めんどくせぇことばかり 『第二次世界大戦 アメリカの敗北』 渡辺惣樹
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『第二次世界大戦 アメリカの敗北』 渡辺惣樹

アメリカ大統領フランクリン・ディラノ・ルーズベルト大統領の政権において、ハリー・デキスター・ホワイトが財務省のNo.2を務めたこと、アルジャー・ヒスが国務省の高官を務めたことが、世界の運命を決定的に変えました。二人はスターリンのスパイでした。ソビエト社会主義連邦共和国の利益を最優先するスパイがアメリカの政治を左右できる政府中枢に巣食うことが出来たのは、フランクリン・D・ルーズベルトが大統領だったからに他なりません。

本来、最大の脅威であるアメリカとドイツ・日本を戦わせて、その間隙に世界におけるソ連の地位を不動のものとし、共産主義を看板にして一気に勢力圏を拡大していきたいソ連。そのソ連と、旧勢力となりつつあるイギリスが作り上げた世界支配のシステムを強奪し、ライバルとなるドイツ・日本を蹴落として世界に覇権を唱えたいアメリカの利害が一致したわけです。

フランクリン・D・ルーズベルトは、イギリスを引きずり下ろし、ドイツと日本を蹴落とすための道具として、ソ連が使えると考えたわけです。F・D・Rは、自分が十分にスターリンを使い回せると考えていたわけです。

だけど、猿回しはスターリンで、F・D・Rは猿として使われました。F・D・Rは、スターリンの猿だったのです。そして、イギリスもドイツも日本も、その猿にコテンコテンにやられたわけです。

第二次世界大戦という戦争は、スターリンによって引き回された、そういう戦争だったということですね。そして、その結果として生まれた第二次世界大戦後の世界も、スターリンの意思によって作られたということです。


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ハル・ノート、ヤルタ会談、国際連合、ブレトンウッズ体制、全てソヴィエトスパイが操った
第1章 モーゲンソープランの非道
第2章 ソビエトに最も貢献したスパイ
第3章 アルジャー・ヒス ヤルタ会談の黒幕にして国連を作った男
第4章 露見したスパイ網
第5章 ルーズベルト・トルーマン体制の破綻
第6章 ワシントン議会が暴いたソビエトスパイ
終章 「戦勝国」アメリカの敗北



1945年4月12日に、アメリカの大統領であるフランクリン・ディラノ・ルーズベウトは、在職のまま亡くなりました。自分がスターリンの猿だったなんてことは、頭の片隅にさえないまま亡くなったんでしょう。

あとを継いだのが、ハリー・S・トルーマン。F・D・Rによって副大統領に指名された人物です。能力によって指名されたのではなく、当たり障りないことによって指名された人物らしく、F・D・Rからは何一つ政治への関与を求められていなかったようです。

原爆の何たるかも知らず、成り行きと雰囲気で落としてますからね。

教科書にはトルーマン・ドクトリンが有名ですね。《トルーマン・ドクトリン》、・・・なんかかっこいいですよね。

すでにホワイトやヒスがスターリンのエージェントであったということは、はっきりしています。でも、トルーマンはごまかそうとしていました。ルーズベルトと一緒にスターリンに引き回された猿の一匹だったチャーチルは、すでにだいぶ前からそれを意識していました。意識しながらも、もうあとに引くわけに行かなかったんですね。

そのチャーチルが、鉄のカーテン演説によって、スターリンが牙を向いたことを世界に伝えました。でも、ず~っと前からスターリンは牙を向いていたんですけどね。まだ、チャーチルはごまかそうとしていたわけです。

その鉄のカーテン演説への世論の動向を見定めて、トルーマン・ドクトリンが発表されます。共産主義封じ込め政策ですね。鉄のカーテン演説にしても、トルーマン・ドクトリンにしても、その本質は、《私達は馬鹿でした。本当にごめんなさい》宣言です。

「本当にごめんなさい」と言いながら、アメリカはイギリスの持っていた世界支配システムを手に入れて、そのもとに“自由主義陣営”を率いて、自らが栄養価の高い餌を与えて育て上げた怪物と戦う体制を築き上げていきます。

・・・まるで、笑い話ですね。

日本の政治家の中には、国連主義を掲げる人がいますけど、あれは国連じゃなくて、連合国。そして、その基礎固めをしたのがあるジャー・ヒスであることからも分かる通り、ソ連が世界を引き回すために作り上げた組織ですよ。今、国連系の各組織でどんな人たちが力を持ってるかみると、・・・けっこうすごいよ。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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