めんどくせぇことばかり 一神教『世界の裏側がわかる宗教集中講座』 井沢元彦
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一神教『世界の裏側がわかる宗教集中講座』 井沢元彦

まずは、ユダヤ・キリスト・イスラムの一神教三兄弟。だんご、だんご、だんご、だんご、だんご3兄弟、だんご❢

人の言動の背景には宗教がある。それが井沢さんの心情で、宗教を理解することなく歴史を理解することはできないという姿勢には確固たるものがある。いろいろな機会に、いろいろな本の中でその姿勢が貫かれるが、その度その度、角度を変え、材料をいろいろに工夫して話を展開していく。だから内容が重なっても面白く読めますね。

ただし、この間書いたけど、この本は前に一度読んだ本だったんでね。ハハハ。

それでも、「前に読んだときに、書いてあったっけかな」って、書いてあったに決まってるんだけどね。そんなことも少なくなかった。

一神教の神は、英語で《The Creater》って表すんだってね。造物主。すべてを造った神様ってことだけど、そうなると、人間もただの《作品》に過ぎない。だから、作品をどうしようが《The Creater》の勝手。・・・だから、ヨブ記みたいな話が生まれるのか。

ユダヤ人を表すのにいくつかの他の言葉があるよね。例えばイスラエル。これはアブラハムの孫のヤコブの別名だよね。神とプロレスかなんかやって強かったんで、神から与えられた名前。「神に勝つ者」の意。

それから、ヘブライ。問題はこっち。この本に載ってたんだけど、《向こう岸の人々》って言う意味なんだって。偶像崇拝の多神教徒の中にあって、唯一、偶像崇拝を戒める一神教とのユダヤ人。つまり、多神教徒にしてみれば、みんなが太陽だの、月だの、雲だの、風だのといった豊かな自然に恵まれたさまざまな神々をいただく世界に住んでいるのに、ただユダヤ人だけが彼らを戒めるばかりの面白みのない唯一の神とやらを信仰している。

「自分たちとは違う世界に住んでいる」という意味で《向こう岸の人々》、つまりヘブライ人と呼ばれたんだ。

それから、マリアという名前。これはキリスト教圏だけでなく、イスラム教圏でも人気があるんだって。まあ、イスラム教では、キリスト教みたいに、マリアまで神格化して信仰の対象にしたりしていないと言うだけで、人気はあるみたいね。背景には、古代の大地母神信仰みたいなものをもとにした女神崇拝みたいなものがあるんだと思うんだけどな。

ちなみにマリアは、ヨーロッパ語圏だけでもマーリア、マリーア、マリー、メアリー、モイラ、マライヤ、マリカと変化する。アラビア語ではマリアン、バトゥール、アズラも、元を正せばマリアのことだって。

そう言えば、真理亜ちゃんみたいに、日本でも最近、キリスト教徒がどんどん増えているみたいだ。



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世界の人間は宗教で動いている 宗教を知らずしては、国際親善も相互理解もあり得ない
第1章 ユダヤ・キリスト・イスラム 一神教の世界はこうなっている
第2章 ユダヤ・キリスト・イスラム 一神教それぞれの言い分
第3章 仏教集中講座 日本における仏教の変容
第4章 神道集中講座 「和」と「穢れ」と「言霊」と―神道の無自覚な信徒たる日本人
第5章 儒教集中講座 「儒教の毒」と儒教の国「中国・韓国・北朝鮮」

第一部の一神教三兄弟の後半に、《それぞれの言い分》として、井沢さんと各宗教の代弁者との対談が掲載されている。・・・前に読んだ時、これあったかな~?

ちょっと、興味深く感じられた部分がある。とりあえず、キリスト教の言い分は、相変わらず押し付けがましい。

宗教という物自体、特に一神教は本質的に、一番基本的なところに大きな嘘を抱えているから、そこに触れようとすれば、結局理解不能に落ち入る。ユダヤ教の言い分も、イスラム教の言い分も、???ってところがある。だけど、その“言い分”にとても興味深いことがあった。

ユダヤ教の代弁者の発言に以下のようなものがある。
神道は日本の伝統です。それはあなた方の話し方、行動の仕方、どういう服を着るか、なにをどう食べるかなど、生き方、行動、思考、生活すべての根底を流れているものです。この事自体、非常にユダヤ的です。ユダヤ的な伝統と言ってもいい。

キリスト教は宗教です。しかしユダヤ教は、ユダヤ教というよりは、むしろユダヤ道なのです。(中略)神道とユダヤ道は非常によく似ている。

ユダヤ教は、苦難の歴史の中で、独特の民族思想をまとっていくことになるが、宗教としての根源的な部分で、神道となりたちを同じくする部分があるのかもしれない。

イスラム教の代弁者の発言にも、とても興味深いものがあった。
もし神が、すべてイスラム教になるべきだと考えているならば、そうなっているはずで、そうなっていないということは、それが神様の思し召しである。

宗教はもとは一つで、人は生まれつき信仰を持っている。いずれはそれを自分で見つけ出すから、信仰を強制してはいけない。その人が自分の宗教を実行できる環境を整え、命、財産、教育、節操、貞節、モラルがきちんとしている。それこそがイスラム国家なのです。

このイスラムの代弁者の言っているところは、日本を指しているように思えるんだけどな。



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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