めんどくせぇことばかり 『池波正太郎の 江戸料理を食べる』 野﨑洋光 重金敦之
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『池波正太郎の 江戸料理を食べる』 野﨑洋光 重金敦之

時代劇でも作りの良いものは、一度、二度見ても飽きない。三度、四度見ても、まだ味わえる。原作ももちろんだけど、ドラマ化されちゃうと、どうしたってそっちのほうが楽ですからね。『鬼平犯科帳』や『剣客商売』は衛星放送で繰り返し放映してくれているので助かります。もう何度も見てるんですけどね。おそらく、局が放映を続けてくれる限り、私は見続けるだろうと思います。それ以上に面白いものを作ってくれれば別ですけど、できないでしょうね、きっと。NHKも、『雲霧仁左衛門』を繰り返しやってくれないかな。

ちょっと前に、『剣客商売』で出てきた《あんかけ豆腐》。うまそうなんで作ってみようと思ったんです。実は、ずい分前にこの本を買っていて、この本に《あんかけ豆腐》が載っていたような気がして引っ張り出してみました。

2012年に出た本ですね。私が購入した時は、まだ定価で買えたんですけど、今はもう、時価になっちゃってます。なぜが当時、ブログで紹介してなかったみたいなので、改めて紹介してみることにしました。時価になっちゃってて申し訳ないんですけど・・・。

でも、『剣客商売』に出てきた《あんかけ豆腐》は醤油ベースのあんの上におろした生姜を一つまみ乗せたものだった気がするんです。だけど、この本の《あんかけ豆腐》のあんは、醤油ベースには違いないけど、野菜を細切りしたものに鳥のひき肉を少し入れて片栗粉でとろみをつけたものになっています。

小兵衛には、醤油あんに生姜を一つまみのほうがあってる気がします。


朝日新聞出版  ¥ 2,396より

池波さんの小説には、「男の憧れの食」が描かれている。
第一章 春
韮の味噌和え 木賊独活 白魚の卵とじ 根深汁 よせ鶉の煮物 浅利のぶっかけ 
穴子に煮こごり
第二章 夏
鰹飯 芋茎汁 湯豆腐 葱入り炒卵 鱸の塩焼き 素麺 小ぶりの茄子入り味噌汁 
第三章 秋
沙魚の飴煮 芋膾 のっぺい汁 里芋の田楽 漬け鮪の炙り 
第四章 冬
軍鶏鍋 餡かけ豆腐 鴨飯 大根なべ 甘鯛の味噌漬け 蒸し蕎麦切り 一本饂飩
第五章 江戸の粋
浦里 白粥 蒲鉾 牛肉の味噌漬け

この間、私のソウルフードの一つ、《きゅうり揉み》のことを書きました。江戸の町の《冷や汁》に相当するものではありますが、なんて違うんだろう。さすがに江戸の町で好まれるものは洗練されてますね。段違いです。江戸という天下で切磋琢磨して残ったものは、やはりお金を出して食う価値があるってことですね。

《きゅうり揉み》はうまいんです。私が高校生の頃、お盆に叔父家族がきた時の昼飯時、どうせならけっこうなものを出してやればいいのに、叔父の希望で《きゅうり揉み》を出したんですね。私の祖母が・・・。母は嫌がったんですけどね。まあ、私は大好きですから、ご飯にかけてサラサラ流し込んで、何杯も食べたんです。その姿を見た従兄弟(当時小学生)は、困った顔をしてましたね。いくら私がうまがったって、《きゅうり揉み》じゃあお金は取れないです。

池波正太郎さんの趣味もそうなんだろうけど、江戸の料理は洗練されていて、かつ、うまいのはうまいんだけど、やっぱり気取ってるよね。

手間は余分にかけるくせに、見た目にはそれを感じさせない。あくまで淡白に見せますね。まあ、それにあこがれる部分はありますが、私はやっぱり見た目よりは中身、・・・だなぁ。

小鉢もたしかにうまそうなんだけど、丼いっぱい食いたいしなあ。

基本的に江戸っていうのは武士の都として開かれた町ですからね。深川めしとか品川めしとかってのは、それ以前からそこにあった“いなか”ですよね。そしてまた、日本各地から“いなか”がどんどん混ざって、誰にでも受け入れられるように“いなか”が排除されていったものが《江戸料理》になったんじゃないでしょうか。

今年は暑くなるのが早いようですが、池波正太郎さんにならって、こんな時期だからこそ、湯豆腐にでもしてみようかな。小兵衛にならってはまぐりと豆腐とネギを同じ鍋で煮てみようかな。

なにしろ連休も終わって孫が帰りますからね。ゆっくり、一杯やりながらね。




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ジャンル : 本・雑誌

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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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