めんどくせぇことばかり 呉音『漢字のツボ』 円満寺二郎
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呉音『漢字のツボ』 円満寺二郎

今の“中国”でも、やっぱり地域によって言葉は違うんでしょう。北京語と広東語の違いはよく言われるところですけど、本来、もっともっとたくさんの言葉がありますよね。北京語への統一の度合いはどの程度まで進んでるんでしょうね。

日本には、古くから“中国”の文化が入って来ていますけど、それなりに大きな流れの起こった時期ってのがありますね。よく歴史の授業で取り扱われる遣隋使とか遣唐使とかってなると、“中国の”文化を取り入れるために公的な使者が派遣されているわけですから、とても大きな流れですね。この頃の隋唐帝国の都は長安、現在の西安ですね。そこで話されていた漢字の発音が日本に大量に入ってきているわけですけど、それを漢音といいます。

隋唐の統一がなされる前の南北朝時代、日本と交流が深かったのは南朝の方なんですね。この頃日本人が学んだ漢字の発音も南朝、“中国”南部のものだったんです。これを呉音といいます。

実は隋唐は北朝の主力となった鮮卑族による国家で、南朝最後の王朝である陳は、同時に最後の漢民族による王朝で、これで漢民族の歴史はとどめを刺されることになるわけです。そして、東アジアは新しい歴史の幕を開けることになるわけですね。

平安時代になると『白紙に戻す遣唐使』になりますけど、鎌倉時代移行になると禅宗の留学僧が様々な知識を持ち帰りますし、貿易も盛んでした。この時代に入った漢字の音を唐音といいます。

それにしても“中国”ってのは、地域による違いの他にも、時代による発音の違いもあるんだから厄介ですね。これじゃあ、知識の受け継ぎが行われないのも当然です。


『漢字のツボ』    円満寺二郎

青春出版社  ¥ 1,285

こんな漢字の本、見たことない!…世界で一番おもしろい漢字講座
Step 1 入門編 大人になると聞きにくい15のツボ
Step 2 基本編 知っているだけで必ず役に立つ20のツボ
Step 3 応用編 漢字がもっとおもしろくなる20のツボ
Step 4 発展編 漢字の奥深さをとことん愉しむ15のツボ


唐音が入る頃には、日本語も確立していますから、唐音は特殊なものとして覚えちゃうほうが早そうですね。就職活動をしている時分、問題集に《行灯》ってのが載ってましたけど、・・・。そうですねぇ。通常では、《あんどん》っていう音は出てきませんよね。これが唐音なんですね。

《椅子》や《蒲団》は新しい文化として漢字とともに“中国”から入ってきたものですね。それ以前の日本にはなかったもので、新たに鎌倉移行取り入れられたものは、唐音のものがあるわけです。

呉音と漢音の違いにおいては、呉音ではナ行のものが、漢音ではザ行・ダ行・バ行のように濁点がつくようです。

男を《なん》と読むのが呉音で、《だん》と読むのが漢音。女を《にょ》と読むのが呉音で、《じょ》と読むのが漢音ということです。男女を《なんにょ》と読めば呉音で、《だんじょ》が漢音です。

あと、呉音でマ行のものが、漢音ではバ行になるようです。

米を《まい》と読むのが呉音で、《ばい》と読むのが漢音。美を《み》と読むのが呉音で、《び》と読むのが漢音。文書を《もんじょ》と読むのが呉音で、《ぶんしょ》と読むのが漢音ですね。

明という字ですけど、これを《みょう》と読むのが呉音、《めい》と読むのが漢音、《みん》と読むのが唐音だそうです。・・・難しいですね。頭痛では、頭を《ず》と読んでますが、これは呉音。頭部では、頭を《とう》と読みますが、これは漢音。饅頭では、頭を《じゅう》と読みますが、これが唐音だそうです。・・・難しいですね。

大山は《だいせん》、これは呉音。・・・本当に難しい。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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