めんどくせぇことばかり 『おおげさがきらい』 池波正太郎
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『おおげさがきらい』 池波正太郎

何でもかんでも買い込んで、若い頃はあっという間に一カ月の給料を費やしてしまったりしてました。本ですね。酒もだけど。

私がお金をかけるのは、本と酒と山。長い間、本と酒で済んでたんですけど、また山にお金がかかるようになってきました。まだ、ちょぼちょぼですけどね。酒の方も、若い頃は外で飲んでましたので、もう大変でした。給料日、その頃は現金でもらってましたので、給料日になると、職場につけを取りに来るんですよ。飲み屋さんと本屋さんが・・・。

結婚してしばらくすると、どうにもならなくなったので、外で飲むことは、ほぼなくなりました。本も、高い本は買わないようになりました。神田にもめっきり行かなくなりました。

本屋さんに行くと、何でもかんでも欲しくなっちゃうのは同じですけど、高い本は買いませんね。あと、読みそうもない本も買いません。以前は、読むか読まないかに関係なく買ってましたけどね。

それでも、本屋さんにいるのは楽しいですね。あの楽しさは、図書館とは違うんですよね。Hな本もあるしね。

そんなことを考えながら、先日、本屋でぶらぶらしている時に、この本を買いました。文庫本になったのでも2007年です。もとの本が出たのは、調べたら二〇〇三年ですね。二十七年も前に出た本です。それでも時価になってないんですね。

46編からなる随筆集ですけど、それが、書かれた雑誌がいろいろなんです。最初の方は《大衆文芸》って雑誌に書いたものが多いみたいですね。他にも、《文芸春秋》であったり、《読売新聞》であったり、《AJIKURIGE》なんてのもありますね。まあ、いろいろな雑誌や新聞に書かれたものの寄せ集めですね。

一番最初のものは、昭和三十一年二月一日です。最後は昭和四十二年十二月。私が生まれるずっと前から、私が七歳の時までです。


『おおげさがきらい』    池波正太郎

講談社文庫  ¥ 605

初文庫化エッセイ集1 懐かしい友、思い出の街。生き生きと描かれる人生の感動
初心ということ
伯母の供養
抵抗
牧野博士の声
痴漢
固くなる
税金とネエブル
余話二題
鹿児島三日間
伊豆の春
ほか

それにしても、ものすごい。ずいぶん書いてらしたんですね。

池波正太郎さんが亡くなられたのが一九九〇年。この本が最初に出版されたのは二〇〇三年です。ご存命の頃に数々のエッセイが出されていますが、この本に掲載されているものは、それらとは違うんだそうです。池波正太郎さんは“折りに触れ求めに応じて”エッセイを書かれていたそうで、雑誌、新聞は当たり前で、PR誌、同人誌、果てはちょっとしたプログラムにも書かれていたそうです。

この本に掲載されているのは、そういったエッセイに、さらに池波家に残されたスクラップブックにも自作の批評に混じって短い文章の切り抜きが貼ってあって、それらの短文も加えられているそうです。

この本は、“昭和三十一年から四十三年”ってさっき書きましたけど、実際には平成元年までの分があって、それを五冊の本に分かち、その一冊目が本書なんだそうです。

小説の方はちょこちょこ読みましたがまだまだ読んでないものも多いし、エッセイはこれがはじめなので、池波作品は、目の前に広がる大海のようですね。

それにしても、“なにげない”文章を書ける人ですね。日常の何気ない出来事を取り上げて、なにげない文章を書いて、それでいて人に読ませるってのは、とても難しいことでしょう。やっぱり達人なんでしょうね。

池波さんは、やっぱり、食い物に感動するんですね。いや、食い物を通して人に感動しているんだな。池波さんを感動させるのは、美味しいご飯を食べてもらおうと、心をこめてご飯を作る人。そういう人ですね。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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