めんどくせぇことばかり 『新しい日本人が日本と世界を変える』 日下公人

『新しい日本人が日本と世界を変える』 日下公人

ごく最近の本だったように思ってたんだけど、この本、2017年1月に出た本でした。読んでる途中で、「トランプが大統領になる」なんて話になってたから、あわてて発行の日を調べてしまいました。

たしかに当時の日本社会の論調は、トランプ新大統領の登場に危惧の念を抱いていましたね。

「日本は時刻が攻撃されれば米国に防衛してもらうのに、米国が攻撃されても何もしないというのは不公平だ」
「日本を含むアジア太平洋地域に米軍が駐留することに利益があるとは思わない。米国はかつてと立場が違う。以前は非常に強力で豊かだったが、今は貧しい国になったしまった」
「日本や韓国に駐留する米軍の経費については、日韓がそれぞれ全額負担すべきだ。もし払わないなら米軍は撤退すべきだ」
「日本は北朝鮮による核の脅威から自力で身を護るために核武装をすべきだ」


たしかに、そんなこと言ってました。このトランプの“安保タダ乗り論”は、非常に浅いものです。いつまでもそんな事を言うようなら、「日本は自前で国防の充実を図ればよい」というのが日下公人さんの言い分ですが、まったくそのとおりです。

あれから一年半、トランプ新大統領も、ようやくいろいろなことがわかってきたようです。最近は中間選挙に向けての劣勢挽回に全力投球のようですが、エルサレムへの大使館の移転にしても米朝首脳会談にしても、それ以上でも以下でもないと思います。   

いつもいつも日下公人さんの本には勉強させてもらって、勇気づけられています。この本も『新しい日本人が日本と世界を変える』という題名ですが、いかにも力強いですね。だけど、一年半たった今でも同じことをかけるでしょうか。それは特に、安倍政権に対する日下公人さんの思い入れに対してそう思うんです。

第一に、安倍首相はグローバル化に傾きすぎだと思います。安倍首相のやり方では日本の良さを守れないのではないかと心配です。第二に、周辺のノータリンはともかく、ここの所首相自身の脇の甘さが露呈して、一年以上の時間を棒に振っています。保守派の人が安倍首相に期待するのはわかるのですが、期待できるのが安倍首相ひとりきりでは土台無理な話。後進は育っていないのでしょうか。今のままでは・・・



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さまざまな分野で活躍する「新しい日本人」に着目し、日本と世界の明るい未来を指し示す
第一章 「新しい日本人」の台頭が始まる
第二章 マスメディアの旧態依然とした「報道」
第三章 「反知性主義」って何のことですか?
第四章 「新しい日本人」にとっての憲法観
第五章 日本の「ストーリーの力」を体現する安倍首相
第六章 「新しい日本人」は優位戦思考を持つ
第七章 グローバリズムからローカリズムの時代へ
第八章 日本国家の歩みは“終わりのない芝居”
第九章 さまざまな分野で活躍する「新しい日本人」
第十章 そして「新しい日本」の時代が始まる


一章から十章までの中でしっかり読んでおいてもらいたいのは八章です。ここに、“中国”、韓国、北朝鮮への対応や、北方領土問題において日本の取るべき対応策が書かれています。

“中国”については、ここのところ、とみに強引さが目に付きますね。世界各地の高速鉄道計画とかを中心としたインフラ輸出にしても、日本と争って、あいかわらずの安値を武器に受注したはいいけど、ロサンゼルス、インドネシア、ミャンマーと、なんだかことごとくうまく行ってないみたいですね。それにバングラデシュはじめ、莫大な融資を受けたはいいけど、“中国”から長期の租借権を要求されて反発が高まっているとか。

韓国との歴史戦は本当に鬱陶しいですね。でも、どんどんやってもらいましょう。韓国人の本音がわかっていいですよ。日下さんも取り上げていますけど、韓国人っていうのは金玉均の惨殺に福沢諭吉が怒り狂って《脱亜論》をぶち上げた頃と何ら変わってないです。

韓国は自分の国の中だけじゃなくて、わざわざ他所の国にまで行って慰安婦像を建てるという日本に対する嫌がらせをします。「根拠がない」となんど非難してもまったくお構いなしです。「日本が悪い」を世界に宣伝することしか頭にないのです。日本としては、いちいち該当国にこれまでの経過をしっかり説明しておくのですね。そして、日本に恥をかかせる好意を放置しない姿勢を貫くことです。

北朝鮮から拉致被害者を取り戻さなければならないのは言うまでもありません。それができないような政府なら、倒したほうがいいと私は思います。日下さんは日本が取り組むべき6つのことを上げてますけど、それを国民がやらせるってことが必要ですね。

北方領土に関しても、日下さんの主張に同感。というのは、「どうせ長期戦になるのだから、瞬間的な博打に出る必要はない」ということですね。プーチンは、やりすぎてますからね。

この部分の国際情勢に関する分析は正しいと思います。匂わせる程度のことしかお伝えしてありませんが、面白かったです。




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ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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