『語彙力』 菅原圭
ビックリしたのは、このブログを書くために、amazonでこの本を探したとき。「語彙力」と入力して検索すると、・・・結局、この本が見つからず、「相手の心をぎゅっとつかむ語彙力」と入力して検索しました。「語彙力」だけだと、すごくたくさんの本がヒットしちゃうんですよ。
『大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる 』
『大人の語彙力大全』
『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本 』
『小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本 』
『生きる漢字・語彙力 』
『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ 超「基礎」編』
ってな感じなんです。amazonに出てくる順に並べても、まだ教紹介する本に至らないんですから、すごいもんですね。それだけ、「語彙力」関連の本が出てるってことですね。それだけ世間の人が、「語彙力」に高い関心を持っているということですね。
私も、仕事でも私生活のなかでも、高校生と交流する機会があるもんですから、その都度感じるんですけど、今の高校生は本を読みませんね。学生が本を読まないでどうするんだろうと思っちゃいますけどね。まあ、最近の傾向として高校生だけじゃないかもしれませんけど、スマホを使いすぎです。少なくとも高校生、・・・決して私が交流する高校生だけが特別じゃないと思いますが、完全にスマホに支配されてるって感じの子も少なくありません。
あれじゃあ、語彙なんて増えるはずがありません。語彙の少ない人たちと付き合ってると、時として心がけば立ったりします。そんな中で、語彙豊富に言いまわせる人と会話できると、本当に心が潤いますよね。
できれば自分も、相手にそんな印象を与えたい。私はそう思って、この本を手にしました。


この本に取り上げられている言葉は、なかでも人との会話の中で使いたい、相手の立場をおもんばかった言葉ばかり。今の私にはうってつけですね。
しかも、言い回しとともに類似の語彙が紹介されていて、意味の上では似ているけど、これはしっかり状況を区別して使わないと恥ずかしいななんて気づかされるものもありました。
たとえば、「居ずまいを正す」と「襟を正す」。正してかしこまるということでは同じなんですが、「居ずまいを正す」があらためてきちんとした姿勢に座り直すことで、「襟を正す」はそれまでの態度を反省して気持ちを改めて取り組むこと。明らかに違いますね。まあ、間違えはしませんけどね。
そうそう、完全に間違えて理解しているものもありました。「うがった見方」という言い方です。「うがつ」は漢字で「穿つ」。穿つは雨だれが何万回も落ちて、固い石に穴をあけていく様子を前提に、物事を深く考え、本質をとらえていることをあらわす言葉なんだそうです。
私は「うがった」を「物事を疑ってかかる」というふうに間違えて理解してました。だから、「君はうがった見方をするね」と言われれば、褒められたとは思わずに怒り出したかもしれません。“ひねくれているね”と言われたようにとらえて、ですね。
おお、良かった、この本を読んでおいて。
若い人にひと言。スマホが便利なのはわかります。でも、金もうけのために便利に使われてるのはあなた方の方かもよ。・・・なんて皮肉言ってるくらいなら、私も高校生に、スマホよりも面白いことを教えてやらなきゃね。私の場合は山しかないけど・・・。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
『大人の語彙力ノート 誰からも「できる! 」と思われる 』
『大人の語彙力大全』
『大人の語彙力が使える順できちんと身につく本 』
『小学校6年生までに必要な語彙力が1冊でしっかり身につく本 』
『生きる漢字・語彙力 』
『語彙力がないまま社会人になってしまった人へ 超「基礎」編』
ってな感じなんです。amazonに出てくる順に並べても、まだ教紹介する本に至らないんですから、すごいもんですね。それだけ、「語彙力」関連の本が出てるってことですね。それだけ世間の人が、「語彙力」に高い関心を持っているということですね。
私も、仕事でも私生活のなかでも、高校生と交流する機会があるもんですから、その都度感じるんですけど、今の高校生は本を読みませんね。学生が本を読まないでどうするんだろうと思っちゃいますけどね。まあ、最近の傾向として高校生だけじゃないかもしれませんけど、スマホを使いすぎです。少なくとも高校生、・・・決して私が交流する高校生だけが特別じゃないと思いますが、完全にスマホに支配されてるって感じの子も少なくありません。
あれじゃあ、語彙なんて増えるはずがありません。語彙の少ない人たちと付き合ってると、時として心がけば立ったりします。そんな中で、語彙豊富に言いまわせる人と会話できると、本当に心が潤いますよね。
できれば自分も、相手にそんな印象を与えたい。私はそう思って、この本を手にしました。
『語彙力』 菅原圭 河出書房新社 ¥ 842 語彙力。その場で“響く"言い換えをするなら、言葉一つで目上の人を虜にできる |
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この本に取り上げられている言葉は、なかでも人との会話の中で使いたい、相手の立場をおもんばかった言葉ばかり。今の私にはうってつけですね。
しかも、言い回しとともに類似の語彙が紹介されていて、意味の上では似ているけど、これはしっかり状況を区別して使わないと恥ずかしいななんて気づかされるものもありました。
たとえば、「居ずまいを正す」と「襟を正す」。正してかしこまるということでは同じなんですが、「居ずまいを正す」があらためてきちんとした姿勢に座り直すことで、「襟を正す」はそれまでの態度を反省して気持ちを改めて取り組むこと。明らかに違いますね。まあ、間違えはしませんけどね。
そうそう、完全に間違えて理解しているものもありました。「うがった見方」という言い方です。「うがつ」は漢字で「穿つ」。穿つは雨だれが何万回も落ちて、固い石に穴をあけていく様子を前提に、物事を深く考え、本質をとらえていることをあらわす言葉なんだそうです。
私は「うがった」を「物事を疑ってかかる」というふうに間違えて理解してました。だから、「君はうがった見方をするね」と言われれば、褒められたとは思わずに怒り出したかもしれません。“ひねくれているね”と言われたようにとらえて、ですね。
おお、良かった、この本を読んでおいて。
若い人にひと言。スマホが便利なのはわかります。でも、金もうけのために便利に使われてるのはあなた方の方かもよ。・・・なんて皮肉言ってるくらいなら、私も高校生に、スマホよりも面白いことを教えてやらなきゃね。私の場合は山しかないけど・・・。


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