めんどくせぇことばかり 『習近平は日本語で脅す』 髙山正之
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『習近平は日本語で脅す』 髙山正之

まったく、“中国”っていう国は、嘘つきで、ご都合主義で、本当にどうしようもない。ただ、でかいだけに、存在感だけはぴか一で、群を抜いている。いくらでかいからと言って、あんだけ嘘つきで、ご都合主義だと、世界の国々の中から浮き上がってしまって、誰も付き合ってくれなくなるんじゃないでしょうか。

なんて考えていたあなた、本当に残念だけど、そりゃ間違いです。たしかに、“中国”は嘘つきで、ご都合主義で、恥知らずですが、同じくらい嘘つきで、ご都合主義で、恥知らずで、強欲な国は、他にもいくらでもあるんですから。

たとえば、日本と同盟国だったはずのイタリアは、とっとと負けて、敗戦直前の日本に宣戦布告して、日本から賠償金をふんだくっています。

あんまり貧しすぎて国土まで自分たちで作らなければならなかったオランダは、インドネシアという金のなる木を日本人のせいで失いました。オランダは日本を心の底から憎んだようです。報復に、日本人をBC級戦犯として226人も処刑しています。高松宮がユリアナ女王に助命を嘆願しても、女王は聞こえないふりをしたそうです。捕虜への補償としてオランダが日本からかすめ取った額は1500億円です。

娘のベアトリクスが跡を継いでまもなく、昭和天皇が崩御されましたが、世界中の王室が参列されたのに、オランダ王室だけは欠席したそうです。ベアトリクスはその2年後に訪日し、歓迎晩餐会で「戦争被害を受けた人たちの心の傷をどう癒すか。問題は残る」と発言して追加補償を迫りました。日本政府は女王の無礼をとがめることなく2度目の補償を払ったそうです。女王の跡を継いだ国王アレクサンダーが先年訪日しましたが、宮中晩餐会で「つらい歴史を忘れてはならない」と金をせびることを忘れなかったそうです。


『習近平は日本語で脅す』    髙山正之


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尖閣強奪のみならず、日本併合まで企む「皇帝」の演説は70%が日本語だった
第1章 新聞では何も学べなくなった
第2章 歴史を正しく知れば何も怖くない
第3章 新しい時代を前に知っておくべき事
第4章 世界に蔓延するウソつきの面々
第5章 やっぱり朝日の記事は奥深い

この本の題名になっている『習近平は日本語で脅す』は、《第四章 世界に蔓延るウソつきの面々》の中に入っています。

たしかに漢字文化ってのは強烈です。日本人にとっても、それはあまりにきらびやかで、まぶしく仰ぎ見たに違いありません。朝鮮人なんか、完全に取り込まれて、もとからの朝鮮語の多くを失っていきました。そのうち、自分たちの名前まで“中国”人のようにしてしまいました。文化を捨てちゃったわけですね。

でも日本は違います。漢字には、かなり早くから触れている割には、朝鮮人のように、それに取り込まれていかないんですね。逆に万葉仮名を発明して、言葉に文字を従わせたんです。片仮名、平仮名が発明されてからは、漢字文化圏とは言うものの、まったくの異質な文化を発展させていきました。意味の組み合わせから、あるいは日本人独特のイメージから、新たに日本で作られた漢字もたくさん生み出されていきました。

明治維新、西洋文明が怒涛のように流れ込んでも、ものすごい数の西洋由来の物事や概念までも、それを日本語に翻訳して使いこなしました。“中国”は、そのように日本語に翻訳された漢字で、西洋の物事や概念を学んでいったのです。「現代中国語の70%以上は日本から輸入した言葉だ」とは、中国語の学者王彬彬さんの言葉だそうです。

『習近平は日本語で脅す』とは、そういう意味です。彼の話す言葉は、じつは日本語なのです。

“中国”人がチャイナドレスと呼ぶ服が合って、多くの日本人もあれが“中国”の服だと思っています。あれは、かつて“中国”を支配した満州族の服ですね。スカートのわきが切れ上がってるのは、魅力的な足をおしり近くまで見せてアピールするためではなく、馬に乗るためです。

かつて満州族に支配され、満州族の文化を与えられた“中国”は、満洲の地を奪い、満州族を“中国”化することで、満州族の服を、堂々とチャイナドレスと呼ぶのです。

習近平が、自分の使っている言葉は“中国”語に他ならないと言いたいなら、日本を奪い取り、日本人を“中国”化することで、はじめて為しうることなのです。

嘘つきで、ご都合主義で、恥知らずで、強欲で、厚顔な彼なら、そう考えていてもまったくおかしくありません。

この間の天皇誕生日、天皇陛下のお言葉に、もともとゆるい私の涙腺は涙をあふれさせてしまいました。それにしても年前の12月23日、まだこの日は天皇誕生日ではなかった。マッカーサーはこの、将来の天皇誕生日に合わせて、7人のA級戦犯の処刑を決行した。なんてこころの貧しい奴なんでしょう。

戦後、20歳そこそこでマッカーサー憲法の起草班に入ったユダヤ人のベアテ・シロタ。朝日新聞にしてみれば、日本における女権確立の立役者。戦前、彼女の一家はナチスに追われ、満洲経由で日本に逃れてきた。ベアテ・シロタは日本で中学を出た後、アメリカ留学を希望したが、亡命ユダヤ人にはビザも出してもらえない。のちに、マッカーサーにA級戦犯に仕立て上げられて殺される広田弘毅がアメリカを説得して、彼女は戦争前夜、カリフォルニア州の全寮制のカレッジに入った。

たしかに習近平は嘘つきで、ご都合主義で、恥知らずで、強欲で、厚顔かもしれませんが、マッカーサーやベアテ・シロタと並べてみると、普通の人に見えて来たりしませんか。




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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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