めんどくせぇことばかり 『この野菜にこの料理』 有元葉子
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『この野菜にこの料理』 有元葉子

娘の婿が野菜嫌いな男らしい。そう聞いていたんだけど、違った。野菜が“大嫌い”な男だった。食育中の子どもを抱える娘も苦労しているらしい。なんだったら家に一ヶ月ほど泊まっていけばいい。野菜以外に食いもんがなければ、嫌いでも食べるだろう。

どんな野菜料理を出すかは、まったく苦労しない。なんといってもこの本がある。まるごと一冊野菜料理だけ。そのレシピの数は100に近い。1日3食野菜ばかり食わせて1ヶ月、1度も同じ料理なしで通せる。

秀でているのは数だけじゃない。うまそうだ。1日3食野菜ばかり食わせて1ヶ月で、案外、野菜大嫌いが治るかもよ。

2014年の本。有元葉子さんの本は大体持ってるつもりでいたんだけど、この本は他の料理の本とは違う棚においてあって気が付かなかった。3年も気が付かなかったこの本が、けっこうすごい本。3年前に気がついていれば、私は違う“毎日野菜生活”をおくることができたかもしれない。



筑摩書房  ¥ 1,836

春先の淡い緑色のキャベツ、夏のトマトの味わい、ごぼうの食感と土の香り
a 一年中身近にあるおなじみの野菜 新物はその時期ならではの食べ方で
b まるごと一つを使い切りたい野菜
c 春先から初夏にかけての香りや季節感を楽しむ野菜
d 勢いをまるごといただく夏野菜
e 思いがけない食べ方が意外においしい野菜
f 安価であると同時に使いやすい野菜
g ほっくり感がやめられない芋類
h たっぷり食べたいグリーン野菜
i  滋味深い味わいでお腹の調子も良くなる根菜

この本に感心を持つのは連れ合いも同じ。というか、連れ合いの方が強い関心を示している。連れ合いの実験台は、もちろんいつも私。一月ほど前、この本を買ってすぐ、連れ合いはある実験を行い、そこ結果に興奮した。

どのような実験だったかっていうと、かぼちゃやさつまいもといった甘い野菜を食べない私が、この本にあるカボチャ料理を食べるかどうかというもの。結果から言うと、食ったわけだ。食った。しかも、うまかった。また作って欲しいと伝えた。

どんなカボチャ料理かというと、それが揚げたカボチャなのだ。揚げカボチャに塩コショウ、みじん切りにしたにんにくをまぶしたもの。うまかった。揚げカボチャを甘辛く煮付けても、私にも美味しく食べられた。

この本の特徴の一つに、料理のシンプルさをあげていいと思う。「さやいんげんのオリーブオイルかけ」なんて、感動ものだ。もともとさやいんげんは好き。茹でてマヨネーズかけて食べるのもいい。たまごと炒めるのも好き。それ以上にさやいんげんを楽しめそう。来年、出始めに食べよう。

シンプルであると同時に、揚げカボチャ同様、ちょっと目先を変えることで、野菜の違う面引き出しているんだよね。「大根とひき肉の炒め煮」では、大根を先にひき肉と炒めることで火が通りやすくなるし、味も入りやすくなる。これはすでにやった。もちろんうまかった。

ひと月前に手に入れたと言っても、私は1日3食野菜ばかり食べているわけではないので、まだまだ未知の料理が多い。それにこの本は、「身近の料理も新物が出る時期にはその風味や旨さを活かせる料理で」ってのも売りの一つ。ずっと楽しめそう。

それはそうと、私の実験台、早く泊まりに来ないかな。




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テーマ : 料理の本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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