めんどくせぇことばかり スターリンの陰謀『日本人が知らない最先端の世界史』 福井義高
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スターリンの陰謀『日本人が知らない最先端の世界史』 福井義高

両者(日本と米国)のあいだには戦争が準備されている。両者はその海岸が3000ヴェルスタ(キロメートルとほぼ同じ)も隔たっているとはいえ、太平洋の両岸で平和的に共存することができない。(中略)地球は分割済みである。日本は、膨大な面積の植民地を奪取した。日本は5000万人の人口を擁し、しかも経済的には比較的弱い。米国は1億1000万人の人口を擁し、日本よりも何倍も富んでいながら、植民地を一つも持っていない。日本は、4億の人口と世界で最も豊富な石炭の埋蔵量とを持つ中国を略奪した。こういう獲物をどうして保持していくか。強大な資本主義が、弱い資本主義が奪い集めたものをすべてその手から奪取しないであろうと考えるのは、滑稽である。

(中略)このような情勢の下で、われわれは平気でいられるだろうか。そして共産主義者として、「われわれはこれらの国の内部で共産主義を宣伝するであろう」と言うだけで済まされるだろうか。これは正しいことではあるが、これがすべてではない。共産主義政策の実践的課題は、この敵意を利用して、彼らを互いにいがみ合わせることである。そこに、新しい情勢が生まれる。二つの帝国主義、日本と米国を取ってみるならー両者は戦おうと望んでおり、世界制覇を目指して、略奪する権利を目指して、戦うであろう。(中略)われわれ共産主義者は、他方の国に対抗して一方の国を利用しなければならない。
1920年12月6日 ロシア共産党モスクワ組織の活動分子の会合でのレーニンの演説

レーニンと言うのは悪魔ですね。だけど、それが終末の向こう側にある神の国なら、悪魔のように思えるレーニンのやり口は、目的の前に正当化された手段と言うことになるわけですね。そして、以上の《レーニンの基本準則》を、スターリンは忠実になぞっていくわけです。

ああ、キリスト教ってそういうこと?

リヒャルト・ゾルゲですか?たまたま露見してしまった件だというんです。1937年の支那事変の時点で、日本と満洲国には2000人の明らかなスパイと5万人のエージェントがいたっていうんですから。

彼らが何をしていたかって?

《日本を可能な限り弱体化し、ソ連から遠ざけておくこと。具体的には日本を中国にくぎ付けにし、日本の戦いの方向性を米英に向けて、ソ連に向かわせないこと》と言うんですが、その通りになっちゃうんですから、悔しいじゃありませんか。

1938年2月7日、スターリンは孫文の息子の孫科に、日本についてこういったそうです。
『歴史と言うのはふざけるのが好きだ。ときには歴史の進行を追い立てる鞭として、間抜けを選ぶ』


『日本人が知らない最先端の世界史』    福井義高


祥伝社  ¥ 1,728

従来の常識を覆す新しい論点が次々と提示され、読者を知的興奮に誘う
Ⅰ 「歴史修正主義」の論争の正体
第1章 日独同罪論をめぐって
第2章 歴史認識は処罰の対象となるか
第3章 なぜ「歴史修正主義」は非難されるのか
第4章 チャンドラ・ボースは英雄か傀儡か?
Ⅱ 「コミンテルンの陰謀」説の真偽
第5章 「コミンテルンの陰謀」は存在したか
第6章 過去を直視しない人々
第7章 ヴェノナの衝撃
第8章 それでも「スパイ」を認めない人々
Ⅲ 大衆と知識人
第9章 大衆と知識人は。どちらが危険か
第10章 ナチスを支持したのは、はたして誰か
Ⅳ 中国共産党政権誕生の真実
第11章 毛沢東はスターリンの傀儡だった
第12章 中国共産党の「救世主」だった日本
第13章 中国共産党政権の誕生に果たした米国の役割


ノモンハン事件の際の関東軍第23師団長小松原道太郎中将は、スターリンのエージェントだったそうです。ノモンハン事件は、日本のその後の南進に大きな影響を与えています。彼がハルビンの特務機関長を務めた時期に、ソ連への重要情報の漏えいが相次いでいる。小松原は1940年10月6日に、不可解な状況下で病死した。

ロシア語専門の情報将校であった小松原は、ソ連大使館付き武官時代にモスクワではニートラップにかかったようだ。同時期に駐在武官を務めた海軍の小柳喜三郎大佐は、同様にはニートラップにかかったものの、自らを恥じて割腹自殺したそうです。

そう言えば、在上海日本国総領事館に勤務していた事務官が2004年に自殺した事件ってのがありましたね。彼もハニートラップでやられたんですよね。中国人女性と交際していたところ、カラオケ店で売春容疑でつかまって脅迫されたんですよね。

この方や海軍の小柳喜三郎大佐は自殺したけど、ハニートラップにかかってそのままいうことを聞いている人はどれだけいたんでしょう。そして今もいるんでしょうね。

スターリンは《レーニンの基本準則》に基づいて、日本でもアメリカでも《他方の国に対抗して一方の国を利用》する工作を進めたわけです。そしてアメリカではなんと、フランクリン・D・ルーズベルト大統領と言う最良のパートナーに恵まれ、日米を激突させることに成功するわけですね。

その結果としてスターリンは、第二次世界大戦最大の勝利者となったわけです。

ロシアとの平和条約は、・・・どうしましょうか。




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^^

日露戦争を勝利に導いた一人とも言われる敵地撹乱役「明石元二郎」。実は彼が情報を得ていたRussia将軍は敢えて明石に情報を渡し。逆に日本陸軍にスパイを潜り込ませていた。つまりその頃から陸軍にコミンテルンが入り込んでいた・・・という説があります。この時代。アレコレ入り乱れて何が正しいかよくわかりません。実は・・・だった説多過ぎ^^;)/

waravino さま

ヴェノナ文書等で確認されたアメリカにおけるスターリンのエージェントを考えれば、日本もかなりひどかったと考えるべきでしょう。確認されないから0だったとする方がおめでたい。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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