ロイコクロリジウム『寄生虫図鑑』 大谷智通
昨夜のことです。「すごい。すごいよ」と言いながら、私は連れ合いに襲いかかるように・・・、あれです。そりゃ確かに無理やりだったかもしれません。でも、それで連れ合いも喜んでくれると思ったんです。いや、とにかくすごいんですから。恥ずかしながら、まったく知らない世界でした。ページをめくるごとに、快楽の大波小波が押し寄せるんです。こんな世界があるとは、本当にびっくりです。
いや、ですから、この本の話をしたわけです。この『寄生虫図鑑』、じゃなくて『寄生蟲図鑑』ですね。虫が三つの蟲。たしかに配慮が足りませんでした。もともとが、虫嫌いの連れ合いですから。ゴキブリでさえ、符丁でしか表現できない始末ですから。そんな連れ合いに虫が三つの蟲の話をしちゃったわけですからね。
今朝、連れ合いは恨みがましそうに起きだしてきました。どうやら、夢を見たようなんです。虫、いや、蟲の。で、あまりの悪夢に目を覚まして、そのあと眠れなくなったようなんです。
可哀そうなことをしました。
まだまだ、最初の数ページを読んだだけだったんです。にもかかわらず、大興奮してしまいました。そして思わず、連れ合いに襲いかかるように・・・、しつこいですね。誰かに話したくてたまらなかったんです。そこに、たまたま連れ合いが居合わせたと、一応夫婦ですからね。そういうことなんです。
なんの話をしたかと言うと、ロイコクロリジウムの話をしたんです。


うわ~。ネットで写真を出してみたら、たくさん出てきた。気持ちわり~。今夜は私が夢を見そう。どどど・どうしよう。
ロイコクロリジウムと言う寄生虫は、最終的には鳥に寄生してその体内で成虫になり、直腸に吸着して栄養を吸収するんだそうです。そして、やがて卵を産み、鳥の糞とともにその卵が排泄されて、その糞をカタツムリが食べる。
つまり、カタツムリを第一次の宿主にするんですね。卵としてカタツムリの体内に侵入し、その中で付加して幼虫になる。ロイコクロリジウムの幼虫はカタツムリの体を乗っ取って、ゾンビにしちゃうんですね。
鳥と言えば、カタツムリにしてみれば天敵。鳥に見つからないようにすることは、カタツムリを構成するすべての細胞の至上命題。普段は絶対に見つからないように、葉っぱの裏に隠れたり、暗い、ジメジメした場所にいて外に出ない、・・・はず。
にもかかわらず、ロイコクロリジウムの幼虫に脳を支配されたカタツムリは、まるでゾンビのようにふらふらと木に登り、明るく、目立つ葉っぱの表面に移動してしまう。
のみならず、カタツムリの触角の中で伸びたり縮んだりして、鶏の大好物である芋虫のようにふるまうんだって。
もちろん、鳥がこんなおいしそうな餌を見逃すはずもないんです。・・・ああ、可哀そうにカタツムリはまんまと鳥の餌食、・・・というよりも、怖いのは鳥よりもロイコクロリジウム。
そんな話をわたしから無理やり気化された連れ合いは、どんな夢を見たのでしょう。蟲に身体を乗っ取られた夢でしょうか。その場合、蟲はどこから連れ合いの体に侵入したんでしょう。・・・ちょっと興味がありますが、そんなこと聞いたら、どんな目に合されるか。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
いや、ですから、この本の話をしたわけです。この『寄生虫図鑑』、じゃなくて『寄生蟲図鑑』ですね。虫が三つの蟲。たしかに配慮が足りませんでした。もともとが、虫嫌いの連れ合いですから。ゴキブリでさえ、符丁でしか表現できない始末ですから。そんな連れ合いに虫が三つの蟲の話をしちゃったわけですからね。
今朝、連れ合いは恨みがましそうに起きだしてきました。どうやら、夢を見たようなんです。虫、いや、蟲の。で、あまりの悪夢に目を覚まして、そのあと眠れなくなったようなんです。
可哀そうなことをしました。
まだまだ、最初の数ページを読んだだけだったんです。にもかかわらず、大興奮してしまいました。そして思わず、連れ合いに襲いかかるように・・・、しつこいですね。誰かに話したくてたまらなかったんです。そこに、たまたま連れ合いが居合わせたと、一応夫婦ですからね。そういうことなんです。
なんの話をしたかと言うと、ロイコクロリジウムの話をしたんです。
『寄生虫図鑑』 大谷智通 衝撃の寄生虫50種類が登場 この世界に存在する“隣人たち”の奇妙な生き様 |
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うわ~。ネットで写真を出してみたら、たくさん出てきた。気持ちわり~。今夜は私が夢を見そう。どどど・どうしよう。
ロイコクロリジウムと言う寄生虫は、最終的には鳥に寄生してその体内で成虫になり、直腸に吸着して栄養を吸収するんだそうです。そして、やがて卵を産み、鳥の糞とともにその卵が排泄されて、その糞をカタツムリが食べる。
つまり、カタツムリを第一次の宿主にするんですね。卵としてカタツムリの体内に侵入し、その中で付加して幼虫になる。ロイコクロリジウムの幼虫はカタツムリの体を乗っ取って、ゾンビにしちゃうんですね。
鳥と言えば、カタツムリにしてみれば天敵。鳥に見つからないようにすることは、カタツムリを構成するすべての細胞の至上命題。普段は絶対に見つからないように、葉っぱの裏に隠れたり、暗い、ジメジメした場所にいて外に出ない、・・・はず。
にもかかわらず、ロイコクロリジウムの幼虫に脳を支配されたカタツムリは、まるでゾンビのようにふらふらと木に登り、明るく、目立つ葉っぱの表面に移動してしまう。
のみならず、カタツムリの触角の中で伸びたり縮んだりして、鶏の大好物である芋虫のようにふるまうんだって。
もちろん、鳥がこんなおいしそうな餌を見逃すはずもないんです。・・・ああ、可哀そうにカタツムリはまんまと鳥の餌食、・・・というよりも、怖いのは鳥よりもロイコクロリジウム。
そんな話をわたしから無理やり気化された連れ合いは、どんな夢を見たのでしょう。蟲に身体を乗っ取られた夢でしょうか。その場合、蟲はどこから連れ合いの体に侵入したんでしょう。・・・ちょっと興味がありますが、そんなこと聞いたら、どんな目に合されるか。


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