めんどくせぇことばかり 『世界のまちがど地政学』 藻谷浩介
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『世界のまちがど地政学』 藻谷浩介

「第二次世界大戦における日本は、日本から仕掛けて、それで無様に負けて、あげくの果てに占領されちゃった」って言うんですよ。この本の著者の方。さらに続けて、「群島にある単一言語国家という地政学的メリットもわきまえずに、半世紀ほど帝国主義の真似をして大陸を侵略した結果の、日本人の歴史上最大の失敗」って言うんです。たしかに、“失敗”には違いありませんけどね。負けたんですから。

さらに続けて、「戦後には軍事ではなく欧米アジアを結ぶ海上通商に徹することで、逆に空前に繁栄をしますが、これこそ地政学的地位を最大限に活かした妥当な道」と言います。

ああ、この人、内田樹さんのファンなのか。「日本語しか話さず、行ったこともない他の世界のあり方を勝手に解釈するのは、地政学ではありません」・・・だそうです。

たしかに日本は辺境ですね。自ら世界を作り変えようとする国ではないです。だから、対応しなければならない。シナ大陸が危険な状況であれば、対応します。聖徳太子もそうしましたよね。シナ大陸に強力な勢力が登場しない時代は安心なんですけどね。隋がシナ大陸を統一するということは、周辺には大きな脅威だったはずです。

日本は対応する国なんですね。なにも、帝国主義の真似事をしてシナを踏みにじったわけじゃないんですけどね。何かにつけうまく利用されて踏み台にされたのは、日本の方なんですけどね。



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歴史認識と現場で今まさに起きていることの療法を踏まえた現代の地政学を論じたい
第1章 “ドイツの北方領土”カリーニングラードで考えた
第2章 求心力と遠心力が織りなす英国、その多様性と業
第3章 旧ソ連・コーカサス三国“世界史の十字路”の混沌と魅惑
第4章 スリランカとミャンマーを巻き込む、インド対中華の地政学
第5章 台湾・韓国・中国の高速鉄道乗り比べ
第6章 南北米州の隅っこから、21世紀の地球が見える


たしかに、よく海外に出かけてますね。こういう人が持ち帰った知見はとても重要だと思います。一人でも多くの方に、著者の藻谷さんのように、とにかく“現地を見てくる”ということを実践してほしいですね。・・・私は行きませんけど、皆さんの書いたものを読ませてもらおうと思います。きっと、著者の藻谷さんとはまた、違うものが見えてくる場合もあるんじゃないかと思いますよ。そういう本が出版されるのを楽しみにしています。ただ、行っちゃいけない場所がありますからね。そういう場所には、藻谷さんも行っていないので、煽られないでね。朝日新聞に煽られて、アフガニスタンに行って殺されちゃった人もいるらしいですからね。

第1章のカリーニングラードの話なんか、本当に勉強になりました。「固有の領土だから返せ」と言っても、ロシアが返さないはずです。固有の領土を返さなくなったら、ロシアはいろいろ返さなきゃいけなくなっちゃうんですね。だから、最近は“第二次世界大戦の結果”ってことにしてるんですね。

そういう点は真似してほしいんです。だけど、著者の認識は、カエルの楽園のデイブレイクと同じかな。きっと、ウシガエルに国を乗っ取られたあとも、同族を犠牲にして生き延びるのかな。

《“核の傘”論とは、米国が原爆を落とした現在を正当化するために無理に作っている理論、現実主義的な考え方の対局にあるイデオロギー》だそうです。・・・ぜひ、金正恩や習近平を説得してもらいたいところですね。なかでも、習近平を説得してもらいたいな。中華人民共和国の軍拡は、周辺にとってとてつもない驚異ですからね。・・・歴史を踏まえるとね。私が歴史を踏まえるのと、著者が歴史を踏まえるのは、どうも意味が違うようです。

最後にもう一度繰り返しますよ。

「日本の中にこもって、日本語しか話さず、行ったこともない他の世界のあり方を勝手に解釈するのは」・・・どうも、藻谷さんが許してくれないようですよ。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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