めんどくせぇことばかり 一帯一路『本音化するヨーロッパ』 三好範英
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一帯一路『本音化するヨーロッパ』 三好範英

デュースブルクって街をご存知ですか。

私は知らなかったんですが、“中国”が進める一帯一路とか、新シルクロードとか、色々とぶち上げている巨大経済圏構想がありますね。そのヨーロッパ川の終点にあたるのが、このデュースブルクって街なんだそうです。

ハブのコンテナ基地になっていて、鉄道の便で“中国”から週に20~25便も発着しているんだそうです。ここからケルン、デュッセルドルフ、フランクフルトにもつながっていくって言うから、重要な拠点ですね。

もちろん、急にデュースブルクって何でもなかった街が注目を浴びたわけじゃなくて、ここ、ライン川とルール川の合流点で、世界最大と言われる内陸港を持つ港湾都市っていう場所で、ハンザ同盟でも重要な場所だったようです。

産業革命以降は、ほら、このあたりは石炭が採掘されますよね。そう、ルール工業地帯の、まさにその一角をなす、超重要拠点だったわけです。第一次世界大戦や、戦間期、第二次大戦、さらには戦後のヨーロッパの歩みの中でも、常に注目を集める場所で有り続けたわけです。

ところが近年、構造不況を乗り切れずに多くの工場が閉鎖し、失業率が13%っていうのが2017年の話です。この経済の停滞は1970年代なかばからの鉄鋼産業不況で始まったそうです。

多くの空き家が生まれて、最初はトルコ人が住んだんだそうです。最近はロマが入ってきて、今や住民2万人のうち3分の2がトルコ人とロマなんですって。窃盗、空き巣、不正給付、児童犯罪に悩む街になっちゃったそうです。

そんな街に習近平が目をつけたのは、デュースブルクの後背地であるノルトライン・ヴェストファーレン州、オランダ、ベルギー、ルクセンブルクといったヨーロッパの産業の中心、最大の人口密集地帯が広がっているからだそうです。半径150km圏にデュッセルドルフ、ケルン、ブリュッセル、アムステルダムなどの都市を含み、3000万人が住んでいるからなんだそうです。

だけど、相手は“中国”ですからね。そのへん、どう捉えられてるんでしょうね。


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ヨーロッパの「本音化」というべき現象が、EUの協調を崩し、世界の衝突の震源地となる
序章 過ぎ去らない危機
第1部 難民とロシア 二つの最前線
第1章 レスボス島のEU旗
第2章 泥濘のリトアニア軍演習場へ
第2部 右傾化と分断 内在化する脅威
第1章 難民受け入れの現場から
第2章 ポピュリズムの実相
第3章 ユーロが生む貧困と格差)
終章 漂流するヨーロッパ


どうも、デュースブルクは、市の再興を“中国”との関係に賭けてしまっているようなんです。「今、産業構造転換の最中で(街は)大きく変化しており、対中関係は死活的に重要だ。構造転換の成否は、中国との関係にかかっている」とおっしゃるのは、市長直属の対中関係顧問に任命されたヨハネス・プフルークさんです。

著者が、このプフルークさんに、“中国”の海洋進出など安全保障上の懸念について話すと、「市としては、世界政治の問題を解決することはできない。鉄鋼業中心の町から他の産業分野を構築し、経済的なチャンスをものにしようと考えているだけだ。それが中国との関係だ」と、後に引く気は毛頭ないようです。
産経新聞 2018/12/26
拘束から3年5カ月 非公開で初公判 中国の人権派弁護士、国家政権転覆罪で
https://www.sankei.com/world/news/181226/wor1812260007-n1.html
(全文)
【北京=西見由章】2015年に中国当局に拘束され、国家政権転覆罪に問われた人権派弁護士、王全璋氏の初公判が26日、天津市の第2中級人民法院(地裁)で開かれた。地裁は同日、「国家機密に関わるため審理を非公開とした」とする声明を発表し、次回公判で判決を言い渡す方針を示した。

王氏は15年7月から8月にかけて、中国当局が一斉に拘束した人権派弁護士や民主活動家ら200人以上の中で唯一、消息不明の状態が続いていた。約3年5カ月もの間、家族や弁護士との面会も認めないまま拘束が続けられたことについて、支持者らから批判の声が上がっている。

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本当に、この“中国”に、市の命運をかけるんですか? それとも、人には言えない違う理由でも・・・。



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産経新聞 2018/12/26
拘束から3年5カ月 非公開で初公判 中国の人権派弁護士、国家政権転覆罪で
https://www.sankei.com/world/news/181226/wor1812260007-n1.html
(全文)
【北京=西見由章】2015年に中国当局に拘束され、国家政権転覆罪に問われた人権派弁護士、王全璋氏の初公判が26日、天津市の第2中級人民法院(地裁)で開かれた。地裁は同日、「国家機密に関わるため審理を非公開とした」とする声明を発表し、次回公判で判決を言い渡す方針を示した。

王氏は15年7月から8月にかけて、中国当局が一斉に拘束した人権派弁護士や民主活動家ら200人以上の中で唯一、消息不明の状態が続いていた。約3年5カ月もの間、家族や弁護士との面会も認めないまま拘束が続けられたことについて、支持者らから批判の声が上がっている。

北京市郊外に住む妻の李文足氏は26日早朝、裁判を傍聴するため自宅を出たが、警察がアパート敷地の出入り口を封鎖するなどして阻止された。25日には警察関係者が自宅を訪れて天津に行かないよう要求し、周辺では当局者20人以上が監視していたという。

李氏はSNS上で「違法に軟禁されている。翼を広げて(裁判所のある)天津に飛んでいきたい」と訴えた。

関係者によると、天津市の地裁周辺は私服警官が多数配置され、現場を封鎖。地裁近くに集まった王氏の支持者らが、相次いで警察に拘束された。

王氏は中国当局が「邪教」として弾圧する気功団体「法輪功」メンバーの弁護を担当。司法制度の透明化も訴えていた。

ドイツのメルケル首相が今年5月に訪中した際には妻の李氏と面会し、王氏の拘束を人権問題とみなす姿勢を示した。また米国のブランスタッド駐中国大使は世界人権デーの今月10日、中国当局による人権派弁護士らの「違法な拘束」に懸念を表明している。

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ジャンル : 本・雑誌

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何だか・・

今晩は。デュースブルグなる欧州の街は 勿論拙者も存じ上げませんでしたが、
その後の「ルール工業地帯」の記述で少し見えてきた気になっている所です。

独国内の様ですね。遥か以前 別の書物だったんですが、その時 ナチスの
ヒトラー元総統についての下りを読んだ折、ルールの地名があり 記憶にあった訳でして。

中国大陸とこの土地との関連につきましては不明に所多く 詳しくは控えますが、
我国周辺を含めた強引な海洋政策に似て 一帯一路構想を無理をしてでも進めようとする
習 近平・中共執行部と、少しでも投資を増やしたい欧州側との利害が近い
事の様に 拙者は思います。

前回の貴記事も興味深かったです。伊、蘭の両国も中国大陸に負けぬえげつなさで
正直嘆息が出たものでした。どちらも、大韓民国と共に一筋縄では行かぬ国々である事を
我々はよく留意すべきでしょう。

既成メディアの こうした問題の取り上げ方も公正とは言えず、問題視せざるを得ないと心得ます。
遅くに失礼しました。「よいお年を」はもう少し後が良さそうですね。笑

HAKASE(jnkt32) さま

ドイツは第一次大戦後の同しようもない中で、蒋介石に軍事支援して儲けましたよね。そういえば、革命後のソ連も、誰にも相手にされない中、ドイツとラッパロ条約を結んで相互に軍事的な利益を上げました。ソ連と“中国”で儲けたって記憶からくる旨味が忘れられないんでしょうか。

ありがとうございました



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本












































































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