めんどくせぇことばかり 習近平『2018年長谷川慶太郎の大局を読む』

習近平『2018年長谷川慶太郎の大局を読む』

“毛沢東思想”が党規約に明記されたのは1945年の第7回大会の時で、これによって毛沢東は政治面だけでなく思想面でも最高指導者となり、1949年には国民党との内戦に勝利して中華人民共和国を建国した。このあと毛沢東が1976年に死ぬまで、“毛沢東思想”は共産党と全国民を支配するイデオロギーとして機能したんだそうです。

党規約には、過去の主要な最高指導者の名前のついた思想が明記されていて、“毛沢東思想”、“鄧小平理論”、“「三つの代表」の重要思想(江沢民)”、“科学的発展観(胡錦濤)”とあるんだそうです。見た通り、思想に指導者の名前のついたものは“毛沢東思想”と“鄧小平理論”で、“理論”よりも“思想”の方が格上の概念なんだそうです。

だから、“習近平思想”が党規約に明記されれば、中国共産党にとって習近平は毛沢東と肩を並べる存在になるということらしい。

・・・習近平って、なにをやったんでしたっけ。なにもやってないんですよね。毛沢東がやったこと、鄧小平が成し遂げたこと、これはいずれも大きなことです。周辺にはとてつもなく迷惑なことではありますが、きわめて大きなことを成し遂げたことは事実です。それに匹敵することなく格付けだけ毛沢東並みにしてみたところで、その地盤はグズグスのままってことですよね。じゃあ、習近平はなにを成し遂げるんでしょう。

今習近平がやっているのは、《①東シナ海での軍事的拡大と支配、②一帯一致路貿易圏の構築、③AIIBによる対外進出》ですね。・・・どれも、難しそうですね。



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老いてますますその分析力に磨きがかかる著者が2018年の世界の動きを的確に予測
第一章  沈没寸前のトランプ丸の進路が見えた
第二章  安倍政権の命運を占う
第三章  拡大する「金融&分裂」危機の欧州
第四章  毛沢東になって習近平はなにをめざす


この本は10月31日第一刷の本だから、9月くらいまでに書き上げているんでしょう。今は1月の22日で、降りしきる雪を見ながらこれを書いているんだけど、第四章で「習近平思想」の話題が書かれていたんだけど、さっき、ネットのニュースで「習近平思想が憲法に明記される」ってことが流れてた。
 ロイター 2017/10/24 
「習近平氏思想」規約に明記、中国共産党大会閉幕
https://jp.reuters.com/article/china-congress-idJPKBN1CT0FC
(抜粋)
中国共産党大会は24日、党の最高規則に当たる党規約に、習近平総書記(国家主席)の名前を冠した政治思想「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を盛り込む改正案を承認し、閉幕した。

「毛沢東思想」や「鄧小平理論」として名前が盛り込まれている過去の指導者と並ぶ権威を、習氏が得たことが示された。
(続きを読む)に全文

ってことでね。党規約に明記されました。(続きを読む)の方には、長谷川さんがこの本で解説している、“その意味”がしっかり書かれていたんで、どうぞそちらもご覧ください。

今、1月22日の昼過ぎ、降りしきる雪を見ながらこれを書いているんだけど、さっきネットのニュースで、習近平思想を憲法にも明記することが確認されたというニュースを見た。
ロイター 2018/01/22
中国共産党の2中全会閉幕、「習近平思想」の憲法明記を確認
https://jp.reuters.com/article/china-politics-idJPKBN1FB02X
(全文)
中国共産党の第19期中央委員会第2回全体会議(2中全会)が19日、2日間の日程を終えて閉幕し、昨秋の党大会で党規約に盛り込まれた習近平総書記(国家主席)の政治思想「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を憲法に明記することを確認した。国営メディアが伝えた。
(続きを読む)に全文
ということで、長谷川慶太郎さんのおっしゃる通りことは進んでいます。

だけど今のチャイニーズは、世界のいろいろな国の人の中でも、アメリカと並んで飛び抜けて資本主義の恩恵を受け、そこから生まれる便利さ求めて先頭を走ろうとしている。毛沢東も鄧小平は、その時の時代の動きを的確に捉えた。それだからこそ、それなりの存在になり得た。習近平が彼らと同じような存在になろうとするなら、そういった時代の動きをこそつかむべきなのだ。

しかし、習近平のやろうとしていることは違う。国有企業に対する共産党の影響力を強めようとしており、その力を外国企業にまで及ぼそうとしている。

長谷川慶太郎さんは、まさに成し遂げられつつある習近平一強体制こそ“中国崩壊の一里塚”と言っているが、さて、どんなもんでしょうね。楽しみですね。



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 ロイター 2017/10/24 
「習近平氏思想」規約に明記、中国共産党大会閉幕
https://jp.reuters.com/article/china-congress-idJPKBN1CT0FC
(全文)
中国共産党大会は24日、党の最高規則に当たる党規約に、習近平総書記(国家主席)の名前を冠した政治思想「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を盛り込む改正案を承認し、閉幕した。

「毛沢東思想」や「トウ小平理論」として名前が盛り込まれている過去の指導者と並ぶ権威を、習氏が得たことが示された。

指導者として在任中に名前を冠した政治思想が党規約に盛り込まれるのは毛沢東氏以来。トウ小平氏は死後に名前が追記された。

最近では江沢民元総書記と胡錦濤前総書記も党規約を改正し、指導思想を盛り込んだが、名前は入らなかった。

規約にはこのほか、軍に対する党の「絶対的」指導、汚職撲滅の継続、習氏の巨大経済圏構想「一帯一路」の推進、供給面の改革、資源配分における市場原理の「決定的役割」も盛り込まれた。

共産党は声明で「党大会は、中国の特色と現体制の最大の強みと共に、中国共産党の指導が社会主義の最も根源的な特性であると考える」とし、「党が国のあらゆる部分ですべての分野にわたり総合的な指導を行う」と強調した。

一方、最高指導部である中央委員会の新たなメンバーに、反汚職運動を主導してきた王岐山氏が含まれないことも発表され、同氏の退任が決まった。ただ、今後に新たな職務に任命される可能性もある。

新たな最高指導部は25日正午(0400GMT=日本時間午後1時)ごろに選出される見通し。

また、中国人民銀行(中央銀行)次期総裁の2有力候補とされる中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の郭樹清主席と湖北省トップの蒋超良書記が中央委員会に入った。

ロイター 2018/01/22
中国共産党の2中全会閉幕、「習近平思想」の憲法明記を確認
https://jp.reuters.com/article/china-politics-idJPKBN1FB02X
(全文)
中国共産党の第19期中央委員会第2回全体会議(2中全会)が19日、2日間の日程を終えて閉幕し、昨秋の党大会で党規約に盛り込まれた習近平総書記(国家主席)の政治思想「習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想」を憲法に明記することを確認した。国営メディアが伝えた。

同思想が党規約の行動指針に続き憲法にも明記されることで習氏の権力基盤が一層強固になりそうだ。

2中全会のコミュニケは、習氏の思想が全国的な「ブーム」を巻き起こしており、党大会で決定した戦略方針を実行する上で「強力な精神的原動力」になっていると指摘した。

2中全会はまた、国家の官僚組織全体の腐敗撲滅に向け「集中的に統一された、権威ある高効率の」国家監察システムを構築すべきと強調。しかし、新華社は新設される「国家監察委員会」について、具体的にどのような憲法改正が実施されるのか伝えていない。

憲法改正は2004年以来となり、3月の全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で正式に決定する見通し。

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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