めんどくせぇことばかり 『ルポ 中国「潜入バイト」日記』 西谷格

『ルポ 中国「潜入バイト」日記』 西谷格

あんまり衝撃を受けちゃったんで、この間ついつい、著者の西谷格さんが、“中国”の婚活パーティに参加して中国人女性とお見合いをした話から、“中国”における結婚事情についてご紹介してしまいました。

それにしても、いくら“中国”事情のルポルタージュするって言ったって、婚活パーティに参加してみるとは驚きですね。目次を見てもらえば、どの項目を見ても驚きばかりなんだけど、第5章までは、すべて“中国”での体験ですからね。

第1章では《上海のすし屋でバイト》です。あんまりうまくなさそうなのは、やっぱりってとこで仕方ないんだけど、不衛生なのはちょっとね。中国人は雑巾と布巾を区別できないってことですからね。やっぱり生ものはやめときましょうかね。

第2章は《反日ドラマに日本兵役で出演する》っていう話です。「この野郎、ふざけんのもいい加減にしろ」って向きもおありでしょうが、ここは何といっても実践ルポルタージュですからね。反日ドラマだろうが何だろうが、そこに携わっている人にしてみれば、大事なお仕事なわけです。その影響が社会の隅々まで及ぶということはあったって、仕事は仕事なんですから。まあ、あとは中共レベルなわけですからね。問題はあくまでそちらに持ち込みましょう。

第3章《パクリ遊園地で七人の小人と踊るバイト》は大笑いですよ。ここでのメインはあくまで《七人の小人》なんですけど、実は楽屋の奥には、ミッキー、ミニー、ドナルド・ダックの被り物が眠ってたってことです。ほらほら、一時期とてももてはやされた、そっくりだけどなんだかやぼったい、ちょっとわけありで斜に構えちゃってるようなミッキー、なんか場末のあばずれみたいなミニー、絶対に向こうの頬に刀傷が残っていそうなドナルド・ダックですよね。今は使われていない様子ですが、それにはそれなりのわけがあるようです。



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小学館ノンフィクション大賞で審査員一同を爆笑の渦に巻き込んだ異色の最終候補作
第1章  上海のすし屋でバイトしてみた
第2章  反日ドラマに日本兵役として出演してみた
第3章  パクリ遊園地で七人の小人と踊ってみた
第4章  婚活パーティで中国人女性とお見合いしてみた
第5章  高級ホストクラブで富豪を接客してみた
第6章  爆買いツアーのガイドをやってみた
第7章  留学生寮の管理人として働いてみた


そこまでやるかってのが、第5章《高級ホストクラブで富豪を接客》っていうバイトですね。“中国”はいっ党独裁国家ですからね。改革開放で最も大きな利益を得たのもやっぱり中国共産党。日本で言えば、平安時代の藤原氏みたいなもんで、社会体制そのものが共産党員に利益をもたらすものになっていたんですね。・・・藤原氏のほうがひどいかな。

案の定、出てきますよ。そうそう、パパは共産党の幹部って女。湯水のように金を使うっていうのはこういう事を言うんでしょう。

それはともかく、著者の西谷さん危機一髪の場面が訪れます。なんと、富豪は富豪でも、富豪の男性客にお呼ばれしちゃうんです。そして、あんなことや、こんなことを・・・。ああ、あぶない。・・・危ないですんだんでしょうか。

まったく、そんなことまでやって“中国”事情をルポルタージュする必要があるんでしょうか。

いえいえ、それは当然あるんですね。だって、とてつもなく面白いじゃないですか。抱腹絶倒じゃないですか。そのへんは、お読みいただければわかります。

しかも、この本。それだけじゃありません。いままで、“中国”関連の本を読んでみても、そこに描かれているのは、基本的に日本人論なんですよね。この本は違います。日本人の有り様が紹介されることもありますが、それはあくまでも、日本人を鏡にして中国人を見つめるためなんですね。

そう見てみると、これまで日本において語られてきた中国人論が、いかに型にはめられたものであるかがわかります。型を外してみた中国人は、もっと幸せになることを夢見ていまを生きていこうとしていることにおいては日本人と同じですね。ただ少し、日本人とは大事にしていることが違うみたいですけどね。その点は、逆に日本人の方が変わっているのかも。何はともあれ、それはいいとか悪いとかいうこととは、またちょっと違いますからね。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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