めんどくせぇことばかり 『昭和12年とは何か』 宮脇淳子 倉山満 藤岡信勝
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『昭和12年とは何か』 宮脇淳子 倉山満 藤岡信勝

序章の前に、《昭和十二年学会 趣意書》というのがあります。

昭和十二年は支那事変の始まった、日本にとっては、たしかに運命の年です。その年には、盧溝橋事件、通州事件、上海事変、正定事件、南京事件など、その後、日本が侵略国家と決めつけられるような出来事や、日本人がおぞましい虐殺の対象となったできごとのおこった年でもあります。

「日本は侵略国家であった」という、日本人の多くの人までがそう考えてしまう風潮が今でも続いていますが、1945年まで続くとされる、その“侵略”行為が継続的に始まったのが昭和十二年なんですね。

上記、昭和十二年に起こった一連のできごと、さらに日本が“侵略国家”と呼ばれる現状にしっかりとした学術的検証の光を当てようというのが、昭和十二年学会設立の理由のようです。

そして、この本の題名は、『昭和12年とは何か』ですが、この本によって、それが解明されているわけではありません。この本は、10ページ、11ページに書かれている《昭和十二年学会 趣意書》をさらに詳しく、会長である宮脇淳子さん、事務局長である倉山満さん、大会準備委員長である藤岡信勝さんの三人の立場から、説明していったものです。

『昭和12年とは何か』 宮脇淳子 倉山満 藤岡信勝

藤原書店  ¥ 2,376

盧溝橋事件、通州事件、上海事変、正定事件、南京事件 日本にとって運命の年
一章  世界史上の重要年「昭和12年」とは
第二章  「昭和12年」と「西暦1937年」
第三章  「昭和12年学会」創立のいきさつ
第四章  それぞれの昭和12年観
第五章  大陸と日本の歴史検証
第六章  つながりを語る
第七章  本当のことを伝える
終章  「昭和12年学会」入会と会則について


学会の設立の必要性を最初に訴えたのは、藤岡信勝さんだったそうです。そのきっかけとなった出来事が、第三章に書かれています。藤岡さんはこれまでにも、この年に起こった通州事件や南京事件の真相を世に知らしめる啓蒙活動を続けておられます。

たしかに日本人は、誰が言ったわけでもなくても、残虐な写真や描写を禁忌にするところがあります。東日本大震災の悲劇的な映像や写真は、かえって海外の方が知られていたりもします。“死”や“血”に関わることを嫌う穢れ忌避は、日本人独特の宗教的な間隔といってもいいものです。
戦争ならば人を殺さなければいけませんが、日本人なら好んでむごたらしく殺したりしません。だけど、むごたらしく殺された事実はあるわけです。その事実を知らせるために藤岡さんが出したのが『通州事件 目撃者の証言』ですね。

また日本人は、明き、正直な心を尊びます。嘘をつくことは卑怯なことと育てられます。だから、他所の国の人も嘘は憑かないと誤解しているので、平気で嘘をつく人たちがすぐ近くにいると、ついついそれを信じてしまいます。そうして信じ込まされたのが南京事件であるという藤岡さんの理屈は、すでに実証済みですよね。

なにしろ、南京事件の残虐写真に使われているのは、通州事件で“中国”兵たちが日本人に行った残虐写真なんですから。そういう酷いことが、平然とできる神経が分かりませんが、それが彼らのやり方というしかありません。

さて、それ以上に藤岡さんが大きなこととして挙げているのが、正定事件です。この間読んだ、高山正之さんの本にも、この事件のことが取り上げられてました。

これは、昭和12年10月北京北方にある正定で起きた事件で、上海事変に端を発する支那事変の中で、正定は日本軍によって陥落した後に起こったようです。当初、敗残兵と民間人が混在し、混乱していた中で、カトリックの宣教会が“中国”人による略奪にあい、シュラーフェン神父ら9人の聖職者らが拉致されました。彼らは一か月後に焼死体として発見されたそうです。

時間は日本軍によって調査され、犯行は敗残兵によるものとつきとめられ、教会を保護する立場にあったフランス政府からもその調査結果が受け入れられたそうです。

ところが、近年、この正定事件を、日本軍の残虐行為とする動きがあるというのです。こういう内容です。

《大勢の“中国”女性が女子修道院に逃れていたところ、日本軍が侵入して“中国”女性を慰安婦として引き渡すよう要求した。シュラーフェン司教が拒否すると、その夜、日本軍は司教ら聖職者9人を拉致して虐殺した》

オランダのシュラーフェン神父をたたえるシュラーフェン財団というのがあって、シュラーフェン神父を列福するための運動があって、すでにバチカンに資料を提出して審査を待っているんだそうです。オランダは“中国”と手を組んだんですね。これも、そういう国だとしか言いようがありません。

とまあ、こういうことが、藤岡さんが、なんとしても学会を設立して、これらの事件、そしてその後の「日本は侵略国家」という風潮を学術的に検証しなければならないと考えた理由のようです。

もちろん、応援します。お三方には、いつもいろいろ教えてもらってますからね。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本
































































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