『世界でバカにされる日本人』 谷本真由美
ヨーロッパ諸国の人に、ジョークの対象にされて笑われている代表国の一つは世界一裕福なアメリカだそうです。
世界一裕福で、軍事、政治力が高く、厚かましい。それだからこそ、そのアメリカをコケにして大笑いするのが楽しいんですね。ただ、アメリカに関しては、事実がジョークを超越してしまうことも少なくないそうです。うう、“中国”もそうですね。“中国”の場合、ジョークでは済まないことも多々ありますので、そのあたりは、やはりアメリカのほうが上ってことでしょうね。
ポーランド人が小馬鹿にされることも多いんだそうです。ポーランド人を小馬鹿にするジョークは、なぜか世界各国にあるってことなんです。ちょうどショパンの時代に重なりますが、それはポーランド人にとって悲しい物語なんですね。国を失ったポーランド人が大量にアメリカに移民しています。アメリカだけじゃななくてヨーロッパ諸国やオセアニアにもポーランド人が移民していったわけです。
たまたま、ヨーロッパを制覇したナポレオンにおもねるために、ポーランドは国を挙げて、・・・国がないけど、・・・だから寄ってたかって女をあてがったんでしょう。ヴァレフスカ伯爵夫人?
国を失って拡散した移民なんて、移民先でなんでもやったでしょうからね。その国の人にすれば、異分子として目についたんでしょう。著者が面白いジョークを紹介してくれてました。


あとは、ベルギーですね。ベルギーがジョークの対象にされるのも、やはり、周辺国への大量移民というところに原因があるんだそうです。
ベルギーは、イギリス、フランス、ドイツというヨーロッパの三大国の真ん中にあって、独立と他国による支配を繰り返した複雑な歴史があります。それが、ベルギー人がジョークのネタにされた原因のようですね。このベルギーをいじりたがるのは、フランスとオランダのようですね。
私、以前から世界のジョークを紹介した本が好きで、見つけるたびに買って読んでいます。それらの本でも、ベルギー人が小馬鹿にされてました。なぜなのか、今ひとつ分かってなかったのですが、そういうことなんですね。こんなジョーク、どうでしょう。
昨年、サッカーのワールドカップで、日本とベルギーがベスト8をかけて戦いましたね。二-〇になった時は、私も勝ったかと思いました。ベルギーも流石ですね。
私、心のどっかに、「クソ!」と叫んで泉に飛び込むベルギー人がいたもんですから、ベルギー代表選手の素晴らしい躍動に、あっけにとられてしまいました。
そのヨーロッパで、今、イギリスのプレグジットとヨーロッパ全体の難民危機に関しては、ジョークにするのがかなり危険な状況になっているんだそうです。どちらも、感情的になってしまう問題のようですね。難民危機に関しては、差別だってことで問題化される危険もありますから、余計かもしれません。
結局、問題が深刻で、笑い飛ばす余裕なんかない状況のようです。
著者の谷本さんは、日本が「突飛な発明や変わったことがテレビや雑誌で取り上げられてワハハと笑われるということは、日本はそういうネタにしても大丈夫な危なくない国だと思われている証拠で、これはとても良いことです。」と言ってらっしゃいます。まさにそのとおりだと思います。
最後に、この本で紹介されている、ベルギー人が小馬鹿にされているジョークを一つ紹介して、ワールドカップの貸しを返してもらっておきましょう。
一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
世界一裕福で、軍事、政治力が高く、厚かましい。それだからこそ、そのアメリカをコケにして大笑いするのが楽しいんですね。ただ、アメリカに関しては、事実がジョークを超越してしまうことも少なくないそうです。うう、“中国”もそうですね。“中国”の場合、ジョークでは済まないことも多々ありますので、そのあたりは、やはりアメリカのほうが上ってことでしょうね。
ポーランド人が小馬鹿にされることも多いんだそうです。ポーランド人を小馬鹿にするジョークは、なぜか世界各国にあるってことなんです。ちょうどショパンの時代に重なりますが、それはポーランド人にとって悲しい物語なんですね。国を失ったポーランド人が大量にアメリカに移民しています。アメリカだけじゃななくてヨーロッパ諸国やオセアニアにもポーランド人が移民していったわけです。
たまたま、ヨーロッパを制覇したナポレオンにおもねるために、ポーランドは国を挙げて、・・・国がないけど、・・・だから寄ってたかって女をあてがったんでしょう。ヴァレフスカ伯爵夫人?
国を失って拡散した移民なんて、移民先でなんでもやったでしょうからね。その国の人にすれば、異分子として目についたんでしょう。著者が面白いジョークを紹介してくれてました。
Q:電球を取り替えるのに何名のポーランド人の男性が必要か? A:五人。独りは電球を押さえ、四人は椅子を支える |
『世界でバカにされる日本人』 谷本真由美 ワニブックス ¥ 896 日本人は世界中でおマヌケな国民だと馬鹿にされ、大バカと揶揄される |
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あとは、ベルギーですね。ベルギーがジョークの対象にされるのも、やはり、周辺国への大量移民というところに原因があるんだそうです。
ベルギーは、イギリス、フランス、ドイツというヨーロッパの三大国の真ん中にあって、独立と他国による支配を繰り返した複雑な歴史があります。それが、ベルギー人がジョークのネタにされた原因のようですね。このベルギーをいじりたがるのは、フランスとオランダのようですね。
私、以前から世界のジョークを紹介した本が好きで、見つけるたびに買って読んでいます。それらの本でも、ベルギー人が小馬鹿にされてました。なぜなのか、今ひとつ分かってなかったのですが、そういうことなんですね。こんなジョーク、どうでしょう。
伝説の泉 各国の代表からなる探検隊が、ようやく伝説の泉にたどり着いた。そこに妖精が現れて言った。 「皆さん、あなたの好きなものを叫びながら、この泉に飛び込んでみてください。泉の水をその好きなものに変えてあげます」 すると、ロシア代表が、「ウォッカ」 と叫びながらプールへと飛び込んだ。プールの水はウォッカに変わり、ロシア代表は酔いしれた。 続いて、日本代表が、 「酒」 と叫びながら泉へ飛び込んだ。泉の水は日本酒に変わり、日本代表は日本酒に酔いしれた。 最後にベルギー代表が飛び込もうとした。しかし、彼は途中で石につまずいてしまった。彼は思わず、 「クソ!」 と叫びながらプールへと飛び込んでいった |
昨年、サッカーのワールドカップで、日本とベルギーがベスト8をかけて戦いましたね。二-〇になった時は、私も勝ったかと思いました。ベルギーも流石ですね。
私、心のどっかに、「クソ!」と叫んで泉に飛び込むベルギー人がいたもんですから、ベルギー代表選手の素晴らしい躍動に、あっけにとられてしまいました。
そのヨーロッパで、今、イギリスのプレグジットとヨーロッパ全体の難民危機に関しては、ジョークにするのがかなり危険な状況になっているんだそうです。どちらも、感情的になってしまう問題のようですね。難民危機に関しては、差別だってことで問題化される危険もありますから、余計かもしれません。
結局、問題が深刻で、笑い飛ばす余裕なんかない状況のようです。
著者の谷本さんは、日本が「突飛な発明や変わったことがテレビや雑誌で取り上げられてワハハと笑われるということは、日本はそういうネタにしても大丈夫な危なくない国だと思われている証拠で、これはとても良いことです。」と言ってらっしゃいます。まさにそのとおりだと思います。
最後に、この本で紹介されている、ベルギー人が小馬鹿にされているジョークを一つ紹介して、ワールドカップの貸しを返してもらっておきましょう。
Q:ベルギー人の海賊を見分けるにはどうしたらいいか? A:両方の目に眼帯をしている |

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