『日本の地形がおもしろくなる本』 ワールド・ジオグラフィック・リサーチ
高校の選択科目の中でも、地学を置いている学校がどれだけあるでしょう。まあ、必修でおいているところは、もうないんじゃないでしょうか。おもしろかったなあ、高校の時の地学の授業。プレパラートに石を張り付けて砥石みたいのでけずってね。顕微鏡で見て、他の生徒が作ったのと比較するの。それに校外授業で荒川の断層に行ったりしてね。
試験前になると、まとめて教室の授業になって、生徒が寝ると先生が言うんですよね。「君たちねえ、そうやって油断をしていると、私は次の時間に嘘を教えるからね」って。で、次の時間に本当に嘘を教えて、その部分が本当に試験に出て、嘘と知らない連中はそれを答えるんだ。私は油断してなかったんですね。起きてましたからね。
地学ブームですね。ひとえに、NHKの《ブラタモリ》のおかげでしょう。面白いですもんね。私もいつも見てます。タモリが《笑っていいとも》やってるときは、せいぜい都内、それも23区内をブラブラしていただけでしたが、《笑っていいとも》をやめたら、一気に全国を駆け巡る番組に変貌しましたね。23区内限定時代からすでにその無類の地形好きが評判でしたが、全国を駆け巡るようになると、もはや地学博士と呼びたくなるような博識。柱状節理にを見たときの頬の輝き。
そうそう、地学好きの人ってそうなんですよね。以前、職場の旅行で関越高速を走っていて、車が沼田のあたりに差し掛かった時、「おお、河岸段丘」とか、「あんなにも遷急点が・・・」とか叫んでる友人がいて、やはり地形オタクでしたね。やはり同じように頬を輝かせていました。
それはともかく、《ブラタモリ》は、もう完全にNHKの看板番組の一つになりましたね。
《ブラタモリ》は、私の生まれた秩父にも行ってくれました。34か所の札所も、地質的特徴が地表に現れた場所に作られていたってことも、はじめて教えられました。・・・ということは、高校の時の地学の先生も、そのことはご存じなかったってことですね。


タモリがよく言ってますね。「《キワ》が面白い」って。そういえば最近、近くの山を歩いてて良く思うんです。うちのある辺りって、本当に関東平野の《キワ》なんです。越生町に高取山ってのがあって、300mそこらの低い山なんだけど、東の展望の効くところに行くと、自分の足元から関東平野が広がるわけです。
東には筑波山双耳峰が見えて、南西にはスカイツリー。それを挟むように埼玉副都心や都心のビル群が見える。そこまで何ら遮るものがないんですね。まるで、自分が地図の中にいるような感覚さえ抱いてしまいます。
それにしてもこの本、とてつもないですよ。上に記しましたが、《315の雑学》は、扱いようによっては、それで一つの本になる。プレート理論。中央構造線。糸魚川・静岡構造線。フォッサマグナ。・・・。
そう言った地形的特性を踏まえて、ご先祖様たちは歴史を紡いできたわけですね。現代の科学で理論的に解明されて、私たちはこの日本列島を理解しようとしているわけですが、ご先祖様たちは、自分や先人たちの経験から、ほとんどの場合は、なんどもなんども痛い目に合うことによって、そこに合う生き方、手の加え方を学んできたわけですよね。
その上で、まだまだ隠された歴史があったりして・・・。日本列島は本当に面白い。
すでに、《ブラタモリ》で回った場所もいくつか含まれてましたね。それらも315の雑学の一つとしてね。だから、少なくとも、《ブラタモリ》がネタに困るようなことは、当分の間起こらないということですね。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
試験前になると、まとめて教室の授業になって、生徒が寝ると先生が言うんですよね。「君たちねえ、そうやって油断をしていると、私は次の時間に嘘を教えるからね」って。で、次の時間に本当に嘘を教えて、その部分が本当に試験に出て、嘘と知らない連中はそれを答えるんだ。私は油断してなかったんですね。起きてましたからね。
地学ブームですね。ひとえに、NHKの《ブラタモリ》のおかげでしょう。面白いですもんね。私もいつも見てます。タモリが《笑っていいとも》やってるときは、せいぜい都内、それも23区内をブラブラしていただけでしたが、《笑っていいとも》をやめたら、一気に全国を駆け巡る番組に変貌しましたね。23区内限定時代からすでにその無類の地形好きが評判でしたが、全国を駆け巡るようになると、もはや地学博士と呼びたくなるような博識。柱状節理にを見たときの頬の輝き。
そうそう、地学好きの人ってそうなんですよね。以前、職場の旅行で関越高速を走っていて、車が沼田のあたりに差し掛かった時、「おお、河岸段丘」とか、「あんなにも遷急点が・・・」とか叫んでる友人がいて、やはり地形オタクでしたね。やはり同じように頬を輝かせていました。
それはともかく、《ブラタモリ》は、もう完全にNHKの看板番組の一つになりましたね。
《ブラタモリ》は、私の生まれた秩父にも行ってくれました。34か所の札所も、地質的特徴が地表に現れた場所に作られていたってことも、はじめて教えられました。・・・ということは、高校の時の地学の先生も、そのことはご存じなかったってことですね。
『日本の地形がおもしろくなる本』 ワールド・ジオグラフィック・リサーチ 宝島社 ¥ 1,026 地形が動かした日本の歴史 歴史とチリの味方が180度変わる315の雑学 |
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タモリがよく言ってますね。「《キワ》が面白い」って。そういえば最近、近くの山を歩いてて良く思うんです。うちのある辺りって、本当に関東平野の《キワ》なんです。越生町に高取山ってのがあって、300mそこらの低い山なんだけど、東の展望の効くところに行くと、自分の足元から関東平野が広がるわけです。
東には筑波山双耳峰が見えて、南西にはスカイツリー。それを挟むように埼玉副都心や都心のビル群が見える。そこまで何ら遮るものがないんですね。まるで、自分が地図の中にいるような感覚さえ抱いてしまいます。
それにしてもこの本、とてつもないですよ。上に記しましたが、《315の雑学》は、扱いようによっては、それで一つの本になる。プレート理論。中央構造線。糸魚川・静岡構造線。フォッサマグナ。・・・。
そう言った地形的特性を踏まえて、ご先祖様たちは歴史を紡いできたわけですね。現代の科学で理論的に解明されて、私たちはこの日本列島を理解しようとしているわけですが、ご先祖様たちは、自分や先人たちの経験から、ほとんどの場合は、なんどもなんども痛い目に合うことによって、そこに合う生き方、手の加え方を学んできたわけですよね。
その上で、まだまだ隠された歴史があったりして・・・。日本列島は本当に面白い。
すでに、《ブラタモリ》で回った場所もいくつか含まれてましたね。それらも315の雑学の一つとしてね。だから、少なくとも、《ブラタモリ》がネタに困るようなことは、当分の間起こらないということですね。


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