めんどくせぇことばかり 米中覇権戦争『2019 長谷川慶太郎の大局を読む』
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米中覇権戦争『2019 長谷川慶太郎の大局を読む』

産経新聞 2018/12/08
【主張】 ファーウェイ排除 同盟国として共同歩調を
https://www.sankei.com/world/news/181208/wor1812080003-n1.html
(抜粋)

政府が安全保障上の観点から、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の2社を、政府調達の対象から事実上排除する方針を固めた。

中国製通信機器、部品を通じて、政府や軍事、産業、研究機関の機密情報が盗まれたり、マルウエア(不正プログラム)を送り込まれたりする懸念が米国など各国で広がっている。

情報通信は国や社会の神経網ともいえる。サイバー攻撃から守らねばならない。政府の対応は当然だが、まだ十分とはいえない。 

米国は8月成立の国防権限法で、今回の2社を含む中国ハイテク企業5社の製品や部品の政府調達を禁じた。2020年8月には5社の製品、部品を使用する企業が、米政府と取引すること自体が禁止される。

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トランプ大統領は、対中貿易赤字と知的財産権侵害の問題を取り上げて、中国との貿易戦争に乗り出したように報道されています。かつて日本との間にも“日米経済摩擦”っていうのがありましたね。その都度、日本が譲歩した印象ばかりですけど、今回の“中国”とのいざこざは、それとはまったく違うというんです。

長谷川慶太郎さんの言葉を借りれば、その本質は、《先端技術を含む米中派遣戦争、あるいはアメリカによる中国の覇権の阻止》にあるということなんです。

アメリカが“中国”との覇権をかけた戦いを決断したのは、“中国”が2015年に掲げた『中国製造二〇二五』という目標にあったんだそうです。

それは、これまでの付加価値の低い鉄鋼やセメントなどに依存せず、付加価値の高い産業の振興を優先的に推進していくとともに、これまで“中国”が苦手としてきた基盤部品、基礎素材、生産技術の開発に特に力を入れ、2025年までに《製造強国》の仲間入りをするというものです。

新技術は軍事や宇宙開発にも転用できます。“中国”は『中国製造二〇二五』という産業・経済戦略で、先端技術で世界の覇権を握ろうとしているわけです。



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習近平総書記は二〇二五年までにアメリカに追いつくことを国家目標に掲げている
第1章 米中覇権戦争の展開
第2章 中国の習近平体制は存続できるのか?
第3章 日本を変える「人手不足」&「キャッシュレス」
第4章 経済が停滞し続けるヨーロッパ
第5章 朝鮮半島・中東・新興国の動向


そんなわけで、産経新聞の【主張】にあるような話になります。

今回も名前が挙がってるZTEに関しては、この本の中でも大々的に取り上げられています。

2016年にアメリカ商務省の調査によって、ZTEがイランや北朝鮮に対して、違法に核開発やロケット開発にも使える通信設備を輸出していたことが分かったんだそうです。その後、1年かけて、ZTEはアメリカ商務省と和解したということなんですが、和解内容がすごいんです。

ZTEがアメリカに払う罰金は、総額1320億円。違法輸出に関わった社員数十人の解雇または減俸、・・・だったんですが・・・。ZTEがこの約束を破ったらしいんです。これでアメリカは、アメリカ企業によるZTEへの部品販売を7年間禁止したんだそうです。

アメリカ企業だって痛みを伴うんだけど、あえてやったんですね。これでZTEは、主力製品の通信機器やスマホの中核部分を調達できなくなって、経営破綻瀬戸際まで追い詰められたんだそうです。結局、現状の“中国”は《組み立て屋》の域は出ていない。だけど、今後は分からないわけです。

習近平が泣きついて、新たな和解案が出来上がって、ZTEは罰金10億ドル、経営陣を総入れ替えし、4億ドルをアメリカ政府に預入して制裁を解除してもらったんだそうです。さらに、アメリカ商務省の選出した人物をZTE社内に責任者として入れ、法令順守状況の報告を受けるということになったんだそうです。

“中国”は、年間4百億本ものボールペンを作っていながら、ボールの部分はすべて、日本やスイスからの輸入。港湾で使用されるクレーン、重機のワイヤーロープ、自動車のエンジンの主軸、飛行機の外装アルミ合金も作れません。

それでも、ここまでの付加価値の低い技術も、時にはが石から非合法に入手したものです。今度もそうする恐れは高いです。アメリカは、ファーウェイやこのZTEを、その役割を果たす立場にある可能性が高いと考えているわけですね。




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産経新聞 2018/12/08
【主張】 ファーウェイ排除 同盟国として共同歩調を
https://www.sankei.com/world/news/181208/wor1812080003-n1.html
(全文)

政府が安全保障上の観点から、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)の2社を、政府調達の対象から事実上排除する方針を固めた。

中国製通信機器、部品を通じて、政府や軍事、産業、研究機関の機密情報が盗まれたり、マルウエア(不正プログラム)を送り込まれたりする懸念が米国など各国で広がっている。

情報通信は国や社会の神経網ともいえる。サイバー攻撃から守らねばならない。政府の対応は当然だが、まだ十分とはいえない。 

米国は8月成立の国防権限法で、今回の2社を含む中国ハイテク企業5社の製品や部品の政府調達を禁じた。2020年8月には5社の製品、部品を使用する企業が、米政府と取引すること自体が禁止される。

華為やZTEをめぐっては、米下院情報特別委員会が12年の報告書で人民解放軍との関係を指摘し、スパイ行為やサイバー攻撃に悪用される危険に警鐘を鳴らしてきた。

華為の孟晩舟(もう・ばんしゅう)最高財務責任者は1日、カナダ当局に逮捕された。米国が、対イラン制裁に違反した容疑で逮捕と引き渡しをカナダに要請したことによる。

ハイテク産業の強化を目指す「中国製造2025」計画を掲げた中国は、華為などへ巨額の補助金を投入し第5世代(5G)移動通信網の開発を急いでいる。

米政府の動きは中国による経済的、軍事的覇権の追求を阻む「新冷戦」の一環であり、米国の単独主義によるものではない。

オーストラリアやニュージーランドは、国内の5G整備への華為製品の使用を禁じた。英国では政府がZTEの製品不使用を民間に呼びかけ、秘密情報部のヤンガー長官は最近、華為の5G参入を排除すべきだとの考えを示した。同盟国として米国と問題意識を共有している。

日本は明確に足並みを揃(そろ)える必要がある。政府調達では、対象社名を示さなければわかりにくい。さらに、5G整備や企業による製品、部品の使用から中国5社を排除するよう促すべきだ。

日本が中国からのサイバー攻撃に脆弱(ぜいじゃく)であれば日米同盟は弱体化する。中国は尖閣諸島(沖縄県)を奪おうとしている国でもある。中国通信機器大手の排除は、日本自身の守りに欠かせない。

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軽視できない ファーウェイ問題

お疲れ様です。中国ファーウェイ社の 我国政府機関などの調達規制実施は当然と心得ます。
大は国の外交防衛機密から、小は我々個人の㊙️情報までが流出リスクに晒されるのですから、
決して無関心でいてはならないでしょう。

長谷川慶太郎さんの視点は適切だ、と拙者も思います。昨今の米中経済対立は、同氏の見方
そして貴記事の通り 先端技術を巡る覇権争いの面があるのは明らかで、
中国政府の影響つき纏うファーウェイ社などの同国有力企業の情報面リスクは、
やはり織り込まないと という事でしょう。

この問題、中国政府のみならず 我国内の媚中勢力からも対抗の動きかある様ですが、
我が政府には、くれぐれも屈したりしない様 信念ある対応を願いたいものですね。

HAKASE(jnkt32) さま

ったく、“中国”の強烈な対抗策っていうのは、「やっぱり」でしたね。だから、中国にいる自国民は、すべて“人質”に取られることもあるという覚悟も必要ということです。

人民解放軍の通信部門で働いていた軍人が作った会社ですからね。中共の戦略と共にある会社と考えて、対する側も国家戦略として取り組まないと、足元を救われることは間違いありません。

これに関しては、トランプは正しいことをした、アメリカ最初の大統領です。

ありがとうございました



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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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