めんどくせぇことばかり 『超 日本史』 茂木誠
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『超 日本史』 茂木誠

新しい学習指導要領では、高校の歴史は《歴史総合》になるんですね。その他に《日本史探求》、《世界史探求》か。《日本史探求》、《世界史探求》は“なあなあ”になるかもしれないけど、《歴史総合》は正面から取り組むことになるんでしょうね。おそらくそんな流れを踏まえて、こういう楽しい本が登場しているんでしょうね。

でも、実際の高校の授業のことを考えると、どうなるんでしょうね。歴史学会の重鎮とされる東京大学系の先生と山川出版のタッグで書かれるのが日本の歴史教科書で、そこに描かれたことが日本にとっての”歴史”になるわけですよね。

それを考えると、今まで通り、ろくなものになりそうもないように思えてしまう。

「厩戸」って、皇子の名前としては、やっぱり特殊だったと思うんですよ。だけど、あの時代の尊い血筋の方々が、そうそうむやみやたらと名前を付けたりしませんよね。

その名がつけられたとき、「厩戸」は輝かしい概念を持っていなかったはずがないと思うんです。「厩戸」が輝いていたとすれば、・・・。輝く「厩戸」は、・・・。

あの人との関連でしか、「厩戸」は輝かないと思うんですね。

《大航海時代の幕開けで世界史の時代が始まった。鎖国政策によって、日本は世界史から取り残された》なんてことあり得ない。でも、日本史の教科書や、世界史の教科書を読んでいると、本当にそんなふうに思えてしまうんですよね。



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世界史とつなげてみれば、「日本」という国の存在意義と強みがよくわかる!
第1章  そもそも日本人はどこから来たのか?
第2章  神話と遺跡が語る日本国家の成り立ち
第3章  巨大古墳の時代と「東アジア版民族大移動」
第4章  白村江の敗戦から「日本国」の独立へ
第5章  大唐帝国から見た「東方の大国」日本
第6章  動乱の中国から離れて国風文化が開花した
第7章  日本史を東アジア史から分かつ「武士の登場」
第8章  シーパワー平氏政権vsランドパワー鎌倉幕府
第9章  国際商業資本が支えた室町グローバリスト政権
第10章  ポルトガル産の硝石を求めた戦国大名たち
第11章  豊臣秀吉の伴天連追放令と朝鮮出兵
第12章  「鎖国」を成立させた幕府の圧倒的な軍事力
終章  徳川の平和、そして明治維新を可能にしたもの

《律令制は、古代東アジアにおけるグローバル・スタンダードだった》っていう説明は、よくわかりました。そうですね。だから周辺国がみんなそれを取り入れていくんですね。公地公民を前提とする専制君主制で、土地の貸与のかわりに納税、兵役が義務頭蹴られるんですよね。著者は、国家社会主義なんて言ってるけど、たしかにそう言えなくもない。

隋唐帝国が確立したその体制がグローバル・スタンダードになって、やがて周辺諸国が同様の体制を自国に受け入れていきますね。隋唐帝国は、そのまえに三国時代以来の大混乱ハチャメチャ時代があったから、古代の土地所有なんていったんなかったことにしてスタートできた。

日本はそういうわけじゃないから、体制の変革は本当に大変だったでしょうね。ものすごいすったもんだがあって、だけど最後は藤原氏というトンビが油揚げをさらって、その後の日本歴史の流れを大きく変えていくことになりますね。

それはともかくとして、グローバル・スタンダードとなって基本に同じ問題点を抱えているから、同じようにして、同じ時代の崩れていくわけですね。

本家本元の唐もシッチャかメッチャカになって、また隋唐以前のような混乱時代に逆戻り、周辺諸国でも同様に体制崩壊がみられるわけですね。その余波が刀伊入寇だったってことになるわけですね。

対外関係でも消極的で、1019年、沿海州地方の刀伊(女真族)が対馬・壱岐をおかし、北九州に来襲した際にも、朝廷は神仏に祈るばかりで具体的な対応策をとることができなかった。しかし九州を本拠とする有力武士を率いた太宰権帥藤原隆家が、これと戦い撃退した。
実況出版《日本史B》p65
これが教科書の記述なんだけど、こんなことなら書かない方がいいんじゃないかな、・・・って思いました。




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なぜか――。
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壮大に仕掛けられた
古代史の「罠」=『日本書紀』に
誰もがとらわれているからである。
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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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