めんどくせぇことばかり 『中年からの俳句人生塾』 金子兜太
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『中年からの俳句人生塾』 金子兜太

毎日新聞 2018/03/03
告別式 地元うなぎ店が明かす金子兜太さん「ソース事件」
https://mainichi.jp/articles/20180303/k00/00e/040/275000c
(全文)
2月20日に98歳で亡くなった俳人、金子兜太(とうた)さんの告別式が2日、熊谷市であった。金子さんと親交のあった皆野町のうなぎ店「吉見屋」店主、塩谷容(よう)さん(82)が参列し、金子さん親子の秘話を明かした。
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正直に申し上げますが、私、金子兜太さんが、ついこの間までご存命であったことを知りませんでした。なにしろ、伝説の巨人と申しますか、ずいぶん前に、すでに結構なご高齢だったものですから。

本当に、本当に、恥ずかしい。

この本は、私の持っている本の中で、唯一の金子兜太さんの本です。題名のとおり、自ら中年であることを自覚したころに購入しました。無為に流れず、自分を、あるいは自分を取り囲む世界を見つめ直そうと考えたんですね。その一助として俳句に取り組んでみようかと・・・。

俳句に取り組むにあたっては、郷土の大先輩、金子兜太先生の本でも読ませてもらおうかと言ったところでしょうかね。だけど、私の人生はそれまで通り無為に流れて、俳句のこともこの本を読んでおしまい。

・・・と言うことで、郷土の大先輩を、勝手に死んだことにしてしまっていた愚かな私です。



海竜社  ¥ 時価

日本語の韻律の美しさや自分の感性の深まりを知る。中年からが俳句の適齢期
1章 俳句と遊ぶ〈春夏秋冬 暮らしの一句〉
2章 人間にこだわる〈人間の面白さをよむ句〉
3章 いのちをいたわる〈生きものをうたう句〉
4章 自然を直に感じる〈日本の風土・再発見の句〉


金子兜太さんは皆野のお生まれですね。高校3年のころ、同じクラスの女の子の家が皆野にあって、皆野の盆踊りの晩にお呼ばれしたことがありました。皆野の駅で降りると、その子は浴衣姿で迎えてくれました。一緒に秩父音頭を踊りました。・・・・・・

秩父音頭は明治から昭和の初期にかけて禁じられていたようなんです。どうも、“風俗を乱す”と言うことが理由のようなので、よっぽどのもんだったんでしょうね。それを、金子兜太さんのお父上の金子伊昔紅(いせきこう)さんが公募したり、手直しをしたりして、さらに節回しやお囃子も含めて、現在の秩父音頭に手直ししたんだそうです。ずいぶん貴族な歌詞があったようなんですが、それも聞いてみたいような気がしますけどね。

余花の雨旅のベットに足垂れて  高橋沐石

“余花”。遅れて咲く桜のことだそうです。桜前線が通り過ぎて、花見のシーズンも終わったころ、盆地や山あいの寒冷地に、新緑の若葉とともに咲く花のことだそうです。

『故郷を山国に持つ人には、ことに余花の思い出が多いのではないか。裏山に遅れて咲く花。小学校の行き帰りに見ていた山の中腹あたりの若葉のなかに煙のように咲いていた淡い桃色。・・・』

そういう金子兜太さんの目に焼き付くのは、まさに故郷秩父の風景でしょう。ならば、私が見てきたものと同じ。もう一度、無為に流れず、自分を、あるいは自分を取り囲む世界を見つめ直してみようかな。せっかく山の旅も再開したことですしね。

あの盆踊りのあと、私は秩父線で帰ったんです。身体がほてってしまって、窓を開けて、外の風に打たれながら影森まで帰りました。




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毎日新聞 2018/03/03
告別式 地元うなぎ店が明かす金子兜太さん「ソース事件」
https://mainichi.jp/articles/20180303/k00/00e/040/275000c
(全文)
2月20日に98歳で亡くなった俳人、金子兜太(とうた)さんの告別式が2日、熊谷市であった。金子さんと親交のあった皆野町のうなぎ店「吉見屋」店主、塩谷容(よう)さん(82)が参列し、金子さん親子の秘話を明かした。

塩谷さんの父、潮夜荒(じょうやこう=2004年に93歳で死去)は、兜太さんの父で開業医の俳人、金子伊昔紅(いせきこう=1889~1977年)に俳句を学び、皆野俳壇の中心メンバーの一人だった。

塩谷さんによると、潮が店の居間で兜太の名の由来を尋ねた時、伊昔紅は「日露戦争の日本海海戦(1905年)では、連合艦隊の東郷平八郎司令長官を支えた副官の功績が大なのに、後世に伝えられていない。せがれが生まれたら、副官にちなんで『兜太』の名を付けると決めていた」と明かした。後日、潮がそれを金子さんに話し聞かせると、金子さんは「知らなかった。ありがとう」と返答したという。

「ソース事件」もある。1953年ごろ、吉見屋の座敷の床の間に飾っていた金子さん直筆の掛け軸に、地元の俳人が卓上のソースをぶっかけた。塩谷さんは「前衛俳句が面白くなかったのか」と推し量る。句は事件の1カ月ほど前、金子さんが勤め先の日本銀行から帰郷し、伊昔紅の前で「海を失い楽器のように散らばる拒否」と詠んだものだった。激怒した潮が掛け軸を伊昔紅に見せに行くと、伊昔紅は沈黙したままじっと見つめるばかり。そばにいた金子さんの母はる(2004年に104歳で死去)が、「兜太に何か恨みがあるのかねえ」と一言だけつぶやいたという。

潮は事件を金子さんに話さず、汚れた掛け軸も公にしないまま他界した。塩谷さんによると、昨年9月、熊谷市で開かれた金子さんの展覧会で掛け軸が初公開され、内覧会で対面した金子さんは「いつのことだったか、忘れたなあ」と漏らした。塩谷さんは「ソースをかけた俳人の名は知っていたとしても、地元の人が傷付くだろうからと、とぼけたのだろう」と推察する。

塩谷さんは金子さんとの別れに臨み、「郷土を愛する『産土(うぶすな)精神』を忘れず、先生に、背伸びするな、自分らしく生きろ、と教わったことに感謝しますと伝えてきた」と話した。【松山彦蔵】
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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