界制覇をもくろむ危険な国に仕立て上げ、アメリカが叩き潰さなかったら世界はとんでもないことになっていたと思い込ませる工作が必要だった。

それでも、真実に気づいて異議を唱えようとするものが出てくれば、「歴史修正主義者」というレッテルを張って、その評判を貶める。

めちゃくちゃだった過去を日本のせいにして歴史の体裁を整えたシナや韓国が、「歴史修正主義者が過去の歴史を捻じ曲げようとしているぞ」と騒ぐのも、実は捏造にはアメリカがいてくれるから。

だけど、「修正主義」こそが本来の姿。真実を追い求める姿勢は「修正主義」にこそある。その時、参考にすべきは、フーバーの残した記録。・・・ということかな。





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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本


















































































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