めんどくせぇことばかり 『われは歌えどもやぶれかぶれ』 椎名誠
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『われは歌えどもやぶれかぶれ』 椎名誠

安打製造機と呼ばれた野球選手がいる。ヒットをたくさん打つ人なんだけど、ただ、打率がいいというのとも違うんですね。強打者というのとはちょっと違って、巧みなバットコントロールの出来る選手です。

外角の球は引っ張らずに流して、内角の球は上手にバットをコントロールして、引っ張りながらもヒットゾーンへ、中頃の球はセンター返し、ちょっとくらいタイミングを外されても、うまく芯に当てて、内野の頭を超える、そんなバットコントロールの出来る選手。

イチローが筆頭ということになるかもしれませんが、イチローは足で稼ぐ部分もありますからね。ちょっと古くなるけど、張本勲。私と同世代では篠塚和典がピッタリ来ます。

教員になりたてのころ、野球好きの生徒にせがまれて、日曜のデーゲームに一緒に野球観戦に行きました。とは言っても、その生徒たちは、朝からチケットを買うために並ぶんです。そして私の分も買っておいてくれるんです。私は試合開始のちょっと前に行けばいいだけ。行くや否や、ビールを飲み始めてね。その生徒の中の一人の女の子が、篠塚の大ファンでした。

その後、巨人に興味がなくなるとともに、プロ野球そのものへの興味が薄れてしまい、プロ野球に関する知識が、今の監督やコーチをやっている人たちのところ以降、更新されておりません。

変な話から始まりました。椎名誠さんが、ご自分のことを“粗製乱造作家”と自負?してらっしゃるのを読んで、ついつい連想してしまいました。どんな球が来ても、椎名さんなりに受け止めて、ふさわしい方向に、上手にバットコントロールしてらっしゃるもんですから、・・・ついつい。



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《肥満の人はなぜ食い続けるのか》なんて、すさまじいですよ。“肥満”の国際比較というボールが、あの方向に打ち返されるとは、ビックリ仰天です。

とりあえず、それは置いといて、やっぱりアメリカなんですね。私は行ったことないんですけど、「一〇〇キロ越えは当たり前、二〇〇キロ越えも珍しくない」っていうんですからすごいですね。大相撲の千代丸ですら二〇〇キロはありませんよ。それを超えるような連中が、両国だけじゃなくて、どこでも当たり前のようにほっつき歩ってるっていうのは、考えてみればすごいことですね。

食べ続ける肥満人間が、食べ続けても太らない草食動物と比較されて、巨体を支えるために睡眠時間をけずって食べている像が登場する。像のうんこは、乾燥させれば良質の燃料として用いられる話が出てくると、いよいよ、椎名さんのバットコントロールの見事さが現れる。

人間でも太ってたくさん食べる人は、たくさんのうんこをするのか?

・・・こんなバットコントロール、他の誰にできるでしょう。

《とりわけたくさん食べる一〇〇きろ超の人に「一回の排便でどれくらい出るんですか」とあからさまに聞いたことがある。「一度、様式便所の便槽が、いっぱいになったときがあるよ」》

私、朝、走ってるんですが、冬場も、懐中電灯をもって、暗いうちから走りました。そのせいか、昼過ぎ、仕事中にもかかわらず、とてつもなく眠くなります。それはいいとして、ウィンドブレーカーを着て走っても、お腹が冷えるんですね。この冬の間に、二度ほど、外のトイレで用を足しました。一度は駅の、一度は公園のトイレです。

駅のトイレを利用したときのことです。まだ一番の列車の走る前の時間でした。その時は、けっこう、せっぱつまって、駆け込む形でトイレに入りました。終わったときの安心感はたとえようもありません。・・・しかし、流れなかったんです。そのトイレ、詰まってました。水が便槽のふちまで達しようというところで、清掃用具入れから、棒の先に黒いゴムのカップがついたやつを持ってきて、必死でパッコンパッコンやりました。

多少、自分の汚物が攪拌された水が後退するものの、トイレ詰まりは完全に解消しません。一様、水は後退したので、このまま放置して撤退すべきか。もうひと汗かくべきか。とりあえず、あと30回、パッコンやってみて、だめなら撤退と決めました。あとから流した水が、気持ちよくスッと流れたのは、21回目のパッコンの後でした。

椎名さんは、先ほどの話を、「人間の大便は像よりも役に立たない」とまとめています。




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この本、今でも売れてるんですね。何時頃読んだんだろう。記憶も定かじゃないけど・・・。この男の子が嫌いでね。涙が出た。白血病で入院してた女子高生にこの本を送ったことがある。感想、聞かせてもらってないな。



中学1年で読んだと思うんだけどな。アレクサンダーの伝記。夏休みの読書感想文で郡市の大賞を取ったんだ。「アレクサンダーによって異なる国や民族が一つの領域にまとめられたように、いつかこの世界も・・・」・・・なんてことを書いた。なんだか、アメリカがやろうとしてるよね。・・・当時はそれがいい事のように思ってた。



高校で山岳部に入ったんだよね。もとが山ん中だからさ。そんでもって山岳部っていうのもどうかと思ったんだけど。この本を読んじゃったもんでね。入部したての1年の夏休み、北鎌尾根から槍に登った。・・・記憶に誤り。取り付いただけだった。



今みたいに女の裸が氾濫している時代じゃなかったわけですよ。私の中学生時代っていうのは・・・。そんな時代なのに、中学校の図書館に置いてあったんですからね。この表紙の本が・・・。手にした理由はもちろんこの表紙の女。・・・もちろんそんなことは誰にも言えない。ただ、以前から無類の本好きであったことは功を奏した。それに加えて、私は以前からのSFファンということになった。この本を不自然なく手にするために・・・。
やられた本








































































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