めんどくせぇことばかり 『マサカの時代』 五木寛之
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『マサカの時代』 五木寛之

「まさか、イギリス人がEU離脱を選択するとは!」、「まさか、アメリカ人がトランプを大統領に選出するとは?」

《あらゆる予測は外れる。世の中も、人生も、「ありえない」への心構え》というのが、この本の謳い文句。でも、私は、イギリスのEU離脱も、トランプ大統領も予測しました。外しませんでした。どうだ!・・・偉そう?

でも、偉そうに言ってるわけじゃないんです。私は生来の天の邪鬼で、これまでことあるごとに予測を外してきました。近隣、東松山市の市長選、埼玉県知事選、、国会、県、市議会議員選、目先を変えて、セパ両リーグ優勝チーム、大相撲優勝力士から稀勢の里の横綱昇進時期、ごく身近なことでは連れ合いのその日の期限まで、予測という予測は、ことごとく外れるためにしているようなものなんです。

私は人付き合いが偏っておりまして、広く多くの方とおつきあいするのが苦手です。飲みに行くのもいっつも同じ、中でもとある先輩といつでも一緒。その先輩と飲み屋に行って、大相撲や野球を観戦しながら、次の勝敗を、あるいは次の打席の結果を10円~100円で握るんですが、、まず、先輩に金を貢いでいるようなものでした。

かならず当たる予測は、「今日も予測は外れるだろう」という予測くらいのものなんです。

その私が、上記、世界を揺るがす大きな予測をものの見事に当ててしまいました。多くのまっとうな方の予測を裏切って、イギリス国民は、多くの問題を抱え込むことになるEUの離脱を選択しました。アメリカ国民は嘘か本当かビックリ箱か。なんとドナルド・トランプ大統領です。先輩もビックリ、当たっちゃいました。・・・ど、ど、どうしましょう。


『マサカの時代』    五木寛之

新潮社  ¥ 821

あらゆる予測は外れる 世の中も人生も「ありえない」への心の構え
「マサカの時代」の到来
【オーバー・ニュースの時代】
【流れゆく時代のなかで】
【自分のことは棚にあげて】
【健康は乱調にあり】
【人生百年時代を生き抜く】
【戦争という病】
「マサカの時代」への覚悟


著者の五木寛之さんにとって、人生最大の“マサカ”は、“外地”における日本の敗戦だったそうです。“だったそうです”なんていったものの、これは五木さんの世代の人たちのことを考えれば、・・・言葉はおかしいですが、《当たり前の“マサカ”》ですよね。

五木さんは昭和七年のお生まれですね。私の父母は、両方とも昭和三年の生まれです。終戦の年は十七歳。五木さんは十三歳ですね。いけない。生まれ月が終戦の日以降なんですね。最後の方に、「戦争が終わったとき、満で数えると十二歳だった」とありました。北朝鮮の平壌で終戦を迎えたんだそうです。

『竹林遥か遠くー日本人少女ヨーコの戦争体験記』に、そこで起こったことの断片が書かれていました。そんな中に、十二歳の五木さんもいたんですね。

私の祖父母、父母もそうですが、戦争も、そして敗戦も、ものすごく大きな出来事だったはずなのに、私はその頃のことを聞いた記憶がほとんどありません。これはおそらく一般的な状況で、その世代の方には、戦争のことを語らずに鬼籍に入った方が多いように思います。

五木さんは、今年、八十六歳ですから、同じ時代を生きた人たちがだんだん少なくなる中で、「語らなければ」という思いがあるどうです。ところが、「小学生の頃の記憶が、あれほど正確に残っているのに、敗戦から引き揚げまでも記憶がぼんやりとかすんでしまっている」と書いています。

語らないのではなかったかもしれません。私の祖父母や父母も、語らなかったのではなくて、語れなかったのかもしれない・・・ですね。

以前、五木さんの別の本で読みました。五木さんが大学でロシア文学をやりたいとお父さんに話をしたとき、お父さんは「ロシアは、お母さんのかたきだぞ」と言ったという話。

「どんなふうにしてその冬を切り抜けたかは、なぜか思い出せない。高齢者は戦争中のことや体験を語り継げなどと言うが、果たしてそんな事が可能なのだろうか」とおっしゃいます。

どうも、“中国人”や朝鮮人は、私達よりも遥かに記憶力がいいみたいですね。




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ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本






















































































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