めんどくせぇことばかり 『花暦』 瀬尾英男 齋藤圭吾
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『花暦』 瀬尾英男 齋藤圭吾

3月23日生まれなんですよ。卒業だの、転勤だのと、3月は何かと“別れ”が強調される月なんですが、それも後半、とくに私の誕生日あたりまで来ると、意識は新しい生活への期待と不安に移っていますよね。良きにつけ悪きにつけ、なにかの“予感”がするんですね。

つり橋の半ばで愛を告白すると、相手は足元が揺れ動くドキドキを、心の動きのドキドキと勘違いして、相手を好きになってしまうそうですね。私は、この時期に私に近づいてくる女を片っ端から好きになってしまう。つり橋じゃなくてもです。・・・相手がどう思ってるかは、お構いなしにです。

なんてたちが悪いんでしょう。

おそらくそれは、「生活が変化することが多いこの季節だから誰でも起こりうる」と言うことだけではなく、この頃に生まれてしまった私だからこその仕方がない性なのではないかと、・・・寅さん張りの失敗を重ねてきたとまでは言いませんが、不幸はこの季節のあとにやってくるんですね。若かりし頃は・・・。

・・・今ですか?だ・だ・大丈夫だと思います。

さて、この本ですが、一年を二十四節気で区切り、各期間おおよそ15日ずつに花期を迎える植物を取り上げます。その取り上げ方がおかしいんですが、花を擬人化してるんですね。その擬人化された花に語らせることで、その花の生き方に迫るんですね。時季の花が、どんな人に例えられるかっていうと、例えばね・・・。

トップバッター立春の花は福寿草。福寿草は“遅刻する女”。すがすがしい清明の花はチューリップ。チューリップは“貢がせる女”。どうもチューリップさんは男に貢がせているという噂があるらしい。鯉のぼりはためく立夏の花はツツジ。ツツジは“飼いならす女”。飼いならすとはまた、ツツジさんもなかなか・・・。

そんな具合です。

ではここで問題です。次の女はどんな花を擬人化したものでしょう。
①毒のある女
②したたかな女
③染められる女

簡単すぎますか。答えは続きを読むに、入れておきます。


『花暦』    瀬尾英男 齋藤圭吾

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二十四節気の花ごよみ。…花々が語る、生きるための智恵とうつくしい日本の言葉
春-立春 雨水 啓蟄 春分 清明 穀雨
夏-立夏 小満 芒種 夏至 小暑 大暑
秋-立秋 処暑 白露 秋分 寒露 霜降
冬-立冬 小雪 大雪 冬至 小寒 大寒

私の生まれ時季の二十四節気は春分です。たくさん思い出がありますね。近くを流れる小川の土手に、雪が解けた場所に生える草を摘みに行って、もちをついてもらって食べたりしましたね。この時期、奥の部屋にはおひな様が飾られていました。故郷の秩父は何かと旧暦で、おひな様も4月3日でした。私は男三人兄弟の末っ子でしたが、おひな様を飾ってました。おひな様は祖父が子供の頃のものと聞きました。

春分 時季の花は“さくら”。人とすれば“先を急ぐ男”。

男は何かに追い立てられるように先を急ぐ。そして北へ駆け上がっていく。九州や四国の南ならそろそろ咲き始めるでしょうか。そこから北上して関東南部ならあっという間。そこからは時間がかかりますね。4月の始めには東北南部に達し、東北北部は4月下旬に咲き始め、5月の連休あたりは弘前が見ごろかな。ちょうどその頃、北海道の北部が咲き始め、中頃あたりが見ごろってところでしょうか。

そんなに急がなくてもいいものを・・・。

一か所で見ても桜の花は、今を盛りと思えばそのすぐ後に桜吹雪と化して去る。「花は桜木、人は武士」とはいうものの、あまりにも潔すぎますよね。そういう人がいなくなった最近であるだけに、散り際は見事すぎる。

世の中に 絶えて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

見ごろと思ったときには散るからね、さくらは・・・。

あんまり見事に散るもんだから、「咲いた花なら散るのは覚悟 見事散りましょ国のため」って、急ぐ桜の使い方がうますぎる。




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答え
①トリカブト
②つゆ草
③あじさい
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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