めんどくせぇことばかり ヤマト建国『大伴氏の正体』 関裕二
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ヤマト建国『大伴氏の正体』 関裕二

三輪山麓の扇状地にある纏向遺跡。こここそがヤマト建国の地。ヤマトは様々な場所から人々が集まってできたわけですね。様々な土器が発見されることでそれが分かったわけです。発見される土器の割合は、・・・。

《東海40%、山陰・北陸17%、河内10%、吉備7%、関東5%、近江5%、西部瀬戸内3%、播磨3%、紀伊1%》

しかし、日本書紀はそれをゆがめています。日本書紀は、「大和の王は南部九州からやってきた」としか言っていないですからね。“ゆがめている”のではなく、“無視している”と言った方が適切でしょうか。

纏向に持ち寄られたのは土器だけじゃありません。埋葬文化も各地から持ち寄られてます。いろいろな埋葬方法が寄せ集められて、前方後円墳が誕生するんですね。3世紀後半から4世紀にかけて前方後円墳は完成し、土器や埋葬方法を持ち寄った各地に伝播していき、埋葬文化を共有するゆるやかな連合体が生まれていきます。

ヤマト建国である。

『大伴氏の正体』    関裕二

河出書房新社  1,836

祭祀王の神武は祟る神の末裔であり、その鬼を支え続けた氏族こそ、大伴氏だった
第一章  誇り高き大伴氏
第二章  大伴氏と天皇家 強い絆の理由
第三章  大伴氏と雄略天皇
第四章  長屋王の変と大伴旅人
第五章  大伴家持と早良親王

かつて列島の人々は、海を渡り、朝鮮半島南部の鉄を求めていました。鉄は、農業生産力を飛躍的に向上させます。だから敵には回せません。朝鮮半島から入ってくる鉄は、北九州を潤します。奴国や、伊都国と言う名前が出てくるわけですね。北九州は東からの攻撃に弱い。だから出雲と組んで東への鉄の流通を制限するわけですね。

ところが、日本海側で出雲と対立した但馬と丹波が独自のルートで鉄を手に入れ、それを近江や東海に流し始めてしまいます。これらの地域は急激に成長し、交流が盛んになり、やがて天然の要害であるヤマトに人々が集まり、出雲から鉄の供給を受けていた吉備も出雲を見限ってヤマトに合流してしまいます。

さらにヤマトは、大分県日田市の環濠集落を構築しています。小迫辻原遺跡からは畿内と山陰の土器が発見されているそうです。日田は西からの攻撃に強く、そこから北九州沿岸地帯へは筑後川で一気に下れる場所にあるわけですね。

だから北九州は、日田をおさえられた時点でヤマトに降るしかなくなります。20140826180801278_20180222110900b17.png

△が高良山。◯が山門。

博多から壱岐、対馬、朝鮮と、一直線。繁栄する博多の背景に大宰府があって筑紫野の狭隘。しかし、地図だと一目瞭然ね。高良山を抑えられれば九州北部は手も足も出ないですね。

山門はヤマトと読む。ここを抑えれば北九州は手を出せないわけですね。さらに△の東を見てください。日田があります。ヤマト対ヤマト。ここに邪馬台国が絡んできますね。邪馬台国の卑弥呼は狗奴国との戦いで死んでますね。で、その後の混乱のあとに台与が立って収まりますよね。ヤマトを倒したヤマトにも「トヨ」って女がいるんですね。神功皇后。

謎が謎を呼びますね。

まだ読み始めなんだけど、面白すぎて、ついつい取り止めのないことを・・・。すみません。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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