めんどくせぇことばかり 残酷『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』 石平✖矢板明夫
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残酷『私たちは中国が世界で一番幸せな国だと思っていた』 石平✖矢板明夫

左寄りの人は残酷なのが特徴で、もとから頭の中で考えた架空のことを絶対の正義の地位に押し上げちゃってるんだから、始末に負えない。ロベスピエールが最高存在の式典で祭り上げたのは、人間の理性ですからね。それを実現することが最高の正義ですから、手段は問われないわけです。そう理屈の上で整えたのがマルクスで、その姿勢を鬼のように貫いたのがレーニンで、引き継いだのがスターリン。うまく利用したのが毛沢東や金日成。みーんな左巻き。

この本は“中国”のお話で、登場するのは毛沢東。毛沢東にしてみれば、己の権力を完全にすることこそが理性の命令で、絶対の正義なわけです。そのためには劉少奇を引きずり下ろす必要がありました。その道具として使ったのが紅衛兵だったわけで、目的を達すればもう邪魔なだけ。

その過程でどれだけの無垢の人々が足元をすくわれ、失意の底に沈んだまま死んでいったかなんて、毛沢東には関心なんかありません。“中国”人の倫理観がどれだけ崩壊してしまったかなんて、当然知ったこっちゃありません。

関心のあることは、目障りになった紅衛兵をどう処分するか。ということで、若い連中は、「みんな、農村に行ってこい」ってことで見えないところに追っ払いましたとさ。これを下放と言うそうです。

習近平も、李登輝も、王毅も、みんな下放され、農村で惨めな思いを十分味わってきた人たちなんだそうです。都市部に帰るために、彼らは賄賂を使ったそうです。賄賂を準備できる人たちはね。それができない若い女性は、村の人民公社の幹部に身体を捧げたそうです。

毛沢東に好きなように利用され、要らなくなったらポイ捨てされて、・・・多かれ少なかれ、そんな悲惨な青年期を過ごしたのが今の中共指導部なんだそうです。習近平もそんな若者の一人だったんだそうですが、そんな習近平が、今は残酷な毛沢東になろうとしてるんですね。



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中国人エリート、残留孤児二世だったから分かる 独裁者習近平は毛沢東が作った
第一章  暗黒の少年時代
第二章  毛沢東がつくった恐怖の二七年
第三章  日中が蜜月だった八〇年代
第四章  人生の転機、アイデンティティの克服
第五章  反日と愛国の源流
第六章  王岐山を支配下においた習近平が狙うのは太子党
第七章  強権政治の裏にある指導者たちの不安
第八章  成長なき経済の悲劇
第九章  習近平最大のばくち、台湾併合


残酷だなぁ。いやいや、石平さんの話なんですけどね。毛沢東の27年間にはいくらでも残酷な話があって、その時代には《毛沢東に悪辣な攻撃を行った者は、何人であれ、一律死刑に処す》ってことだったんだそうです。
田舎から成都に戻って、中学校に通っていた時のことです。近所にお婆さんが一人で住んでいて、ゴミを拾って何とか生活をしていました。

天気のよい日はいつも街角に一人で座って太陽の光を浴び、学校の帰りに通りかかる私たち子どもにいつも笑顔で、「お疲れさん、勉強頑張ってね」と声をかけてくれた。

しかし、ある日突然、そのお婆さんが消えたのです。大人たちの話によると、彼女は「反革命分子」として逮捕されたと言います。

一人のゴミ拾いのお婆さんがどうして「反革命分子」なのかというと、実は彼女はある日、毛沢東の顔写真を印刷した新聞紙を使って、ゴミ捨て場から拾った大根を包んだのですが、そんな些細なことで「反毛主席」の大罪に問われたのでした。

そして数日後、このお婆さんはトラックに乗せられて、町中を一巡して市民たちの見せしめになったあとに、処刑場に引きずり出され、銃殺されました。
本書p62

すごい話ですね。毛沢東の時代ってのは、すごい時代だったんですね。だけど、習近平は権力の基盤を強固なものにするにしたがって、そんな毛沢東を追いかけ始めたようですよ。

なんと、鄧小平時代になって取りやめになっていた公開処刑ですが、どうやら習近平は、それを復活させたらしいですよ。しかも、嫌らしいことに、銃殺に要した銃弾の費用を、銃殺された方の家族に負担させているようなのです。

「あなたのご子息の処刑に要した銃弾は一発。一発三元です」ってな感じのようです。

これじゃあ、時期に何か起きる。今度起きるとすれば、きっとそれはかなりの大ごとになりそうですね。




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ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
































































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