『新しいストレッチの教科書』 森本貴義 阿部勝彦
実は先日、家族のことで緊張する場面があったんです。
正座。正座です。まあ、しばらくして、連れ合いの口添えで足を崩すことができたんですが、そこまでは、ここは一番、正座で頑張ろうって、頑張っちゃったんです。股関節のお医者さまから、「正座は避けるように」って言われてたにもかかわらず、・・・です。
でもね。大丈夫だったんですよ。・・・股関節はね。
だけど、翌日気がついたんですが、膝がいかれてました。その場面というのは大阪でのことだったんですけど、埼玉に帰る新幹線の中で、座ってるだけで、なんだかジンジンと痛むんです。立っても大丈夫なんですが、座って姿勢を固定していると、次第にジンジンしてくるんです。
まあ、もともと故障している膝ですけどね。
「そんな、あなたのような人が読む本ではないでしょう」という声が聞こえてくるようです。・・・でもね。そうじゃないんです。私みたいな者こそが、読むべき本なんです。だってね。書いてあるんです。
ね。どっちかって言えば、なんかで大きな成功を収めたってわけじゃないって人ですね。できる限り頑張ってやってきて、それなりに評価を受けることはできた。だけど、ここでもうひと踏ん張りしたいって、そんな人向けって感じがしませんか。
だったら、その中に私も入れてもらってもいいような気がするんです。もうひと踏ん張り、私もしたいし。


この本を書いたお二人は、それこそトップレベルのアスリートのトレーナーを務めているんだそうです。そのトップレベルのアスリートの指導に使われているのは、「関節の可動域を広げ、自分の身体を自在にコントロールできるようにする」エクササイズなんだそうです。
《関節の可動域を広げる》ことで、動きの選択肢が増え、ギリギリでおこなていたプレーに余裕が生まれ、故障のリスクを少なくすることができるんだそうです。
これを、アスリート対象ではなく、普通の人対象に行われたと考えるとどうなるでしょう。「階段を上り下りする」、「戸棚の高い位置のものを取る」、「歩く」、「しゃがむ」といった当たり前の動作が、見違えるほどスムーズになるそうです。ほ~ら、私向きじゃないですか。
さらに言えば、山歩きを続けていく時、怪我をしない、対応力の高い身体にしていきたいんです。
もともと身体の柔軟性には自信があったんです。とは言っても、小学生の時分の話ですけどね。学校で計測をしたじゃないですか。立位体前屈と上体そらしでは、女子を含めても、二番の人に大差をつけて一番でした。
ああ、・・・夢のようだな。今のこの身体を思うと。年をとると、ストレッチをして柔らかくなっても、ちょっと忘れてると、すぐに油の切れた工作機械みたいに、身体がギコギコ言い始めるじゃないですか。
この本ね。なにも過激なポーズっていうんですか?体位っていうんですか?体位なんていうと、・・・うっ、恥ずかしいけど、そういうんじゃないんです。「えっ、これがストレッチなの?」って思ってしまうようなものも、たくさんありました。
でも、写真とともに説明を読んで、時分でそれをやってみると、その、ちっとも激しさの感じられない、少し物足りないように思えるストレッチが、理にかなったものであることがわかるんです。そして、これなら無理せず続けられる気がするんです。
今、写真を見て、説明を読みながら、体を動かしているところですから、その効果がどうのこうのと言える段階じゃありません。だけど、なんか確信に近いものがあります。あと三ヶ月もすれば、きっともう少し《自由な身体》が手に入る。
一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
正座。正座です。まあ、しばらくして、連れ合いの口添えで足を崩すことができたんですが、そこまでは、ここは一番、正座で頑張ろうって、頑張っちゃったんです。股関節のお医者さまから、「正座は避けるように」って言われてたにもかかわらず、・・・です。
でもね。大丈夫だったんですよ。・・・股関節はね。
だけど、翌日気がついたんですが、膝がいかれてました。その場面というのは大阪でのことだったんですけど、埼玉に帰る新幹線の中で、座ってるだけで、なんだかジンジンと痛むんです。立っても大丈夫なんですが、座って姿勢を固定していると、次第にジンジンしてくるんです。
まあ、もともと故障している膝ですけどね。
「そんな、あなたのような人が読む本ではないでしょう」という声が聞こえてくるようです。・・・でもね。そうじゃないんです。私みたいな者こそが、読むべき本なんです。だってね。書いてあるんです。
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ね。どっちかって言えば、なんかで大きな成功を収めたってわけじゃないって人ですね。できる限り頑張ってやってきて、それなりに評価を受けることはできた。だけど、ここでもうひと踏ん張りしたいって、そんな人向けって感じがしませんか。
だったら、その中に私も入れてもらってもいいような気がするんです。もうひと踏ん張り、私もしたいし。
『新しいストレッチの教科書』 森本貴義 阿部勝彦 ワニブックス ¥ 1,998 柔らかいことよりも、大切なのは、体の関節の本来の動き、機能を取り戻すこと |
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この本を書いたお二人は、それこそトップレベルのアスリートのトレーナーを務めているんだそうです。そのトップレベルのアスリートの指導に使われているのは、「関節の可動域を広げ、自分の身体を自在にコントロールできるようにする」エクササイズなんだそうです。
《関節の可動域を広げる》ことで、動きの選択肢が増え、ギリギリでおこなていたプレーに余裕が生まれ、故障のリスクを少なくすることができるんだそうです。
これを、アスリート対象ではなく、普通の人対象に行われたと考えるとどうなるでしょう。「階段を上り下りする」、「戸棚の高い位置のものを取る」、「歩く」、「しゃがむ」といった当たり前の動作が、見違えるほどスムーズになるそうです。ほ~ら、私向きじゃないですか。
さらに言えば、山歩きを続けていく時、怪我をしない、対応力の高い身体にしていきたいんです。
もともと身体の柔軟性には自信があったんです。とは言っても、小学生の時分の話ですけどね。学校で計測をしたじゃないですか。立位体前屈と上体そらしでは、女子を含めても、二番の人に大差をつけて一番でした。
ああ、・・・夢のようだな。今のこの身体を思うと。年をとると、ストレッチをして柔らかくなっても、ちょっと忘れてると、すぐに油の切れた工作機械みたいに、身体がギコギコ言い始めるじゃないですか。
この本ね。なにも過激なポーズっていうんですか?体位っていうんですか?体位なんていうと、・・・うっ、恥ずかしいけど、そういうんじゃないんです。「えっ、これがストレッチなの?」って思ってしまうようなものも、たくさんありました。
でも、写真とともに説明を読んで、時分でそれをやってみると、その、ちっとも激しさの感じられない、少し物足りないように思えるストレッチが、理にかなったものであることがわかるんです。そして、これなら無理せず続けられる気がするんです。
今、写真を見て、説明を読みながら、体を動かしているところですから、その効果がどうのこうのと言える段階じゃありません。だけど、なんか確信に近いものがあります。あと三ヶ月もすれば、きっともう少し《自由な身体》が手に入る。

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