安倍政権『日本の難題』 長谷川慶太郎
《森友学園問題》、《加計学園問題》、《陸上自衛隊日報問題》
時間を使ってるだけで、どれもこれも「そんな気がする」だけの問題ですね。「そんな気がする」だけで、野党の方々はこの1年を無為に過ごしたことになる。「人の女房を国会に引きずり出せ」なんてことをテレビカメラの前で声高に叫ぶ彼ら、彼女らを見るにつけ、ああやはり、かつてあの人たちに政権を渡していた日々を思い出して、背筋に嫌な汗がタラ~リ、タラリ。
結局、政権を追い込めない彼ら、彼女らを見て、一部には次のような声も聞こえるんです。「また日本は政権を追い込めない。隣の国は、国民が大統領を引きずり下ろし、監獄に送ったっていうのに」
ゾッとするにも程があります。私にそう語った方は、韓国の政治環境を“民主主義的”と讃えておりました。
人の女房を国会に引きずり出すことを求める彼ら、彼女らに話を戻します。自分たちの姿を見て人が背中に嫌な汗を感じていることに、彼ら、彼女らは、実はまったく気がついていないのです。彼ら、彼女らの特質とも言えるでしょう。韓国と同じように、権力の座にある者を引きずり降ろそうとする自分の姿をもい浮かべるだけで、おそらく彼ら、彼女らは快楽に突き抜けてしまっているのではないでしょうか。
過ぎ去った日のことではありますが、そういった彼ら、彼女らのトップに立っていたのが、ルーピー鳩山由紀夫ちゃんという、もうなにがなんだかさっぱり分けのわからない状況になっていた時期がありました。恐ろしいにも程がある。わけの分からなさだけ取り上げれば、テロリスト級。


2017年10月22日に投開票が行われた衆議院解散総選挙。長谷川慶太郎さんはこの本の中で、その総選挙の本質を語っています。
たしかに異様な選挙でした。結果を見れば、自民党284、立憲民主党55、希望の党50、公明党29、共産党12、日本維新の会11、社民党2、日本のこころ0、無所属22という配分になっていました。
安倍首相が9月28日に衆議院を解散した時点では影も形もなかった立憲民主党が自民党に次ぐ議席を得たのに対して、本来その立場にあるはずの民進党が姿を消してしまいました。始まりは、民進党両院議員総会で、代表の前原誠が提案した小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党への合流が了承されたことでした。
ところが、合流先の希望の党の小池百合子代表が、憲法改正に否定的で安保関連法を容認しない民進党左派の合流を拒否したんですね。拒否された民進党左派の衆議院議員たちによって立ち上げられたのが立憲民主党ということになりました。
もともと彼ら、彼女らを支持する勢力は国民の中にもいたわけです。彼らが民進党の左派と呼ばれていたわけです。共産党が9議席減らしたのは、立憲民主党がその分を食ってしまったからですね。
つまり、立憲民主党がの根底にはマルクス主義のイデオロギーがあるということですね。共産党はその名前の通りですから、行き着く先はマルクス、エンゲルス、レーニン、スターリン、毛沢東ですね。社民党も同じ。ただ少し、性格に難がある団体。立憲民主党は、かつて民進党の中で分かりにくかったものが、あぶり出されて分かりやすくなったということですね。そう考えると、その数がこれ以上に増えることは考えにくいですね。
なんだかんだと問題が指摘される安倍政権ですが、それでも野党は安倍政権を追い詰めきれません。朝日新聞が最大限の後方支援をおこなっているにもかかわらず、・・・です。選挙の強さも含めて、それを支えてるのは、国民が現在の日本を取り巻く政治状況をしっかり理解しているからですね。そして、マリー・アントワネットやアレクサンドラ・ヒョードロブナを引きずりだして血祭りに上げようなんてやり方には、日本人はどうしても慣れないわけですよ。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
時間を使ってるだけで、どれもこれも「そんな気がする」だけの問題ですね。「そんな気がする」だけで、野党の方々はこの1年を無為に過ごしたことになる。「人の女房を国会に引きずり出せ」なんてことをテレビカメラの前で声高に叫ぶ彼ら、彼女らを見るにつけ、ああやはり、かつてあの人たちに政権を渡していた日々を思い出して、背筋に嫌な汗がタラ~リ、タラリ。
結局、政権を追い込めない彼ら、彼女らを見て、一部には次のような声も聞こえるんです。「また日本は政権を追い込めない。隣の国は、国民が大統領を引きずり下ろし、監獄に送ったっていうのに」
ゾッとするにも程があります。私にそう語った方は、韓国の政治環境を“民主主義的”と讃えておりました。
人の女房を国会に引きずり出すことを求める彼ら、彼女らに話を戻します。自分たちの姿を見て人が背中に嫌な汗を感じていることに、彼ら、彼女らは、実はまったく気がついていないのです。彼ら、彼女らの特質とも言えるでしょう。韓国と同じように、権力の座にある者を引きずり降ろそうとする自分の姿をもい浮かべるだけで、おそらく彼ら、彼女らは快楽に突き抜けてしまっているのではないでしょうか。
過ぎ去った日のことではありますが、そういった彼ら、彼女らのトップに立っていたのが、ルーピー鳩山由紀夫ちゃんという、もうなにがなんだかさっぱり分けのわからない状況になっていた時期がありました。恐ろしいにも程がある。わけの分からなさだけ取り上げれば、テロリスト級。
『日本の難題』 長谷川慶太郎 徳間書店 ¥ 1,512 『長谷川慶太郎の大局を読む』の緊急版 アメリカ1年、日本2年好況続く |
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2017年10月22日に投開票が行われた衆議院解散総選挙。長谷川慶太郎さんはこの本の中で、その総選挙の本質を語っています。
たしかに異様な選挙でした。結果を見れば、自民党284、立憲民主党55、希望の党50、公明党29、共産党12、日本維新の会11、社民党2、日本のこころ0、無所属22という配分になっていました。
安倍首相が9月28日に衆議院を解散した時点では影も形もなかった立憲民主党が自民党に次ぐ議席を得たのに対して、本来その立場にあるはずの民進党が姿を消してしまいました。始まりは、民進党両院議員総会で、代表の前原誠が提案した小池百合子東京都知事が代表を務める希望の党への合流が了承されたことでした。
ところが、合流先の希望の党の小池百合子代表が、憲法改正に否定的で安保関連法を容認しない民進党左派の合流を拒否したんですね。拒否された民進党左派の衆議院議員たちによって立ち上げられたのが立憲民主党ということになりました。
もともと彼ら、彼女らを支持する勢力は国民の中にもいたわけです。彼らが民進党の左派と呼ばれていたわけです。共産党が9議席減らしたのは、立憲民主党がその分を食ってしまったからですね。
つまり、立憲民主党がの根底にはマルクス主義のイデオロギーがあるということですね。共産党はその名前の通りですから、行き着く先はマルクス、エンゲルス、レーニン、スターリン、毛沢東ですね。社民党も同じ。ただ少し、性格に難がある団体。立憲民主党は、かつて民進党の中で分かりにくかったものが、あぶり出されて分かりやすくなったということですね。そう考えると、その数がこれ以上に増えることは考えにくいですね。
なんだかんだと問題が指摘される安倍政権ですが、それでも野党は安倍政権を追い詰めきれません。朝日新聞が最大限の後方支援をおこなっているにもかかわらず、・・・です。選挙の強さも含めて、それを支えてるのは、国民が現在の日本を取り巻く政治状況をしっかり理解しているからですね。そして、マリー・アントワネットやアレクサンドラ・ヒョードロブナを引きずりだして血祭りに上げようなんてやり方には、日本人はどうしても慣れないわけですよ。


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