2018年6月 『スプートニク』に登場する北方領土
2018年 《スプートニク》に登場する北方領土
6月9日
南クリル諸島ビザなし訪問の男性死亡、帰路の船内で https://jp.sputniknews.com/incidents/201806094973157/ 南クリル諸島(北方四島)のイトゥルップ島(択捉島)へのビザなし訪問に参加した元島民の男性が、帰路の船内で死亡しているのが9日、発見された。 |
6月10日
日本、ロシアに抗議 クリル諸島へ回線敷設 https://jp.sputniknews.com/japan/201806104976055/ クリル諸島(北方領土)に光回線を敷設する作業を開始するとロシアから通告を受けた日本外務省は、ロシア側に抗議した。産経新聞が報じた。 |
6月12日
駐日ロシア大使 「南クリルに関する日本の要求を露は受け入れず」 https://jp.sputniknews.com/russia/201806124980608/ 南クリル諸島(北方四島)に関する日本政府による領土的要求をロシアは受け入れず、双方は島そのものについてではなく、平和条約締結の問題についての妥協を探っているのだと、ロシアのガルージン駐日大使がスプートニクとのインタビューで述べた。 |
6月18日
ロシア外務省、日本からの抗議なかったと否定 イトゥルップ島での演習で https://jp.sputniknews.com/politics/201806185007947/ ロシア外務省のモルグロフ次官は、南クリル諸島(北方領土)のイトゥルップ島(択捉島)でロシア軍が演習をするとの通告に対し、日本政府が外交ルートを通じて抗議したとの情報を否定した。 |
6月21日
安倍首相の対露政策は、クリル諸島でダメになる:欧州の専門家の見解 https://jp.sputniknews.com/opinion/201806215021595/ 「もし露日関係に変化が起こるならば、それは今起こるはずだ」。テンプル大学ジャパンキャンパスの上級准教授のジェームズ・ブラウン氏は、5月末に行われたプーチン大統領と安倍首相の会談結果をこのように評価している。同氏は、「領土問題に終止符を打つ」という安倍首相の決意にもかかわらず、安倍氏の対露政策は失敗したとの見方を示している。 |
6月のスプートニクは、北方領土関連の記事が少なかったですね。
安倍首相はプーチンとの個人的な親密さや友情を演出しています。プーチンの日頃の発言やそっけない態度表情からすると、少し上っつべりしている感は拭えません。北方領土を巡る交渉に関しては、「日本から巨額の経済援助を引き出し、北方領土に関しては一切譲らない」という本音が透けて見える。
かつて、ソ連が共産主義大国を目指したように、今のロシアはガスプロム大国を目指している。プーチンはその番頭さんだというのは、一体誰が行ってたことだっけ。
でも、それって結局、自由主義陣営との間に軋轢を生み出すし、資源モノカルチャーでは、経済制裁とか資源価格の低迷といったことを要因に経済的に苦しい国家運営をまねく。
ソ連崩壊、自由主義経済の導入に伴う大混乱の痛みを、ロシアは結局、プーチンの強権によって抑え込んだ。抑え込んじゃったから、経済の自由主義路線再編成が不完全なままになっちゃったんですね。
だから、結局ロシアの経済は、そこに帰るんですね。ロシアは必ず苦しくなる。
日本からの援助がほしけりゃ、北方領土問題を解決することが必要であると、きちんと伝えておけばいい。安倍首相は、自分とプーチンの間に何とかするとか言ってたけど、今の段階では、解決を急ごうとすれば足元を見られる。


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