めんどくせぇことばかり 『秩父の低山』 守屋龍男
FC2ブログ

『秩父の低山』 守屋龍男

この本は、足が悪くなって山をやめる前に買った本。捨ててなかったんだな。押し入れの、ずいぶん奥の方から出てきた。いえね。年末でしょ。押し入れの片づけを命じられたわけですよ。

「何とかしてよね」・・・文字にすると、連れ合いの発した気迫が伝わらないな。

それで、何とかしている途中に、懐かしい本に遭遇したわけだ。
1990年の本。30歳だな。まだ、息子が生まれる前だな。10代後半くらいの頃からときどき股関節が痛くなることがあったんだけど、あれー!なんて思ってたんだけど、その頃の痛みは序の口だった。30歳の頃はかなり深刻になってたんだな。おそらくこの本を買ったのは、そのことと関係している。

奥武蔵の山々を、それ以前は登ろうとしてなかった。視野にも入ってなかった。でも、穂高とか登ってて、けっこう緊張する場面で足が痛くなったりして、いろいろ考え始めたころだった気がする。

ほんの2、3回なんだけど、大バテしたことがあって、今から考えれば原因は股関節なんだけど、最初の時なんか、股関節なんてちっとも意識してないから、なんで自分が動けないんだか全然わからなかった。そのうち、股関節を意識するようになって、だんだん痛くなってね。重い荷物と長時間の行動が足に響くのは確かにそうなんだけど、荷物が重くっても、長い時間歩いても、痛くならないことの方が、20代後半までは当たり前だったんだけどね。だんだん、痛いことが多くなって、どうしたって考えざるを得なくなった。

この本は、なんかあっても、『秩父の低山』なら、自力で降りてこられると思って買ったんだな。結局、買ってからも、行くのは高いところばかりで、この本はあまり使わなかった。買ってから3年か4年くらいで山に行かなくなるんだけど、その頃は『秩父の低山』にすら登れなくなってたからな。あんまり使わなかった。・・・てっきり、この本、捨てたかと思ってた。



けやき出版  ¥ 時価

“春夏秋冬を通じ霞に雨に月に風に霧に時雨に雪に、緑陰に紅葉に”
変わりつつある武蔵野の自然 でも、山を歩くと、まだまだその豊かさに驚かされる
奥武蔵方面
越生、比企、長瀞方面
 低山歩きの心得(Ⅰ) 山歩きと装備
秩父方面
 低山歩きの心得(2) 歩き方のコツ 
 低山歩きの心得(3) 地図と磁石


今読むと、かなり面白い。一年前に手術して、近いところから歩き始めて、『秩父の低山』はかなり歩いた。“かなり歩いた”つもりだったけど、この本と比べてみるとまだまだ甘かったな。

孫が遊びに来ない週末が近づくたびに、“山と高原地図”、“2万5000図”、“登山詳細地図”とにらめっこしてコースを検討するんだけど、まだまだ歩いていない道がいくらでもあった。とりあえず、全部歩いてみよう。

高い山にも上りたいと思うよ。テレビで《日本百名山》なんか見てさ。「ああ、この道歩いた」なんて思うと、胸がキュっとなってね。切ない思いをする。手術するまでは、「二度と行けない」って思ってたからね。でも、いまなら行けるからね。「ああ、行けるんだなぁ」って思うと、また胸がキュっとなるんだ。恥ずかしいな。

でも、今度は前みたいに高い山だけをめざすようなことはしないで、『秩父の名山』をホームグラウンドにするんだ。新品同然の30年近く前のこの本があるからね。

この一年、あちこち歩いて、いろいろなことが分かってきた。体力はがた落ちしていたし、身体が傾いていて、バランスも悪い。ただ平地を歩いているだけで、横転するような、とんでもない転び方をしたことが何度もあった。左足が内側に入ってたんだと思うんだけど、それもここのところなくなった。肺が弱くなってる。肺気腫だろうな。タバコはやめたけど、子どもの頃、石綿を作ってる父の会社の工場で遊んでたからな。

いろいろあるけど、山登れるって、すごいよ。




にほんブログ村 政治ブログへ 一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
関連記事

テーマ : 本の紹介
ジャンル : 本・雑誌

コメントの投稿

非公開コメント

ありがとうございました



「《めんどくせぇことばかり》は、Amazon.co.jpを宣伝しリンクすることによってサイトが紹介料を獲得できる手段を提供することを目的に設定されたアフィリエイト宣伝プログラムである、Amazonアソシエイト・プログラムの参加者です。」
よくお越し下さいました

イーグルス16

Author:イーグルス16

息も絶え絶えです、ぜひ応援してください


現代とはなぜこんなにも棲みにくいのか。
前近代から近現代へと変貌し続ける世相の本質をつかみ生き方の支柱を示す。
カウンター
カテゴリ
こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
最新記事