めんどくせぇことばかり 『薬草・毒草を見分ける図鑑』 磯田進
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『薬草・毒草を見分ける図鑑』 磯田進

やっぱり加藤清正は毒殺されたのかなぁ。

1611年、徳川家康と秀吉の遺児豊臣秀頼の二条城における会見の際、清正は秀吉から受けた恩にこたえるため秀頼の護衛についたわけですよね。家康にしてみても、たとえその場で秀頼を殺すつもりはなかったとしても、愉快な話じゃないですね。しかもその時、清正は懐に短刀を忍ばせて、秀頼の身に危険が迫ったときの覚悟をしていたとか。

そこまで考えている奴が、しかも、清正ほどの有能な男が秀頼についているってだけで、家康には大きなプレッシャーになったはずです。

ところがその清正は、大阪から肥後に戻る船の中で、吹き出物が出て変調をきたしているんですね。肥後についておよそひと月で清正は死にます。家康に都合がよすぎるような気がします。

ただ、清正は豊臣家への恩義と、あえて家康に敵して世を戦国に戻すことはできないという気持ちの板挟みで、酒に逃げていたらしい。だいぶ酒に身体を蝕まれていたらしいので、疑わしい状況ではあっても、どっちみち先は短かったのも確かだったでしょうからね。

でも、毒殺だとすれば、二条城の会見が、その場所だったでしょうね。なにを使ったんだろう。やっぱり、“トリカブト”かなぁ。「トリカブトは、嘔吐、神経麻痺、呼吸麻痺、重篤な場合は死に至る」とあるけど、吹き出物とはないなぁ。マムシ草の類は皮膚炎をおこすらしい。あるいは、水仙やあじさいは顔面紅潮の症状が出るというので、そういうのかもしれない。



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山菜狩りや草摘みのシーズンになると誤って毒草を食べてしまう事故が後を絶ちません
第一章  薬草
第二章  毒草
第三章  アレルギー植物


毎年報告されるのは水仙ですよね。水仙とニラを間違えるんだそうです。最初に聞いた時はびっくりした。「水仙とニラ?」って。だけど、後に思いました。そう、花のついてない水仙と、農家で育てる立派なニラを見たときに。・・・「これは間違える」と。

水仙にはビックリしません。一年中花が咲いているはずは、最初っからあり得ないわけですからね。ビックリは、ニラの方なんです。私のうちは兼業農家で、市場に野菜を下していましたが、ニラはスーパーでしか見たことがありませんでした。そうそう、スーパーの野菜売り場に置いてある、あの長っぽそいやつね。

中華料理の店で大好きなレバニラ炒めを頼んでも、私のスーパーにおけるニラ体験をくつがえすものはありませんでした。ところがある農家の畑で栽培されているニラを見て、本当に驚きました。最初、私はその長く緑の葉を、ニラとは認識できませんでした。

その太くて、立派なこと。すぐに“水仙”と思いついたわけではありませんが、逆にそう教えられた方が、それまでの私の概念には沿っておりました。

たしかに、長さは不揃いで、刈り取ったときに葉先が不ぞろいで、見た目もスーパーの野菜売り場のもののようにはいかないと思います。だけど、売り物に出されているものの方が、そのように、手をかけて見た目を良くしているのであって、畑に育つ自然のニラは不揃いだけど、力強い厚みを持ったものだったのです。

スーパーのニラは、きっと温室栽培なんですね。露地ものでなければ水仙と間違えるはずがありませんからね。きっと、畑の隅の、畔の部分に育った水仙と、力強い、厚みを持ったニラを間違えたんでしょうね。実際に、中毒を起こしたケースは、やはり近くで栽培してしまったために起こったもののようです。

よし、レバニラ炒めだと言って、あいつに食わせよう。嘔吐、めまい、顔面紅潮か。死ぬことはなさそうだ。・・・そんなことをと言ってる奴ほど、罰が当たるんですよねぇ。




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^^

家康陰謀論は多いですね。
穴山梅雪は「本能寺の変」の際。家康避難中に殺されて。
駿河の国を取られてますしね。
とにかく家康に関わるとエライ目にあいます^^;)/

waravino さま

やった者の勝ちですからね。
最後まで薬草を挽いていたそうですが、当然、毒草にも通じてましたよね。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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