『朝に効くスープ 夜に効くスープ』 浜内千波
スープという呼び名になじみがありません。この際、汁物と呼んでもよろしいでしょうか。
もし、汁物と呼んでよろしければ、私が最上とするものは、なすとみょうがのみそ汁、あるいは、みょうがと卵のお澄ましです。どちらもみょうがの入ったものですね。たまたま・・・です。
初夏を迎えるころ、早くもスーパーにナスやみょうがが並び始めます。なにを意識したわけでもなくナスとみょうがのみそ汁を作って、それをよそった塗りの椀を口元に運んだ時、早くも歓喜の予感が漂います。さらに口をつけて汁をすすった瞬間、・・・もはや身体が震える感動です。
幼い頃、自分が生まれた家で、父母、祖父母、兄弟たちと卓を囲んだ日々、あるいは、連れ合いと向かい合わせてご飯を食べた新婚のころが走馬灯のように脳裏を走り抜けます。
いつもいつも、毎年毎年、自分が幸せに生きてこられたことを、再確認できる瞬間です。
さてこの本は、スープの本。スープの本って言ったって、ただのスープの本じゃありません。なにしろ、浜内千波先生の本ですからね。最近はまるで、慈悲に溢れた弥勒菩薩、それもモナリザの微笑みを思わせる中宮寺の半跏思惟像のよう。
御利益? 御利益なんか思っちゃいけません。「自分に何ができるか」です。世のため、人のためを思いつつ、慈愛に満ちたスープをいただきましょう。


浜内先生の前でわがままは許されまでんから、私もスープという言い方を受け入れ、精進したいと思います。
さて、スープの良さは、具材を選ばず、栄養を逃さないところにありますが、やっぱり日頃の食生活を考えれば、野菜をたくさん撮りたいですよね。そう考えたとき、スープは野菜をたくさん取るのに適しています。野菜をスープで一杯食べて、その分ごはんややパンを抑えられれば一石二鳥ですね。私はごはんも一杯食べますけど・・・。
ミネラル、脂溶性ビタミン、食物繊維は熱に強いので、加熱しても体に吸収できます。ビタミンB1、ビタミンCは水に溶けだすけど、スープごと飲めば吸収できます。緑黄色野菜のβカロチンは最初に炒めておくと吸収率がアップします。
大根やカブ、長芋、なす、きゅうりなんかは、生の方がいいみたいですね。
それから、野菜は冷凍しても、栄養成分は影響を受けないそうです。解凍したときに水分と一緒に成分も流れてしまうそうなので、やっぱりスープに合いそうです。きのこ類は、解凍時に細胞組織が壊れて、うまみが出やすくなるという効果もあるそうです。
大根やナスのみそ汁が好きなんで、加熱すると効果が薄れるっていうのはショックですが、あのうまさは私の癒しです。
ああ、スープの中にマカロニを放り込んでおけば、そのままご飯になりますね。山で朝ごはんの時にいいですね。
《4 ベースの野菜スープ+αスープ 夜のスープは手間をかけない》はいいですよ。これを知っておいただけで、いろいろな使いまわしが考えられます。ベースになる野菜スープを作ってストックしておいて、それにいろいろな都合で+αしていくだけ。つまり、みそ汁にしてもいいわけですね。
肉を入れたり、鮭を入れたり、アサリを入れたり、キノコを入れたり、パスタ入れたり、ご飯を入れたり、パンを入れたり、・・・。何でもできますね。
ちょうど、みそ汁で野菜をたくさん食べる計画を進めていたところでもあり、この本を読んで、みそ汁でもいいけどスープでもいいことがよく分かりました。スープにするという選択肢を持っていれば、もっと、野菜の摂取が楽になりますね。
そういえば、今朝のみそ汁はなにを入れてたんだったでしょうか。・・・思い出せない。・・・みょうがの喰いすぎでしょうか。

一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
もし、汁物と呼んでよろしければ、私が最上とするものは、なすとみょうがのみそ汁、あるいは、みょうがと卵のお澄ましです。どちらもみょうがの入ったものですね。たまたま・・・です。
初夏を迎えるころ、早くもスーパーにナスやみょうがが並び始めます。なにを意識したわけでもなくナスとみょうがのみそ汁を作って、それをよそった塗りの椀を口元に運んだ時、早くも歓喜の予感が漂います。さらに口をつけて汁をすすった瞬間、・・・もはや身体が震える感動です。
幼い頃、自分が生まれた家で、父母、祖父母、兄弟たちと卓を囲んだ日々、あるいは、連れ合いと向かい合わせてご飯を食べた新婚のころが走馬灯のように脳裏を走り抜けます。
いつもいつも、毎年毎年、自分が幸せに生きてこられたことを、再確認できる瞬間です。
さてこの本は、スープの本。スープの本って言ったって、ただのスープの本じゃありません。なにしろ、浜内千波先生の本ですからね。最近はまるで、慈悲に溢れた弥勒菩薩、それもモナリザの微笑みを思わせる中宮寺の半跏思惟像のよう。
御利益? 御利益なんか思っちゃいけません。「自分に何ができるか」です。世のため、人のためを思いつつ、慈愛に満ちたスープをいただきましょう。
『朝に効くスープ 夜に効くスープ』 浜内千波 日本文芸社 ¥ 1,296 冷え性、便秘、デトックス、アンチエイジング、ダイエットサポートにスープがおすすめ |
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浜内先生の前でわがままは許されまでんから、私もスープという言い方を受け入れ、精進したいと思います。
さて、スープの良さは、具材を選ばず、栄養を逃さないところにありますが、やっぱり日頃の食生活を考えれば、野菜をたくさん撮りたいですよね。そう考えたとき、スープは野菜をたくさん取るのに適しています。野菜をスープで一杯食べて、その分ごはんややパンを抑えられれば一石二鳥ですね。私はごはんも一杯食べますけど・・・。
ミネラル、脂溶性ビタミン、食物繊維は熱に強いので、加熱しても体に吸収できます。ビタミンB1、ビタミンCは水に溶けだすけど、スープごと飲めば吸収できます。緑黄色野菜のβカロチンは最初に炒めておくと吸収率がアップします。
大根やカブ、長芋、なす、きゅうりなんかは、生の方がいいみたいですね。
それから、野菜は冷凍しても、栄養成分は影響を受けないそうです。解凍したときに水分と一緒に成分も流れてしまうそうなので、やっぱりスープに合いそうです。きのこ類は、解凍時に細胞組織が壊れて、うまみが出やすくなるという効果もあるそうです。
大根やナスのみそ汁が好きなんで、加熱すると効果が薄れるっていうのはショックですが、あのうまさは私の癒しです。
ああ、スープの中にマカロニを放り込んでおけば、そのままご飯になりますね。山で朝ごはんの時にいいですね。
《4 ベースの野菜スープ+αスープ 夜のスープは手間をかけない》はいいですよ。これを知っておいただけで、いろいろな使いまわしが考えられます。ベースになる野菜スープを作ってストックしておいて、それにいろいろな都合で+αしていくだけ。つまり、みそ汁にしてもいいわけですね。
肉を入れたり、鮭を入れたり、アサリを入れたり、キノコを入れたり、パスタ入れたり、ご飯を入れたり、パンを入れたり、・・・。何でもできますね。
ちょうど、みそ汁で野菜をたくさん食べる計画を進めていたところでもあり、この本を読んで、みそ汁でもいいけどスープでもいいことがよく分かりました。スープにするという選択肢を持っていれば、もっと、野菜の摂取が楽になりますね。
そういえば、今朝のみそ汁はなにを入れてたんだったでしょうか。・・・思い出せない。・・・みょうがの喰いすぎでしょうか。


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