めんどくせぇことばかり 『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか?』 立川志の春
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『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか?』 立川志の春

立川志の春ってお名前の落語家さんをご存知ですか?

1976年大阪府生まれ、千葉県柏市育ち。渋谷幕張高校を経て、イェール大学へ進学。卒業後は三井物産に入社。鉄鉱石部に働く毎日を過ごした3年目、たまたま聴いた立川志の輔の落語に衝撃を受け、半年の逡巡の後に三井物産を退社し、志の輔門下に入門という経歴の持ち主。

嫌な経歴ですね。

今、最も注目される落語家の一人で、志の輔をして「最初の2年間での伸び幅が、今までのどの弟子よりも大きかった」と言わしめたそうですから、スタートの位置がとびっきり低かったようです。

テレビで何度かお目にかかりましたが、たしかに面白かったです。一度は英語の落語をやってる人ということで取り上げられたりしてました。

この本は、そんな落語家の立川志の春さんが書いた本で、どっちかっていえば落語の入門書って感じです。“どっちかっていえば”っていうのは、『あなたのプレゼンに「まくら」はあるか』っていう題名にもある通り、それこそビジネス書として読んでもいいくらいの内容を持ってるからなんです。

志の春さんの経歴、嫌らしいでしょう。おそらく本当に嫌らしい部分を、大分引きずっていた人物のようなんです。通常であれば3カ月ほどで師匠から落語家としての名前をもらい、前座として高座に上がる機会を与えられるようになるんだそうです。それをなんと、志の春さんは1年3カ月もかかってるんです。

そんだけ志の春さんは我が強く、落語家になるには邪魔にしかならない我の強さをそぎ落とすのに、それだけの時間がかかったってことでしょうね。志の輔さんも辛抱強く待ったし、志の春さんもよく耐えたってことなんでしょう。面白いのは、サラリーマン時代から付き合っている奥様が、「師匠に弟子入りしてから性格がましになった」と喜んでおられるというんです。




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天職を掴んだ落語家がおくる若手ビジネスマンのための思考と発想を変える落語入門
一章 イェール、三井物産、立川流
二章 落語に仕事を学ぶ
三章 まくらに学ぶ雑談
四章 リズム、間、調子を獲得せよ!
五章 最強の趣味、落語への誘い


学生のころに、よく新宿の末廣亭に行きました。・・・よく行ったというほどには行ってないか。でも、それなりに行きました。北アルプスや南アルプスに行くのに、新宿から電車に乗ったんですけど、いつも電車の時間よりも何時間も早く新宿につくようにして、末廣亭で時間をつぶしてました。

高校の時の山岳部の先輩に連れて行ってもらったのが最初ですね。面白くてね。大学で東京で暮らすようになってからも、山に行くときはいつも落語を聞いてからってことになっちゃいました。

山と落語は関係ないように思うでしょ。でもね。あるんですよ。だいたい、でっかいザックを持ってるわけです。でっかいザックを持ってると、どこに行っても人の迷惑になるんですね。喫茶店なんてとんでもありません。

そんなとき、寄席はピッタリなんです。当時は、ガラガラでしたから。

それからだいぶたって、娘が大学生でしたから10年ほど前になりますか。娘の希望で池袋の演芸場に行ったとき、早めに行ったんで楽に座れたんですが、そのうち満員になって、おどろきました。寄席が満員になるなんて経験は、はじめてでしたから。

・・・世の中って変わるもんですねぇ。


サラリーン時代から付き合っていたという奥様に「師匠に弟子入りしてから性格がましになった」と喜ばれたという志の春さん。そのサラリーマン時代から、今の志の春さんまでの落差を考えれば、師匠が「最初の2年間での伸び幅が、今までのどの弟子よりも大きかった」と言われるのも当然かもしれませんね。そんな中で、志の春さんは思ったわけです。

「もしも、サラリーマン時代の自分が、今の自分のような気持ちで仕事をしていたら」

そんなところもあって生まれたのがこの本。落語入門書ではありますが、ビジネス書としても読めますよ。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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