『リベラルに支配されたアメリカの末路』 ジェイソン・モーガン
いや、もう、強烈強烈。
前作で、アメリカの学問の世界、報道の世界が完全にリベラルに支配されているということは理解しました。
ああ、リベラルね。なんか胡散臭い言葉ですね。リベラルって言葉は、胡散臭いっていうふうに訳した方がいいかもしれない。なにしろ立憲民主党の枝野幸男代表は、自分のことを「保守でありリベラル」とかって位置付けているんだとか。
・・・分裂症でしょうか。私にはマルキストにしか見えませんけど。
リベラルは、これまで価値があると思われていたものを次から次へとやり玉にあげ、葬り去ってきましたね。恐ろしいです。私の周りからも、厄介だけど愛すべきいくつものものが消えていきました。
地域であったり、家であったり、家族であったり・・・。
他の人はみんな持っているのに、自分には決して与えられなかったものをルソーは呪ったけど、今のリベラルは違いますね。今のリベラルは何でも持ってるじゃないですか。何でも持ってるのに、まだ足りないから、さらに人から取り上げたいんでしょう。
・・・リベラルって言葉に触れて、ついつい思っていることを書いてしまった。・・・ごめんなさい。


最初に戻って、いや、もう、本当に強烈ですね。
前作で、アメリカの学問の世界、報道の世界が完全にリベラルに支配されているということは理解しました。本当にひどい目に合されているんですね。
《日本だと、アメリカの学生はディベートが得意だというイメージがあるらしいが、今のアメリカの学生たちは自分の信念に合わない意見を持つ人がキャンパスに現れると、踵を返して同じような意見を持ったグループの中へ逃げる》
《保守派の論客が講演のためにキャンパスに来たら、リベラル派の学生たちは大学図書館の地下に集まり、座りこんで、現実世界をシャットアウトする》
《2016年、ウィスコンシン大学のキャンパスにベン・シャピーロという保守系スピーカーが来たら、急に“紅衛兵”が現れ、シャピーロを威嚇して演説を中止することに成功した》
・・・なんとまあ、厄介なこと。
厄介なのは重々わかるんですが、だけど今回のこの『リベラルに支配されたアメリカの末路』という本は、やはり少し残念です。著者が興奮しすぎです。思いの方が先行しちゃって、論証が引きずられてしまっています。
ぜひもう一度冷静になって、前作のようなすぐれた作品を出してもらいたいな。前作で、リベラリストがどのようにしてアメリカ社会に根を下ろしたのかは示されたので、それがどのように、日本の復興、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムに関わっていったのかを論証してほしいな。もちろんそれに対する日本の側の動きもね。それで葬り去られたやつや、甘い汁を吸い、今も吸い続けている奴らのこともね。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
前作で、アメリカの学問の世界、報道の世界が完全にリベラルに支配されているということは理解しました。
ああ、リベラルね。なんか胡散臭い言葉ですね。リベラルって言葉は、胡散臭いっていうふうに訳した方がいいかもしれない。なにしろ立憲民主党の枝野幸男代表は、自分のことを「保守でありリベラル」とかって位置付けているんだとか。
・・・分裂症でしょうか。私にはマルキストにしか見えませんけど。
リベラルは、これまで価値があると思われていたものを次から次へとやり玉にあげ、葬り去ってきましたね。恐ろしいです。私の周りからも、厄介だけど愛すべきいくつものものが消えていきました。
地域であったり、家であったり、家族であったり・・・。
他の人はみんな持っているのに、自分には決して与えられなかったものをルソーは呪ったけど、今のリベラルは違いますね。今のリベラルは何でも持ってるじゃないですか。何でも持ってるのに、まだ足りないから、さらに人から取り上げたいんでしょう。
・・・リベラルって言葉に触れて、ついつい思っていることを書いてしまった。・・・ごめんなさい。
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最初に戻って、いや、もう、本当に強烈ですね。
前作で、アメリカの学問の世界、報道の世界が完全にリベラルに支配されているということは理解しました。本当にひどい目に合されているんですね。
《日本だと、アメリカの学生はディベートが得意だというイメージがあるらしいが、今のアメリカの学生たちは自分の信念に合わない意見を持つ人がキャンパスに現れると、踵を返して同じような意見を持ったグループの中へ逃げる》
《保守派の論客が講演のためにキャンパスに来たら、リベラル派の学生たちは大学図書館の地下に集まり、座りこんで、現実世界をシャットアウトする》
《2016年、ウィスコンシン大学のキャンパスにベン・シャピーロという保守系スピーカーが来たら、急に“紅衛兵”が現れ、シャピーロを威嚇して演説を中止することに成功した》
・・・なんとまあ、厄介なこと。
厄介なのは重々わかるんですが、だけど今回のこの『リベラルに支配されたアメリカの末路』という本は、やはり少し残念です。著者が興奮しすぎです。思いの方が先行しちゃって、論証が引きずられてしまっています。
ぜひもう一度冷静になって、前作のようなすぐれた作品を出してもらいたいな。前作で、リベラリストがどのようにしてアメリカ社会に根を下ろしたのかは示されたので、それがどのように、日本の復興、ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラムに関わっていったのかを論証してほしいな。もちろんそれに対する日本の側の動きもね。それで葬り去られたやつや、甘い汁を吸い、今も吸い続けている奴らのこともね。


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