めんどくせぇことばかり 貴の乱『歴史の生かし方』 童門冬二
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貴の乱『歴史の生かし方』 童門冬二

JIJI.COM 2018/3/29
貴乃花親方、2階級降格=最下位「年寄」に-相撲協会
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032900808&g=spo
(抜粋)
日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、貴乃花親方(元横綱)を「委員」から「年寄」へ2階級降格させる懲戒処分を決めた。「年寄」は親方の階級では、定年後に再雇用された参与を除けば、最下位に当たる。理事を1月4日に解任され、3カ月足らずで5階級も降格した。
(続きを読む)に全文

日馬富士が貴の岩を殴りまわした問題から、その取り扱いをめぐる相撲協会との行き違い。さらには、弟子の貴公俊の暴行問題と、すったもんだは4カ月に及びました。結果は、貴乃花親方の全面降伏、ものによっては「命乞いをしてまで」と書かれています。そこまでして、なんとか相撲界にとどまったという状況らしい。

著者の童門冬二さんは、この貴乃花騒動を、「そのまま上杉鷹山や二宮金次郎の改革事件を想起させる」と、貴乃花親方の改革にかける姿を鷹山や金次郎の姿に照らし合わせ、そこから学ぶものがあると指摘している。

改革を目指した貴乃花親方は、完全に敗れました。しかし、財政が破綻しかけていた米沢藩の名君・上杉鷹山も、その改革を推し進めるにおいて、一度は失敗しているんだそうです。


『歴史の生かし方』    童門冬二


青春出版社  ¥ 994

組織の、リーダーの、そして自分自身の、「壁」を乗り越える歴史との向き合い方
第一章 人間も歴史も「向き合う人」しだい
第二章 夢かなわぬ人生にもまた意義がある
第三章 忘れられていた歴史にこそ「日本人の誇り」
第四章 時代が変わっても変わらぬリーダーシップの源泉
第五章 正論だけでは渡れぬ世を生きる心得
第六章 歴史から学んだ「譲れない生き方」


改革を志した鷹山は、江戸藩邸の藩士たちをもって改革の陣営を構成したんだそうです。江戸藩邸に集まった改革派と言うのは、実は、《国許から追われたトラブルメーカー》みたいな連中だったんだそうです。じっくり国許に腰を据えて改革を目指す者たちを中心に改革を進めるべきだったんですね。

結局、上杉鷹山は隠居に追い込まれています。その後、鷹山の改革はことごとく廃止されてしまってるんですね。だけど、鷹山がまいた改革の種はやがて芽を出して、隠居していた鷹山を再び改革の第一線にかつぎあげていきます。

改革には、結局、多くの協力者が必要で、その協力者は各階層、要所要所に必要なんですね。そういった協力者を育て上げるための十分な時間も、また必要なわけです。

上杉鷹山と言う、多くの時間と協力者を得た改革の成功例と対照的に、この本には短期間に企てられ、いきなりの暴挙に出て失敗した大塩平八郎を登場させています。

大塩は、一カ月の間民家に潜伏し、捕吏に取り囲まれて、家に火をつけて自決しましたが、貴乃花親方は、まだ相撲界に生き残りました。

今、大相撲七月場所が開催されていますが、幕開けから4日目の7月11日、幕内力士土俵入りの様子をテレビに録画してみておりました。土俵入りの登り口には貴乃花親方が陣取っていたのですが、土俵に上がる力士たちが、そこで深々とお辞儀をし、ていねいに手刀を切って、土俵に上がっていくんです。そこにはいつもの土俵入りとは少し違う緊張感があり、力士たちの貴乃花親方への誠実な思いが感じられました。

もしかしたら、人が育っているのかもしれません。さて、貴乃花親方の改革の第二幕が始まるのは、もう少し先のことになるのでしょうか。

もちろん、その改革が日本相撲界にとって本当に素晴らしいものになるかどうかは、また別の話ですが・・・。
まだこれからも、貴乃花親方が、幕内力士土俵入りの登り口に陣取ることがあるんじゃないかと思います。これは見ものです。私ももう一度見て見たいです。




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JIJI.COM 2018/3/29
貴乃花親方、2階級降格=最下位「年寄」に-相撲協会
https://www.jiji.com/jc/article?k=2018032900808&g=spo
(全文)
日本相撲協会は29日、東京・両国国技館で理事会を開き、貴乃花親方(元横綱)を「委員」から「年寄」へ2階級降格させる懲戒処分を決めた。「年寄」は親方の階級では、定年後に再雇用された参与を除けば、最下位に当たる。理事を1月4日に解任され、3カ月足らずで5階級も降格した。

貴乃花親方は、役員待遇委員として臨んだ春場所で欠勤を重ねたほか、8日目に弟子の十両貴公俊が支度部屋で付け人の序二段力士に暴力を振るった監督責任などを問われた。貴公俊には1場所の出場停止処分が科された。
 
元横綱が年寄に降格するのは、1985年に金銭問題を理由に処分を受けた元輪島の花籠親方以来となる。 

鏡山危機管理部長(元関脇多賀竜)によると、28日に開かれた臨時年寄総会での親方衆の意見も加味して懲戒を判断。貴乃花親方が所用を理由に理事会などを欠席した9日に、弟子の貴ノ岩が被害者となった元横綱日馬富士の傷害事件における相撲協会の対応に問題があるとして、内閣府の公益認定等委員会に告発状を提出するため、弁護士と打ち合わせしていたことも判断材料とした。

昨年9月ごろから今年1月初めにかけ、弟弟子に4度の暴力を振るった峰崎部屋の三段目力士は、元日馬富士の問題が公になってからも殴っていたことを重く見て、1場所の出場停止処分とした。師匠の峰崎親方(元幕内三杉磯)は10%の減給2カ月の懲戒となった。

相撲協会は暴力問題の再発防止に関する研修会を5月2日に国技館で開催する。

 ◇相撲協会の懲戒
(1)けん責  将来を戒める
(2)報酬減額 報酬を減じる
(3)出場停止 本場所などへの出場を停止する
(4)業務停止 協会事業への従事を停止する
(5)降 格  相当の降格を行う
(6)引退勧告 引退を勧告する
        速やかに引退届を提出しない場合は懲戒解雇に準じて取り扱う
(7)懲戒解雇 懲戒解雇とする
(数字が大きいほど重い処分)

 ◇親方の階級
理 事 長   (1)
理   事   (9)
副 理 事   (3)
役員待遇委員  (7)
委   員  (58)
主   任   (4)
年   寄  (10)
(かっこ内は29日現在の人数。他に定年後に再雇用された参与が8人)
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ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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