めんどくせぇことばかり 『西郷隆盛』 宮崎正弘
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『西郷隆盛』 宮崎正弘

まったく間抜けな話だけど、最近なんだか、やたらに西郷隆盛の本が出てるし、まだまだこれからも出てくる。「おかしいな~。何のブームなのかな~」なんてまぬけなことを考えていたら、この本の帯で気がついた。来年の大河ドラマは西郷隆盛なのか。私が一月半ほど前にこの本を買ったときは、ちっとも気がつかなかった。そうか。西郷隆盛なのか。よかった、よかった。何の資料もない、とは言わないものの、資料の乏しい人物では、十中九.七くらいまで創作になっちゃうからね

なんだ、そうか~。大河ドラマであるから、こんなに西郷隆盛があふれ出したのか。

それらの中で、私が一冊選んだのがこの本、・・・そういうわけじゃあないんだ。私がこの本を買った一月半ほど前の段階では、まだまだ、今のように洪水状態にはなってなかった。ただ、西郷隆盛には清濁織り交ぜて、いろいろな意味で関心があったし、なにより書いているのが宮崎正弘さんってところに惹きつけられた。

だって宮崎さんっていえば、あれでしょ、ほら。チャイナとか、韓国の本当のことを、ごく当たり前のように言っちゃう人。寅さんがチャイナや韓国だったら、「言いやがったなこのやろう。それを言っちゃあお終いだよ」っていい出しそうな。そうそう、国際情勢の専門家・・・、でいいのかな。

今までに何冊か読んでる。高山正之さんとの対談を読んだのも、ついこの間のことのような気がする。その宮崎さんが“西郷隆盛”か~。そう言えば、三島由紀夫に傾倒していらっしゃるんだよね。一途さという点で、共通するところがあるんだろうか。


『西郷隆盛』    宮崎正弘

海流社  ¥ 1,620

明治維新を成し遂げた英雄が、なぜ切腹して果てねばならなかったのか
プロローグ 夜明け前の美しさ
第一章 「敬天愛人」の震源地
第二章 明治維新のダイナミズム
第三章 廃藩置県・地租改正・征韓論
第四章 西南戦争
第五章 西郷伝説、その神話
第六章 日本に蘇る「正気」
エピローグ 西郷隆盛の湯

どうして宮崎さんが“西郷隆盛”なのか。

そのへんは《第六章 日本に蘇る「正気」》を読むと見えてくる。もちろん、ネタをばらしちゃうつもりはサラサラないんだけど、いくつか象徴的な言葉が出てきてるので、それだけ紹介する。

《歴史上の人物を動かすのはロゴス(論理)ではなくパトス(情念)である》

《歴史には、合理的解釈や経済効率、作戦面における戦術の優劣、行動や展開の拙速などから論じるだけでは説明できない計り知れない形而上学的な何かがある》

おそらく宮崎さんは、歴史を動かす“情念”や、“計り知れない形而上学的な何か”を、その大きな体に濃密に蓄えている西郷隆盛に強い関心を持っているということなんだろう。

それにしても変な本で、このブログの記事は“本 日本史”に分類したが、どうも歴史のホントは言い難い。やはりこの本は、宮崎産の専門である国際情勢の本のようだ。国際情勢の中で日本はどうあるべきか。西郷という鏡に移して日本を見ることによって、おそらく宮崎さんが出した結論は、・・・希望か、あるいは絶望か。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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