めんどくせぇことばかり 『生き方の演習』 塩野七生
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『生き方の演習』 塩野七生

今も高校生と山に登る機会があるのですが、30年ほど前も同じようなことをしていました。その頃のことはいい思い出として残ってます。もちろん、大変なこともありましたけどね。その頃は、いまよりも30年分、高校生との年齢が近かったが、いい思い出がたくさん残っている理由はそれだけじゃないと思います。逆に今はどうかと言うと、実はあまり気持ちよくないのです。

私個人としては、若い頃よりも遥かに高校生に対して丁寧に接しています。変化は、高校生にあると思います。私には、30年前と今と、高校生の様子が大きく変わったように思えます。世の中が変わっているのですから、高校生が代わるのは当たり前のことですね。ただ、利己的になっていると思います。年長者に対する接し方にもそういう点を感じます。

年長者を敬う気持ちはあるようです。しかし、それは彼らに利益を与えてくれる年長者です。今、私が山に連れて行っている高校生も私に対して敬意を持って対しているように感じられます。だけどそれは、私が彼らにとって敬意を持って対するだけのものを与えているからのように感じられるのです。それは彼らが、彼らに利益を与えていない年長者に対する態度を見ればわかります。

私が、暗にそれを注意しても、彼らにはなんにも通じません。・・・恐ろしいです。十把一絡げの話ですね。申し訳ありません。

とりあえず、私の周囲の高校生はそんな感じです。そんな彼らには、残念ながら何も伝えられません。怖くて自分をぶつけられません。いつか彼らが、打ちのめされて私の前に現れるまでは・・・。そしてもし、そんな日がやって来たら、どんな話をしてあげようか。

「犀の角のように唯一人歩め」・・・かな。



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《人生という大海へ第一歩をふみだす若者たちに伝えたい、生き方のアドバイス》

「そんな本を、お前のような年寄りが読んでどうする」・・・そんな声が聞こえてきそうな、いや、私の耳にはすでに聞こえています。たしかに、私はすでに“人生という大海”の波に揉まれ、翻弄されて疲れ果てたその末に、それなりの波の乗り方、流され方、渡り方を、なんとなく身につけました。

だからこそ、「お前が読んでどうする」って言われることが気になるんです。でも、違うんです。さすがに私でも、いまさら著者の塩野七生さんから人生を学ばせていただこうとは思いません。

少し、言い方が不穏当でした。塩野七生さんの本からは、これまでたくさんのことを学ばせていただきました。最初に読んだ『愛の年代記』を皮切りに、『海の都の物語』、『コンスタンティノープルの陥落』など数々の作品に胸を熱くし、なんといっても『ローマ人の物語』にはただただ圧倒されました。

私が言いたいのは、『生き方の演習』を読むことで、塩野さんから生き方のアドバイスを受けようとは思わないということです。そうではなくて、塩野さんがどのようなアドバイスを若者にしようとしているか興味があったということなんです。

以前から何度か書きましたが、仕事の関係で高校生と直接触れ合う機会があります。塩野さんが若い人たちにどのようなアドバイスをするのかを知って、触れ合いのある高校生たちに私も何かを伝えたいということとも違います。

なにしろ、私の触れ合う高校生たちは、残念ながら自分の前途に“人生という大海”が待ち受けていることを知りません。それはただの漠然とした予感であって、それへの恐れも、期待も、憧れも、武者震いもないのです。

これまでもそうですが、いつか彼らが大海への旅立ちを目前にした時、私は彼らの前にいませんでした。彼らは私の助言など必要なく旅立ちました。

ただ、何年かに一度、一度旅立ったはずの彼らの中のひとりが、私の前に現れることがあるのです。そんな時のために、塩野さんが若者にどんなアドバイスをしてきたのか、知りたくなりました。

案の定、厳しい。日本のお姉さんがたは、やはり何かと厳しいからね。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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