『大逆転!奇跡の人類史』 NHKスペシャル
NHKの『人類誕生』はご覧になりましたか。見ました。私は見ましたよ。今はコンピューターグラフィックスの映像がますます進化して、本当にすごいですね。平原に進出した人類は、猫系大型肉食獣の餌だったんですね。茂みからいきなり飛びかかられて、引き倒されて、首に食いつかれて、絶命、・・・ですね。その映像のすごいことすごいこと。
乾燥化による森林の後退により、人類は平原で、草の根や昆虫を食って飢えをしのいだんだそうです。でも、平原では肉食獣から身を隠す場所もないですからね。ずいぶんたくさんの人たちが食われてしまったんでしょうね。
コラッ、ミィミィ(うちの飼い猫)❢ お前のご先祖は、私のご先祖を食ったのか❢
生存に必要なことは、本能的な記憶として生き物に備わってるんですね。うちのもと肉食獣も、教えもしないのにいろいろと変なことをします。もと肉食獣のくせに、本能的な記憶は、もちろんだけど、自分の身を守るものなんですね。たとえば、うんこをすると、終わるやいなや、猫のくせに脱兎のごとく走り出します。
生理的現象とは言え、一箇所にとどまって、強烈な匂いを撒き散らすのは危険なんだそうですね。だから、終わったらすぐに場所を変えなきゃいけないらしいです。
人間に備わっている本能的な恐怖は、落下の恐怖と、肉食獣の接近を知らせる音に対する恐怖だそうです。落下の恐怖は、樹上生活時代のものというから、さる時代からのものですね。本能的記憶というのはなんてすごいものでしょうね。暗闇への恐怖はどうなんでしょう。あれは本能的な恐怖とは違うんでしょうか。


ところが、肉食獣に捕食されるばかりだった人間が、ある時期からは捕食する側に回っていくんですよね。これも“大逆転”ですね。およそ、180万年前のことだそうです。ホモ・エレクトス、むかし直立原人って言ってたやつですね。
ホモ・エレクトスが狩りの対象にしたのは草食獣で、長い距離を追いかけて相手を疲れさせ、集団で取り囲んでとどめを刺したんですね。彼らはハンドアックスで仕留めた獲物を解体し、肉をたくさん食べたんですね。体も、長い距離を走れるように体毛が薄くして体温が上がりすぎないようにするなどの変化があったようです。
肉食で栄養をつけたことで、脳が増大しているのも大きな変化ですね。石器の成形、狩りの工夫が、脳へのさらなる刺激になったんでしょうね。肉食によって腸が短くなって、消化に費やしていたエネルギーを脳へ回せるようになったことも大きいんだそうです。他の肉食獣の分までもりもり食べて、そのせいで絶滅してしまった肉食獣のいたらしい。
ホモ・エレクトスは、やがて火を使いだします。もうこうなると、焼肉定食ですね。
20万年前ころ、私たちの直接の祖先であるホモ・サピエンスがアフリカに登場します。ところが、19万年前ころ、人類史上最も厳しい氷期に入ってるんですね。食べるものがなくなって
危ない、ホモ・サピエンス❢ 誕生したと思ったら、たったの1万年(十分長いけど)で絶滅か?
絶滅していないから、私たち、今や73億人にも増えてしまったわけですね。でも、ひどいときは、1万人にまで数を減らしたそうです。だから、今生きている73億人の遺伝子は、非常に多様性の度合いが低いんだそうです。地球上に30万頭しかいないチンパンジーよりも多様性が低いんだそうです。
では、1万人にまで数を減らしたホモ・エレクトスは、どうやってこの危機をしのいだんでしょう。
テレビ見た?見た人は、覚えてる?・・・そう、あれです。あれを食って生き延びたんですよね。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
乾燥化による森林の後退により、人類は平原で、草の根や昆虫を食って飢えをしのいだんだそうです。でも、平原では肉食獣から身を隠す場所もないですからね。ずいぶんたくさんの人たちが食われてしまったんでしょうね。
コラッ、ミィミィ(うちの飼い猫)❢ お前のご先祖は、私のご先祖を食ったのか❢
生存に必要なことは、本能的な記憶として生き物に備わってるんですね。うちのもと肉食獣も、教えもしないのにいろいろと変なことをします。もと肉食獣のくせに、本能的な記憶は、もちろんだけど、自分の身を守るものなんですね。たとえば、うんこをすると、終わるやいなや、猫のくせに脱兎のごとく走り出します。
生理的現象とは言え、一箇所にとどまって、強烈な匂いを撒き散らすのは危険なんだそうですね。だから、終わったらすぐに場所を変えなきゃいけないらしいです。
人間に備わっている本能的な恐怖は、落下の恐怖と、肉食獣の接近を知らせる音に対する恐怖だそうです。落下の恐怖は、樹上生活時代のものというから、さる時代からのものですね。本能的記憶というのはなんてすごいものでしょうね。暗闇への恐怖はどうなんでしょう。あれは本能的な恐怖とは違うんでしょうか。
『大逆転!奇跡の人類史』 NHKスペシャル NHK出版 ¥ 1,728 人類進化700万年の物語。人口1万まで激減したサピエンスは、なぜ大逆転に成功したのか? |
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ところが、肉食獣に捕食されるばかりだった人間が、ある時期からは捕食する側に回っていくんですよね。これも“大逆転”ですね。およそ、180万年前のことだそうです。ホモ・エレクトス、むかし直立原人って言ってたやつですね。
ホモ・エレクトスが狩りの対象にしたのは草食獣で、長い距離を追いかけて相手を疲れさせ、集団で取り囲んでとどめを刺したんですね。彼らはハンドアックスで仕留めた獲物を解体し、肉をたくさん食べたんですね。体も、長い距離を走れるように体毛が薄くして体温が上がりすぎないようにするなどの変化があったようです。
肉食で栄養をつけたことで、脳が増大しているのも大きな変化ですね。石器の成形、狩りの工夫が、脳へのさらなる刺激になったんでしょうね。肉食によって腸が短くなって、消化に費やしていたエネルギーを脳へ回せるようになったことも大きいんだそうです。他の肉食獣の分までもりもり食べて、そのせいで絶滅してしまった肉食獣のいたらしい。
ホモ・エレクトスは、やがて火を使いだします。もうこうなると、焼肉定食ですね。
20万年前ころ、私たちの直接の祖先であるホモ・サピエンスがアフリカに登場します。ところが、19万年前ころ、人類史上最も厳しい氷期に入ってるんですね。食べるものがなくなって
危ない、ホモ・サピエンス❢ 誕生したと思ったら、たったの1万年(十分長いけど)で絶滅か?
絶滅していないから、私たち、今や73億人にも増えてしまったわけですね。でも、ひどいときは、1万人にまで数を減らしたそうです。だから、今生きている73億人の遺伝子は、非常に多様性の度合いが低いんだそうです。地球上に30万頭しかいないチンパンジーよりも多様性が低いんだそうです。
では、1万人にまで数を減らしたホモ・エレクトスは、どうやってこの危機をしのいだんでしょう。
テレビ見た?見た人は、覚えてる?・・・そう、あれです。あれを食って生き延びたんですよね。


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