めんどくせぇことばかり 尊氏像『教科書に載ってない最先端の日本史』 現代教育調査班
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尊氏像『教科書に載ってない最先端の日本史』 現代教育調査班

勇み立たんばかりの黒い馬に乗って、白刃をかざし、ざんばら髪を振り乱す騎馬武者像。

そうそう、私たちが高校の頃の足利尊氏は、やっぱりこの姿でしたよね。いやー、勇ましい。

これを足利尊氏と認定したのは東京帝国大学名誉教授の黒板勝美さんという先生で大正9年のことだそうです。でも、早くから異議が唱えられていていたんだそうです。

師直
高師直か、その子の師詮なんだそうですね。矢折れ、太刀を担いで髪振り乱す姿は将軍にしては異様というのも、足利尊氏ではないという鑑定の根拠の一つだそうですが、観応の擾乱、バサラの時代のことですから、こんな姿の将軍もあってもいいかなと思ったりしますけど。

違うとしても、将軍と見紛うほどの鎧に馬具を付けている武将なわけで、そんな武将がこんな姿で描かれるような時代であったと。時代を表す絵としては、やはり象徴的なものと考えていいでしょう。

これが足利尊氏ではないというのは、いつか、どこからか話で知りました。それでは、これが間違えられたわけだから、間違いのない本物の足利尊氏の肖像と言われるものはないというところまでが、この本を読む前の私の認識でした。



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第4章 「資料精査」で見つかった新発見
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足利尊氏像はない。

そんな私の認識は、もはや古いものでした。あるんですね。足利尊氏像。しかも、複数。それが次の二つの写真。
尊氏左は広島県尾道市の浄土寺が所蔵する《絹本著色足利尊氏将軍画像》

右は大分県国東市の安国寺が所蔵する《木造足利尊氏坐像》
尊氏1
うぉ! 似てますね。

面長で、鼻が大きくて、垂れ目で、モデルは同じ人物と考えて良さそうじゃないですか。

更に決定的な肖像画が見つかったんだそうです。2016年10月だそうです。・・・2016年10月と言えば、その子の27日に、私は足の手術をしています。いや~、痛かったな~。
・・・お前のことはどうでもいい。こりゃまた、失礼いたしましたっと。その絵が右のもの。尊氏2
ありゃ、なんだか乙女チックになってませんか。少女漫画家なんかに出てきそうな足利尊氏ですね。女子高生から「かわい~い」とか声が飛びそう。たしかに木造のとぼけた顔に似てるって言えば、似てますね。

古美術店を営む所有者が、入手した掛け軸を表具師に頼んでクリーニングしたところ、たまたま来店した栃木県立博物館の学芸員の目に止まったんだそうです。偶然というか、呼ばれたと言うか、不思議な事ですね。

その掛け軸には上方に画中の人物の来歴が記してあって、そこに尊氏の諡号の一つである《長寿寺殿》など、尊氏を示す事が書かれていたんだそうです。

所有者の古美術店主は交換会でこれを手に入れたということで、当然、前の持ち主がいたわけです。前の持ち主の段階では、これは足利尊氏像とは気づかれなかったわけですね。

ああ、日本各地の蔵の中に、もしかしたら、とんでもないお宝が眠っているわけですね。




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ジャンル : 本・雑誌

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こんにちは。

とても面白い内容で一気に読んでしまいました。確かに、日本中にまだまだ日の目を見ていないお宝があるかもしれないということですよね。もったいないです。

進学塾アルファ 狭山校 さま

コメントありがとうございます。
骨董屋さんは、地方の旧家の蔵を見つけると、喜び勇んで中を見せてもらうんだそうです。何かあると、とりあえず泥棒同然に買い叩いていくそうです。そのように発見された骨董品を“うぶ荷”と言うそうです。
なんか、違う道がないもんですかね。

ありがとうございました



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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