めんどくせぇことばかり 『「身体」を忘れた日本人』 養老孟司 C・W・ニコル
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『「身体」を忘れた日本人』 養老孟司 C・W・ニコル

私は、本当によく怪我をする子でした。

「注意が足りない」ってよく言われましたけど、注意が足りないんじゃないんです。足りないどころじゃなくて、まったくしてないんです。注意しなければいけないって気持ちが、働いてないんですね。

川に落ちて死にかける。スズメバチの巣を取ろうとしてぼこぼこにされる。自転車ごと側溝に飛び込んで頭を強打する。草のついた急坂を転げ落ちてふくらはぎの肉をそぎ落とす。

よく生きていたもんだというのだけで、そんだけあります。いずれも、小学校の時ですね。考えてみると、3年・4年・5年のときですね。その後は、自分でもわかってきたんです。自分が、何かに心を囚われると、それ以外のことが、全部、頭からどっかに行っちゃうことを。

だから、そうなりそうなときは、まず、安全を確保してから、そうなるようにするようになったんだと思います。その後は、酒を飲んだだ時に、ときどき、まずいことがありました。もう、極力、外で飲まないようにしたし、飲んでも酔わないようにしました。

それがなんだか最近、歳を取ってきたせいか、我慢が効かなくなる時があるんですよね。「ああ、夕焼けに染まった山がきれいだな~。いけね。運転中だった」ってね。あぶない、あぶない。

はさみで父のネクタイや、背広を切ってしまいました。切るのが、気持ちよかったんです。ナイフなんか誰にも教わってません。何度も指を切りました。火遊びも好きでした。大大大好きでした。ちょっとここでは書けない失敗もありました。

自動車が急激に増えてきた時期でもありましたから、子どものころは、そういう面でも危険な時代でした。いつだったか、兄も言ってましたね。「よく五体満足で大人になれた」って。


『「身体」を忘れた日本人』    養老孟司 C・W・ニコル

山と渓谷社  ¥ 1,404

自然と触れる機会もなくなった現代人は、嗅覚、免疫といった身体機能も衰えている
【1章 森と川と海のこと】
【2章 食べること、住まうこと】
【3章 子どもたちと教育のこと】
【4章 虫のこと、動物のこと】
【5章 五感と意識のこと】
【6章 聞くこと、話すこと】
【7章 これからの日本のこと】


もう、還暦手前ですから、死ぬことも、以前と違って身近です。考えてみれば、子どものころに死んでても、ちっともおかしくなかったんですから、儲けたような気分です。できれば、この先も、もう少し儲けたいもんです。

そんなに儲けさせてもらってばかりでは申し訳ないですから、少しは世の中に貢献したいところなんですが、これといって能がありません。

養老さんやニコルさんのように苦言を呈そうにも、そんだけの器量がありませんから、とりあえずは勉強させてもらうだけんなっちゃうけど、こんなブログだけど、なんとかこういういい本でも紹介できればね。

“死ぬこと”を前提にして、話は進めてほしいんですよね。人間は、とかく便利を求めて、他の生きものから隔絶してしまったけど、“死ぬ”っていう事を考えたときに、ようやく、他の生きものの仲間になれるような気がします。

「理由はともかく、どうせ死ぬんだから・・・」って考えると、割といい方法が思い浮かんだりするんじゃないかと思うんです。どうせ死ぬんだから、そんな生き方をしなくてもいいと思うんです。

養老さんが言ってるんだけど、今の日本人は生き物として作っているエネルギーの40倍のエネルギーを使ってるんですって。1964年の東京オリンピックのころは10倍くらいだったそうです。

さらに、これから労働生産性を上げていくって言ってるわけですから、もっとたくさんのエネルギーを使うようになるわけでしょう。「ほら、私にはこんなすごいことができる」って、とんでもない勘違いをする人が出てくるんでしょうね。嫌だな、そういうの。

私は、山や川で遊んで、分相応に、もう少しおまけの人生で儲けて死のう。




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ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
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