めんどくせぇことばかり 『ここから先はどうするの 禁断のエロス』
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『ここから先はどうするの 禁断のエロス』

《禁断のエロス》か。すごいな。

軽い気持ちで買いました。あまり、この手の本は読むほうじゃないんですけど、ちょっとした暇つぶしにはいいでしょうし。そう、私はいい歳ですからね。まったく、0に帰したわけではありませんが、若い頃と比べれば、10分の1どころの話じゃありません。100分の1、1000分の1です。

本当に、この性欲を、どうしようもなく持て余しましたからね。長い間、みんなそうなんだと思っていたんですが、どうも、・・・飛び抜けているというわけじゃないんですが、それが強いグループの一人ではあったようです。

無事、人生を大きく謝るでもなく、人生終盤を迎えることができて、本当にようございました。とは言うものの、結構多くの方々に御迷惑をおかけしたこともございました。・・・連れ合いも含めて。本当にもし分けございませんでした。謹んでお詫びいたします。

若い時分は、小説の中のなんでもない描写でも反応していましたから、そこにある作者の意図や工夫なんて問題外、私にはどうでもいいことでした。女が出てきて、裸でいるというだけで、あとはどうでもいいんですから。それ以上のものなんか、その物語になんにも求めていないんですから。

でも、あらためて、こうして読んでみると、それが《エロス》と呼ばれるものであろうが、なかろうが、作家は物語としての質や完成度を上げるために頑張って書いてるってのは同じことなんですね。まったく失礼をいたしました。



新潮文庫  ¥ 529

澤村 伊智 (著), 彩瀬 まる (著), 木原 音瀬 (著), 樋口 毅宏 (著), 窪 美澄 (著)
壁の向こうで誰かが
噛みあとはオレンジ
Lotus
ROMANCE
バイタルサイン


 そんな自分の恥を晒してないで、ほんの紹介ですね。

《禁断のエロス》ですからね。すごいですね。“禁断”ですから、本当はだめってことをやっちゃってるわけですからね。そういうお話五話からなる短編集です。上にあるように、五人の作家さんによる、五つの《禁断のエロス》です。どんな、“やっちゃダメ”なことをやっちゃうんでしょうか。

五人の方は、本当、それぞれに活躍してらっしゃる方ばかり。一番年配の方は、「バイタルサイン」の窪美澄さんで、昭和40年のお生まれ。一番若い方は、「Lotus」の木原音瀬さんで、平成7年のお生まれです。
官能小説の依頼に難航していた女性ホラー作家は、女性同士のカップルの後をつけ漫画喫茶へ。隣の壁に耳を澄ませ聞こえてきたのは、衣擦れ、溜息、潤みの音で…(「壁の向こうで誰かが」)。医師の寺沢は急患の老女の足に驚く。爪先に向かって細く、指は折り畳まれ、足裏は窪んでいた。纏足だ。それは、性具だった―(「Lotus」)。歪んだ欲望が導く絶頂、また絶頂。五人の作家の官能アンソロジー。

私としては、木原音瀬さんの『Lotus』だな。やっぱり、もとが歴史系ですからね。

もしも今、纏足の女性がいて、纏足であるが故にその女性を愛してしまったとしたら、たしかに“禁断”ですね。“中国”でも完全になくなったのは1950年代以降のようですが、移行期にはいろいろな話があったようです。

辛亥革命以降、徐々に減っていったようですが、長い歴史の中では、それが当たり前で、男たちも、ヨロヨロとお尻をふりふり頼りなく歩く女に欲情したようですね。

母親が、自分と同じような苦痛を娘には与えまいと纏足にしなかった人も多くいたんでしょう。ところがそういう娘に限って行き遅れてしまって、母親を恨んだとか。

「お母さん、なんで私を纏足にしてくれなかったの」ってね。

それにしてもひどい風習ですね。嫁に来た女は、そのままもとの姓を名乗りますよね。向こうの一族なんですね。なんかの間違いで敵味方に分かれれば、相手方に通じることもあるわけで、そういう不安をあらかじめ消去しておく必要があったのかもしれませんね。

そんな纏足に欲情するような現代人がいたら、・・・やはり“禁断”ですね。

電車に乗る機会が、今はあまりないので、この手の暇つぶしの本を読む機会があまりなかったんだけど、読んでみると、結構面白いですね。よし、また欲情させてもらおうっと。




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ジャンル : 本・雑誌

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参考書になりそう・・

お疲れ様です。貴人生が、大きく誤らなかったは 奉祝すべきかも知れません。
ホント、報道を見ても 昨今は大脱線が目立ちます。多数派じゃないだろうけど。

今回の貴記事、拙者は「実験的」にせよ書いてはいますので、大いに参考になりそう。
今までにも、他の作家さんのは時々読んでたんですが、これは良さそうです。
ただ、あくまで「参考書」としてですが。当然ですが、丸写しじゃ「盗作」になっちまいますから。苦笑

HAKASE(jnkt32) さま

「中距離核戦力(INF)全廃条約を破棄するとは、トランプはなんてとんでもない奴だ」

そんな意見を平然と流すことができる報道番組に、心底、唖然としてしまいます。あの条約は米ソの間に結ばれたもので、その他の国の中距離核戦力開発を禁止していません。“中国”、イラン、インド、パキスタン、イスラエル、さらには北朝鮮が中距離ミサイルを保有して、特に“中国”は着々と増強しています。たまらずロシアは、極超音速ミサイルを開発し、実戦配備の準備を進めています。

この状況でトランプに、「バカなことはやめろ」っていう人は、とてつもない“中国”贔屓の人か、コミュニストか。

また、小笠原近くに現れてるんですか? 

すみません。いただいたコメントの返信で、私からのコメントを流してしまいました。それから、《第二》の方にもお世話になってます。

ありがとうございました



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こんな本、あんな本


この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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