めんどくせぇことばかり 『駐在刑事 尾根を渡る風』 笹本稜平
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『駐在刑事 尾根を渡る風』 笹本稜平

本屋さんにありました。ちょっと前の本だから、古本屋さんを回るようかと思ってたんですけど・・・。

この間紹介した『駐在刑事』は、単行本になったのが2006年、文庫として出たのが2009年でした。シリーズ第二作となる、この『駐在刑事 尾根を渡る風』は単行本になったのが2013年、文庫として出たのが2016年でした。第一作から第二作までの間が7年かかってるんで、第3作は2020年、オリンピックの年に出るのかな。楽しみだな。

この間、そう、第一作の『駐在刑事』を紹介して、早く第二作が読みたいとか思っている頃、ふとテレビをつけると俳優の寺島進さんがおまわりさん役で出てるドラマをやってたんですね。なんの予備知識も持たずに、偶然その番組を見たんです。すでに始まって30分ほどしてからのことです。

しばらく、ボーッと見ていると、どうも事件が起こった現場は奥多摩らしい。「もしかして、これって」って見ていると、おまわりさんの名前は江波淳史。ということになると、これは『駐在刑事』に間違いありません。加倉井捜査官まで出てきましたから、もう間違いありません。

ドラマ化されていたんですね。

ちょっと調べてみたら、最初のドラマは2014年に放映されていて、これまでにすでに5作も作られているんだそうです。なんだ~。もっと早く知っていればな~。あんまり進んでドラマっていうのを見る方でもないもので。・・・あー、残念!

そんなことを思っていたら、なんと、10月19日から、毎週金曜8時からの連続ドラマとして放映されるそうです。10月19日は、初回2時間スペシャルだそうです。

楽しみ、楽しみ。


講談社文庫  ¥ 778
取り調べ中容疑者が自殺、青梅警察署水根駐在所へ降格された元刑事・シリーズ第二弾
花曇りの朝
仙人の消息
冬の序章
尾根を渡る風
十年後のメール


人のつながりって、とっても厄介なもんですよね。

人は一人で生きていけるもんじゃないですから、いろいろなつながりが複雑に絡み合った中で生きているわけです。そのつながりに、人はいろいろなやり方で関与していきます。

大事に大事に、そのつながりを守ろうとする人。あまりに関わりすぎて、かえってつながりをそこなってしまう人。つながりを煩わしく思って、引きちぎるようにして遠ざかろうとする人。

一生懸命に生きようとすればするほど、つながりをめぐる思いは、切ないものにならざるを得ないんですよね。だって、全ては移り変わってしまいますから。「色即是空 空即是色」などと説教めいたことが言える柄ではありませんが、大切にしたいと思えば思うほど、やはり、かつてあったつながりは、大切なそのつながりは、やがて遠ざかってしまうんです。

江波淳史は奥多摩の駐在所に降格されてから、逆に地元の人達との良好な関係を築き、かつての自分にはなかったやりがいのある毎日を送ってます。ある事件を通して信頼し会う関係を結ぶことができた内田遼子とは、男と女としてもなんとなくいい感じになりつつある。自分を信用し、慕ってくれる、馴染みの旅館の跡取り息子も、新しい恋に心をときめかせていて、かつての自分にはない、いい空気の中で生きられている。

そんな彼らの周囲で、奥多摩の山が舞台となるさまざまな事件が発生するんですね。厄介なつながりを抱えた人たちが、なぜか奥多摩の山域に関わってくるんです。そして、かつて警視庁捜査一課の刑事として様々な事件に当たってきた江波が、絡み合った厄介なつながりのもつれを解きほぐしていくわけです。

でも、江波にしても、内田遼子にしても、かつては厄介なつながりの中で、大きな挫折を経験しているんです。だからこそ、今、自分の周辺がいい環境であることを大事にできるんですね。

それにしても、依然として奥多摩は事件が多いな。

ドラマ、楽しみだな。10月19日ですからね。見てね。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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