めんどくせぇことばかり 『新・世界の日本人ジョーク集』 早坂隆
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『新・世界の日本人ジョーク集』 早坂隆

日本人がジョークの世界でどのように取り扱われているかを知ることは、そのまま、世界の人々は日本人をどう見ているかをしること。『世界の日本人ジョーク集』刊行から10年後の今日、『新・世界の日本人ジョーク集』が刊行されるということは、この間の、世界の人々の日本人観の移り変わりを知るということ。

この10年間というのは、これまでの“10年間”と同じく、やはりいろいろなことがありましたよねぇ。世界も、そして日本もね。私も、40代後半でったものが、50代後半になりましたもんね。
このブログでもたびたび紹介しておりますが、世界の人々の日本人観を真っ向からあつかった本に、『逝きし日の面影』という渡辺京二さんの労作があります。

江戸後期から明治初期にかけて日本を訪れた外国人が、日本人をどう見たか、どう感じたかを丹念に調べ、一冊にまとめたものです。

日本を訪れた欧米の力は、圧倒的なものでした。その力を前に日本は開国し、欧米に習ってその道を歩むことを選択しました。

そのために、“日本人らしさ”を捨てたのです。それまでの自分たちを、無知で、野蛮で、下賤であると決めつけたのです。この本に集められたのは、そんな日本人の、無知で、野蛮で、下賤であると、捨て去られた部分なわけです。

・・・それでも、おそらく“自分らしさ”を捨てるというのは、そんなに簡単なことではないだろうと思います。日本人を日本人らしくしてしまった要因は、おそらくこの日本列島に色濃く残っているわけですから。



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AI・観光立国・安倍マリオ・・・、「不思議な個性派」日本人の魅力を再発見❢
第一章 政治&外交篇 国際社会での日本の存在感は?
第二章 技術&経済篇 メイド・イン・ジャパンは色あせたか?
第三章 観光&食文化篇 今や堂々の観光立国?
第四章 民族的性格篇 日本人は「不思議ちゃん」?
第五章 歴史&宗教篇 サムライ&カミカゼはどこへ?
第六章 ソフトコンテンツ&スポーツ篇 ジャパニーズクールとは?

10年以上のジョークが使いまわされている部分もあります。この使いまわしは許せませんので、ネタをばらしてしまいたいと思います。
神の決定
世界を創造している最中の神さまが天使に言った。
「日本という理想的な国を造ってみよう。自然豊かな国土に、美しい四季、水も豊富にあり、そこに住む人々は勤勉で穏やかな性格をしている」
それを聞いた天使が言った。
「しかし、それではあまりに不公平です。他の国の人たちから不満が出ませんか?」
それを聞いた神さまは、
「それもそうだ」
とつぶやき、こう言った。
「となりを韓国にしておこう」
たしかに、10年たっても、日本の隣は韓国だ。10年たっても、まだ笑える、それだけこのジョークが普遍性を持っているということでしょうね。

このジョークと同じように、10年の時を超えて取り上げられているが、少々、姿かたちを変えているものもあります。
プール
各国の首脳が会談を終え、リゾート地でともに休暇を取っていた。そこに妖精が現れて言った。
「皆さん、いつも世界の平和のためにお仕事をされていて大変でしょう。今日はそのお礼を差し上げます。あなたの好きなものを叫びながら、このプールに飛び込んでみてください。プールの水をその好きなものに変えてあげます」
すると、ロシアのプーチン大統領が、
「ウォッカ」
と叫びながらプールへと飛び込んだ。プールの水はウォッカに変わり、プーチンはその中を自在に泳いだ。
続いて、日本の安倍首相が、
「サケ」
と叫びながらプールへと飛び込んだ。プールの水はサケに変わり、安倍首相はその中を自在に泳いだ。
最後にアメリカのトランプ大統領が飛び込もうとした。しかし、彼は途中で石につまずいてしまった。彼は思わず、
「クソ!」
と叫びながらプールへと飛び込んでいった
これは、ジョーク自体は使いまわしだな。だけど、面白いからこそ使いまわされているわけで、おそらく今後も、何人もの人たちのあごを危機にさらすことになるのでしょう。

このジョーク、依然は民族性ジョークで、“馬鹿なベルギー人”をこき下ろした話として使われていたものですね。どうも、トランプ大統領という個人を標的にしたやり方には、あまり賛成できないですね。前の“馬鹿なベルギー人”ネタの方が質が高いと思います。

今回、私のあごを危機にさらしたのは、日本人ジョークと言うよりも、プーチンネタでした。ぜひ探してくださいね。・・・くれぐれも、あごに気を付けて。
日本人は、ネタになりやすい民族なんですね。まあ、いろいろなケースがあるわけですけど、そこにもやはり“日本人らしさ”が反映されていますよね。だけど最近私、日本人を日本人らしくしてしまった要因が、本当にこの日本列島からなくなっていくんじゃなかって、ちょっと心配してるんですけどね。






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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































































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