めんどくせぇことばかり 『ベテラン力』 江口晃生
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『ベテラン力』 江口晃生

あれあれ、時価になっちゃってました。

ようやく本を読み始めた段階で、まったくストックがないので、ずい分前に読んだ本で紹介してないものを見つけてきました。とてもいい本で、時価になっちゃった今考えると、ブログを始めた頃にでも紹介しておけばよかったです。

スポーツ界の各分野で活躍する“ベテラン”たちの対談者です。ホストは、これまた競艇界のレジェンド、江口晃生さん。

申し訳ないんですが、6人のゲストの方は、皆さん存じ上げているんですが、ホストの江口さんだけは知りませんでした。調べてみると、競艇におけるビッグタイトルをいくつも獲得した、まさにレジャンド的存在で、現役のまま、早稲田大学大学院スポーツ科学研究科 修士課程1年制トップマネジメントコースを受験し合格し、野球の桑田選手なんかの同級生として学び、競艇の世界に新しい波を起こそうとしているんだそうです。

この本の出された段階で「27年間走り続け、今なお現役を続行しています」なんて話してらっしゃいますが、今、そう、2019年を迎えたまさに“今”も現役を続けているそうです。1月12日~14日の多摩川のレースにも出場するそうですよ。

6人のゲストは、こういう本ですから当然ですが、とても長く現役を続けていらっしゃる方たちです。スキージャンプの舟木和喜、野球の工藤公康、サッカーの中澤佑二、競馬の武豊、アーチェリーの山本博、バスケットボールの田臥勇太の面々。この本が出たのは2011年、総東日本大震災の年の8月です。空から7年半たった今も、全員が現役っていうバケモノ揃いです。

バケモノも、最初っからバケモノだったわけじゃなくて、普通の人だったんですね。それがいつしか、努力と知恵と工夫でその世界を泳ぎ続け、いつしかバケモノと呼ばれるようになったわけです。

バケモノにはバケモノにしか語れない話があります。そして、そのバケモノの話は、バケモノになれずにいる私たちこそが知るべき話のような気がするんです。


『ベテラン力』    江口晃生

ぶんか社  ¥ 時価

若造たちに見せたい生き方がある 極みに挑み続ける男たちの才覚
第1章 砕けたプライドを拾い集めて―船木和喜
第2章 自分をあきらめない心―工藤公康
第3章 ヘタくそで進んできた道―中澤佑二
第4章 難しい環境こそ勝負を楽しむ―武豊
第5章 変わることに頑固たれ―山本博
第6章 解雇はある朝、突然に―田臥勇太


すみませんが、私ごとを書かせていただきます。

まあ、私もある意味の専門職で生きてきましたが、今年度いっぱいで引退します。36年間ですかね。ずいぶん長く続けてきました。並外れた体力や技能が必要なスポーツの世界ではありませんので、長く続けることができました。

それにしても、私たちが仕事を始めた頃と今とを比べると、仕事の世界もずいぶんと変わりました。印刷機だって変わりましたでしょ。原稿は手書きでした。ワープロなんてものが出てきても、自分はそんなものを使えるようにならなきゃならないとは、・・・そうですねぇ。最初は思いませんでした。パソコンなんて、なおのことですよ。

そんな私がパソコンを使えるようになったのは、JRAのパット方式で、パソコンで馬券が買えたからです。さらに、競馬のデータ管理もパソコンで行うために、使い方を覚えました。「好きこそものの上手なれ」とはよく言ったものです。

専門職とはいいながらも、人間相手の私の仕事は、杓子定規にはいかない仕事です。ときには人の心に近づく必要があって、・・・というか、そういう事ができると都合がいい場合があるんです。それが私、できるんです。なんか自慢するようですが、神がかったというか、バケモノがかった祖母の近くで過敏な時期を過ごしたせいか、人との距離を一気に縮める事ができることがあるんです。・・・変なこと考えないでね。

それを意識したのは30代の半ばの頃でしたでしょうか。まあ、とにかく、それができることを、しっかり仕事に使いました。私のやり方として。いやいや、そういうやり方しかできないんです。まわりの誰でもできることじゃないし、下手に真似するととんでもない失敗するし、そういう人が実際にいましたしね。

世間がうるさい時代に入って、研修を積んで誰もが同じ仕事ができるようにマニュアル化していきました。そうなると、私みたいなやり方はまずいことになるんですね。だから面倒でした。前の職場は、けっこう特殊な仕事でしたので、ある意味で自分の力を活かすことができました。でも、今の職場に来てからの7年間は、とにかく人と同じように仕事をすることを心がけました。

おそらく私のやり方は、マニュアル化できます。世間がそういう方向に向かっていれば、違う仕事人生の幕を下ろせたと思います。残念だけど、そういう方向には向かいませんでしたので、消えることにしました。

6人のバケモノのようには行きませんでした。




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テーマ : 読んだ本
ジャンル : 本・雑誌

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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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