めんどくせぇことばかり “蚊”『旅先のオバケ』 椎名誠
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“蚊”『旅先のオバケ』 椎名誠

武田さんの本に書いてあったけど、マラリアも克服できるはずだったって。今でも年間42万忍以上が命を落としているっていうんだから、ものすごい病気ですよね。

マラリアはマラリア原虫という寄生虫によって引き起こされる病気で、マラリア原虫をもった蚊に刺されることで感染するんですって。マラリア原虫を持っているメスの羽斑蚊が産卵のため人の体を刺して吸血するときに、マラリア原虫が体内に侵入するんですね。

日本にもあったらしいです。《マラリアNoMorejapan》によれば、平清盛はマラリアらしいですよ。そう言えば、高熱に苦しんだんですよね。そんな昔じゃなくても、明治から昭和初期には全国で大流行して、年間の死者が2万人を超えた年もあるとか。完全に克服されたのは1950年代だそうです。

東南アジアやアフリカでもマラリア克服寸前まで行ったのは、DDTの使用による成果だったんですね。すごい効果ですよ。例えばスリランカでは、1948年から1962年までDDTの定期散布を行ない、それまで年間250万を数えたマラリア患者の数を31人にまで激減させることに成功したっていうんですから。

ところが、環境汚染物質と騒がれて、製造されなくなっちゃったんですね。レイチェル・カーソンの「沈黙の春」で取り上げられたことの効果が大きかったみたいです。DDT禁止後には、僅か5年足らずで年間250万に逆戻りしちゃうんです。

使い方次第なのにね。マラリアが克服されてれば、年間42万人も死ななくて済んでるのに。

おかしな方に話が言ってしまいましたけど、椎名誠さんの旅のエピソードの中に、“蚊”にまつわる話が結構出てくるんです。やっぱり、“蚊”って恐ろしいんですね。


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椎名誠が泊ってきた「宿」を振り返る。地球を股にかけた、オドロキのエピソードが満載! 
第1章 あとになってフルエルような恐ろし宿体験 
第2章 土地に残る「記憶」を感じる旅 
第3章 アジア離島宿いろいろ 
第4章 シベリア・モンゴル・北極圏 宿泊は時にタタカイだ 
第5章 世界のあちこちでこんな宿に泊まってきた 

この話、以前なんかの本で読んだことがあります。この話っていうのは、カナダ北極圏でのテント泊の話なんだけど、短い夏の間のお話ね。

《カナダ北極圏の短い夏のお話》なんていうと、涼しくて、雄大で、羨ましく感じてしまうところなんだけど、これはじつはとんでもない話なんです。北極圏の短い夏の間に生殖を遂げようとする“蚊”が大発生するらしいんです。夕方になると、そいつらがあらゆる生きとし生けるものを襲い始まるらしいんです。

なにしろ、そこはグリズリーとか、シロクマくんの世界。グリズリーやシロクマの、あの剛毛でおおわれた皮膚にも針を立てるような“蚊”数千匹が、渦を巻くようにして飛び回り、獲物に狙いを定めて襲いかかってくるんです。

安全なのはテントの中だけ。テントに飛び込んで入り口を閉めることで、数千匹の“蚊”を外に置き去りにするものの、数百匹は一緒にテントの中に入ってくるというんです。それからおよそ30分を、“蚊”の殺戮のために費やすと。

数千匹を置き去りにしたとは言え、グリズリーの剛毛でおおわれた皮膚に針を立てるような連中が外からテントに針を立ててくるらしいんです。・・・恐ろしい。

しかし、テントに逃げ込んだと言っても、生理現象は容赦なく湧き上がります。服を着込んで、皮膚を露出するところには虫除けスプレーをまんべんなく噴霧するんですが、これがまた恐ろしい。

“蚊”もただ者ではありません。なにしろあのグリズリーの剛毛・・・、もういいか。

そのスプレー、日本で売ってるような、かわいい子供の顔が書かれてるようなものとは違うんです。そこに書かれているのはドクロにバッテン。つまり、毒物ですね。それくらいじゃないと役に立たないんです。

それを噴霧して、短時間に生理現象を放出しようとパンツをおろした瞬間。そこにはドクロにバッテンを噴霧してなかったので、数千匹の“蚊”が一気に放出口に襲いかかってきたと言うんです。

ギャー

ああ、ちっとも本の紹介になってない。・・・とりあえず、そんな話がいっぱいです。本に関しては、またあらためて!




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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