めんどくせぇことばかり 『孫物語』 椎名誠
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『孫物語』 椎名誠

いやいやのように見えるかもしれないが、それなりにしっかり仕事しているつもりの私の立場から椎名誠さんみたいに遊んでばかりいる“ような”人を見ると、何だか世の中の理不尽を感じてしまって、うらやましくて悔しいから、読みたかったんだけど、この本は買ってあげなかった。

私も孫1号4歳と孫2号2歳を持つジイジイ。椎名さんがどんなジイジイ生活を送っているか知りたかったんだけど、私が仕事しているときに遊んでばかりいる“ようにみえる”から、買ってあげなかった。

買ってあげなかったんだけど、私も、椎名さんが初めて孫を持った50代最後の頃を迎え、先々を考えればつまらない意地は、それこそ時間の無駄。理不尽を憤るよりも進んで身をゆだねる処世は、どちらかというまでもなく得意な方。なにより、ここんところ2カ月近くも孫たちにあってないと思うと矢も楯もたまらない。

・・・なんてこらえ性のないことか。

ということで、心の隙間を埋めるべく、この本になぐさめを求めました。

読んで思うのは、「ああ、こんなことを書いていいのか」という、まるで拍子抜けされてしまうんじゃないかと思われるような感想でした。だって、ただの“孫あるある”なんだもの。どこのジイジイでも感じているようなことばかり。

でもそこに感じられるのは、血がつながっているという明らかな実感と、自分の生きたことを証明する最良の存在への無制限の愛情です。当たり前だけど・・・。

そんなどこのジイジイでも感じているようなことを、はばかりなく書けるとは、これまたなんとうらやましい。


『孫物語』    椎名誠

新潮社  ¥ 1,404

この三匹の怪獣は息子夫婦からプレゼントされた「楽しい動くおもちゃ」のような気がする
サンコンカンからの来襲  屋根裏部屋で待っていた絵本
小さな命を眠らせながら  海賊船作戦
アメリカのねぇねぃがきた  ニンゲンはなぜたたかうのか
別れの一本桜  ラクダさんの旅の準備
旅へ、そして帰ってきて  土星とカボチャ
台風を飛び越えて  北の国へ
黄金の夏休み

ついこの間、高校の先生方の話を聞く機会があって、・・・まあ、高校生を山に連れて行ってやってる関係なんですけど、・・・卒業式の話を聞いたんです。最近の卒業式は、祖父母の参加が珍しくなく、まかり間違えると一人の卒業生に保護者4人の参加なんてケースもあるとか。そうすると、椅子が足りないんだそうです。

どうも聞いていると、祖父母の参加に否定的な御意見の様子。私、言ってやりましたよ!「私もじいちゃんだけど、孫1号の小学校の入学式は絶対行くも~ん」

まあ、本当に行くかどうかはともかくとして・・・。

自分が親なら、赤面して穴があったら入りたいような言行も、それが孫だとなんでもなく受け入れられるのはどうしてでしょう。母親(私の娘)は、保育園に二人の子を預けてもの作りをしておりますが、保育園における孫1号の言行に、ずいぶんと振り回されている様子です。

連れ合いは、娘が忙しいときに手伝いと称して電車で30分くらいのところに住んでいる孫の面倒を見に行きます。孫2号はニコニコしながら何でも手を出してしまうらしい。

昨年のゴールデンウィークにはいちご狩りに連れて行ったんですが、「おいしい、おいしい」とむしゃむしゃ食べた当時3歳の孫1号は、帰りの車の中で、噴水のようにいちごを噴き上げました。

本当に、親は大変なんだよね。ゆとりなんかないもんね。

ジイジイ、バアバアでも大変だけど、でも、生きるものとして、その時期が一番なんだってことを、年寄りは知ってるからね。さて、春休みは、孫1号を連れて熊谷から汽車に乗る予定があるんだけど、母親(私の娘)から、まだ連絡がない。

・・・んんん、来られなくなったらどうしよう。

何でもかんでも書いてしまおうとも思うけど、やはり、はばかりがある。はばかりなく書けるというのは、やはりうらやましいかな。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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