めんどくせぇことばかり 暗闘『日本は誰と戦ったのか』 江崎道朗

暗闘『日本は誰と戦ったのか』 江崎道朗

アメリカは、すでに戦争中からフランクリン・D・ルーズベルトの戦争政策に疑問を持っていたんですね。戦争が終わる前にルーズベルトが死んで、戦争が終わってからは、さっそくそれを検証する立場からの本も出ていました。

チャールズ・ビーアドの『ルーズベルトの責任』は1948年に出た本。日本版は2011年。読ませてもらって、強い衝撃を受けました。ハミルトン・フィッシュの『ルーズベルトの開戦責任』は1976年。日本版は2014年。フーヴァー大統領の『裏切られた自由』は2011年。日本版は2017年。


あまりにも単純すぎる話だけど、喧嘩ってのは、一人じゃできないんですよね。《喧嘩両成敗》って言葉があるように、どっちかに全責任があるなんて、そんな喧嘩はあり得ないわけです。分かり切ったことです。

でも、戦後のGHQによる支配でWar Guilt Information Program(WGIP)を徹底され、加えて公職追放で戦後日本の教育、言論の世界で重きをなした利得者たちは、自らにその地位を与えた思想を・・・WGIPで日本人が植え付けられた思想を、再生産していたわけですね。
《戦犯裁判の実施と免責》
戦後、連合国はドイツと日本に対する軍事裁判を実施し、「平和に対する罪(A級)」「通例の戦争犯罪(B級)」「人道に対する罪(C級)」を裁いた。日本のA級戦犯を裁く極東国際軍事裁判は48年に判決を下し、A級戦犯25人全員を有罪とした(うち東条英機など7名が死刑)。また日本軍が侵攻した現地の人々や捕虜に対する虐待などを裁くBC級戦犯裁判は、横浜やアジア・太平洋諸地域でひらかれ、約1000人が死刑となった。日本人だけでなく、日本の軍人・軍属として動員された朝鮮人・台湾人が裁かれ、死刑となるケースもあった。

東京裁判では、天皇は不起訴とされ、日本軍による毒ガス船や731部隊などによる人体実験・細菌戦・植民地支配も裁かれなかった。

また、中華人民共和国成立後に中国で実施された戦犯裁判で寛大な判決を受けた戦犯たちは、帰国後に平和運動を展開するようになった。

これ、なんだと思います。・・・高校生が勉強する日本史の教科書の記述ですよ。学校の先生ってのは、基本的にまじめですからね。こういうので勉強して、大学で戦後の歴史学を受け継ぐ人たちの薫陶を受けて、歴史の先生になって、こういう教科書を使って高校生に歴史を教えるわけですね。

上記のような本は、読まないんじゃないんでしょうか。だって、本当のことを知ってると、教科書通り教えられなくなりますよね。・・・どうするんでしょうね。



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戦後の常識が全てひっくりかえる 衝撃!米保守派の最新歴史研究…日本は?
序 章  日米開戦はスターリンの工作だった
第一章  日米を開戦に追い込んだゾルゲ
第二章  「雪」作戦発動
第三章  オーウェン・ラティモアの暗躍
第四章  乗っ取られたホワイトハウス
第五章  ヤルタ会議を仕切ったアルジャー・ヒス
第六章  握り潰された「反ソ」報告書
第七章  ソ連の対日参戦まで日本を降伏させるな
第八章  ソ連の対米秘密工作は隠蔽されてきた

そんなことを言ってる私も、この本で紹介されている『暗闘 スターリン、トルーマンと日本降伏』という本は読んでいませんでした。アメリカのカリフォルニア大学の長谷川毅教授が書いた本だそうです。“中央公論新社、2006年”ってことですからずいぶん前ですよね。

その本にこうあるんだそうです。
スターリンはさらに、日本がソ連参戦の前に降伏してしまうかもしれないことを危惧した。だからこそ、ソ連が対日戦争の準備をするまで日本が戦争を続けるように、アメリカが無条件降伏の要求をつらぬくことを奨励した。同時に、日本がソ連参戦を防止することができると信じるよう日本を欺こうとした。

“無条件降伏”って点は、注目に値しますよね。それは、相手を滅ぼすまでやるという宣言。それをアメリカが言えば、思い起こさせるのはインディアンを根絶やしにしてきたアメリカのことです。実際、第一次世界大戦あたりまでは、インディアンに対して根絶やし作戦を実行しているアメリカですからね。それを連想するのは当たり前です。男は殺されるか、奴隷にされ、女は慰み者にされるわけです。アメリカ人はほんの少し前までそうしていたわけです。

だから、徹底して戦わざるを得ないと考えるのが当たり前です。1943年1月のカサブランカ怪談で、ルーズベルトは無条件降伏まで戦うと宣言し、1943年11月のカイロ会談では米英中の間で確認されているわけです。

でも、世界に戦争を振りまいたルーズベルトが死んで、トルーマンになったわけです。その本の中に、トルーマンの二つのジレンマというのが紹介されています。
《ソ連参戦は、日本を降伏させるには必要だが、できれば阻止したい》
《日本には無条件降伏を押し付けたいが、終戦を早めるためには天皇制を存続させる必要がある》


しかし、ポツダム会談を前にして、《ソ連の参戦なしに日本を降伏させられる》、《天皇制存続には国務省・米軍幹部も同意している》と、トルーマンのジレンマは解消されていたのだそうです。ところが、大統領の“側近たち”に阻まれて、その重要情報がトルーマン大統領には伝わらなかったというのです。
“側近たち”こそが、ソ連の対日参戦をまねき、アメリカによる原爆投下を誘発した張本人たちということですね。この本にも、その名前が書かれていました。

そんな本があったことすら知らなかった。

・・・ったく、教科書書いている人、罪、重いよ!



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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