めんどくせぇことばかり 『萩原編集長の山塾』 萩原浩司
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『萩原編集長の山塾』 萩原浩司

『山と渓谷』の編集長が山の入門書を書いちゃあさあ、そりゃあ、ほかの入門書が売れなくなっちゃうんじゃないでしょうか。いいですねぇ、この題名。それに、この表紙。表銀座でしょ。裏表紙は後ろ姿なんですよ。

本当に、山ブームですね。NHKの『にっぽん百名山』は、山ブームに便乗して始まったもののようですが、けっこう相乗効果で、この山ブームに貢献しているんじゃないかと思います。

その『にっぽん百名山』のVTRをもとにして、実際に登山をする際に役立つテクニックを紹介するのが『実践!にっぽん百名山』という番組で、その番組で“山の指導者”役をしているのが編集長こと、萩原浩司さんということになります。

なにせ、『山と渓谷』の編集長ですからね。番組の中で“編集長”と呼ばれるようになって、すっかりそれが定着して、“編集長”の技術指導のコーナーは「ヤマ塾」ですから、それはこの本そのものということですね。

私は“編集長”と同じ年の生まれ。『山と渓谷』にはずいぶんとお世話になりました。だけど、一番、読んでいた時期はやっぱり、高校、大学の時。“編集長”が本当に編集長の仕事をしていたときのものは読んでないと思います。それでも“編集長”には、本当にお世話になったって思いがあるんです。

2016年の10月に足の手術をしたんですが、その前の数年間は足の痛みが徐々に強くなっていった時期なんです。思いっきり走れたものがそうはいかなくなり、ジョギングぐらい出来たものがそうはいかなくなり、ウォーキングくらいできたものがそうはいかなくなり、自転車くらいこげたものがそうはいかなくなっていった時期なんです。痛み止めも、だんだん強いものになって、使用頻度が増していって、最後は少なくとも一日に二度は座薬を使っていました。

『にっぽん百名山』を始めとする山を扱ったTV番組は、そんな時期の私の何よりの励みでした。そういった番組の多くに“編集長”が出てましたからね。“編集長”見ると、「私も・・・」って思います。


『萩原編集長の山塾』    萩原浩司

山と渓谷社  ¥ 1,728

萩原編集長が,豊富な経験をもとに登山テクニックを書き下ろした登山技術読本

第1章  登山計画
第2章  登山用具
第3章  歩行技術
第4章  生活技術
第5章  危機管理
第6章  山の楽しみ
第7章  ガイド

「編集長のヤマ塾」は150回にわたる『実践!にっぽん百名山』の中で、“編集長”のいろいろな山での経験をもとにした登山技術が伝えられてきたわけです。でも、やはり一冊にまとめられると、違いますね。しっかり、学び直そうという気持ちにしてくれます。

30代なかばで山をやめるまでは、若さや体力で押し通すような山登りもしてしまっていたので、今の私なんかは、どうしたってこういう本を読んでおく必要があると思います。装備なんかもね。いい加減でしたよ。「シュラフがない」とか、「テントがない」とか。・・・いくらなんでも、そりゃひどすぎるでしょ。

そんなレベルの話じゃなくて、この本は、登山靴、ザック、今はバックパックっていうのか。登山用のウェア。これはずいぶん変わりましたね。ストック、ファーストエイドキット、水筒、などなどなど。それから、ちょっとした小物ね。これがすごい。テント泊用、山小屋用と、たしかにこれは便利だなってものが、いろいろと紹介されています。

他の本にはあまりないこともあるけど、“歩行技術”なんかも必要なんですよね。山岳部からはじめた人は、いろいろなことを上の人から仕込まれるけど、そうでもないと“歩行技術”なんて習いませんよね。「右足、次は左足」ってな感じですよね。パッキングなんかもそう。昔は高等技術だったですよ。今はザックがいいから背中に当たるなんてことはないでしょうけど、長く歩くにはやはり大事なことだと思います。“生活技術”、この項目もいいですねぇ。ちょっとした“編集長の知恵”がありがたいです。

何より“危機管理”。もっと、ここにページ割いてもいいところだけど、まあ、一冊の本のバランスというものがありますからね。

そういうところを考えると、“編集長”も大変です。テレビの番組で、山に興味を持つ人も多いと思います。そういう人が登山用品を買えば、お店もメーカーも儲かります。だけど、たくさんの人が山に行けば、それだけ危険に遭遇する人も増えます。山は危ないですからね。“編集長”の仕事は増える一方です。頑張ってくださいね。

平日の山はいいですよ。本当に・・・。



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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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