『がんに打ち勝つ「命の野菜スープ」』 髙橋弘
たしかに、この手の本はたくさんありますよ。
かつて、股関節痛の痛みに苦しんでいる頃は、本屋さんでも、図書館でも、古本屋さんでも、少しでも関係している本があれば、すぐに買って、手に入れて帰りました。なかには、たしかにひどい本もありました。そう、「こっちの弱みに付け込んで・・・」って思うような本です。そういう本に腹が立っても、また関連している本があれば、手に入れました。
母が脳溢血で倒れたのは、私が三五歳のときでした。この頃は、足の痛みで山をやめるかどうかって頃でした。「今年の夏山はどうしよう」なんて考えてた六月のことでした。
急を聞いて駆けつけると、母はピーコン、ピーコン言ってる機会をつけられて寝てました。手術が難しい位置で、「出血した血が散ってくれるのを待つしかない」と言われました。
実は、今、振り返ってもあまり良く覚えていないんですけど、かいつまんで言うと、母は、医師が諦めかけた頃に目を覚ましたんです。左だか、右だかが動かなくなりましたが、気持ちも前向きになって、リハビリを始めたんです。ですが、母は結局、八月の終わりになくなりました。いったん、回復を喜んでいただけに、衝撃は大きかったです。死因は胃がんでした。がんは体中に転移していて、脳溢血もその影響ではなかったかと言うことでした。
気づいてやれなかったどころの話ではなく、三五歳にもなって、まだまだ心配ばかりかけている甘ったれでした。
パーキンソン病を患っていた母は、薬を飲んでいまいたが、父の話では、あまり医師の診察を受けたがっていなかったようなんです。カーテン一枚で、医師の声が筒抜けの当時の医院では、母の病が近隣の人の口にのぼることを防げず、医師にかかること自体を嫌がったそうです。気がついたときには末期がん、しかも、そこからはひと月も持ちませんでした。


私は、股関節変形症による足の痛みで、山を始めいろいろなものを諦めていき、徐々に人と同じことができなくなっていく中で、ようやく、少し人の気持ちが理解できるようになったような気がします。それまでの自分ときたら、今考えると恥ずかしくなるようです。なんにも分かってなかったです。・・・母のことも。
現在の私はと言えば、五六歳で手術を受けて、諦めてきたものを、少しずつ取り戻そうという今日このごろです。酒が好きなこともあり、それ以外のところでは健康に気を使っています。ですが、こういう本を読んでいるからと言って、なにも、自分が長生きしたいわけじゃないんです。長生きしたいと考えるとか、考えないとかじゃなく、死ぬときまでやりたいことをやっていきたいと思っているだけです。
これまで厳しい時を支えてくれた連れ合いと一緒に、やりたいことをやっていきたいということですね。連れ合いの母は、三〇代で乳がんを患っていて、連れ合いも常々警戒しています。
母に関して言えば、心配のかけっぱなしで、逆に死期を早めてしまったかもしれない私です。今はただひたすら、連れ合いに元気でいてもらいたいです。できるだけのことはしたいです。
この間のみそ汁の本もそうですが、この本もそう。私も、健康の要は食であると思っています。しかも、野菜です。
「命の野菜スープ」は、すでに一週間続けています。朝はみそ汁にしてますので、夜の食事のときに、まず、「命の野菜スープ」をいただいてます。
めんどう?・・・めんどうではありますが、これからの私には、いくらでも時間がありますので・・・。
一喜一憂。ぜひポンとひと押しお願いします。
かつて、股関節痛の痛みに苦しんでいる頃は、本屋さんでも、図書館でも、古本屋さんでも、少しでも関係している本があれば、すぐに買って、手に入れて帰りました。なかには、たしかにひどい本もありました。そう、「こっちの弱みに付け込んで・・・」って思うような本です。そういう本に腹が立っても、また関連している本があれば、手に入れました。
母が脳溢血で倒れたのは、私が三五歳のときでした。この頃は、足の痛みで山をやめるかどうかって頃でした。「今年の夏山はどうしよう」なんて考えてた六月のことでした。
急を聞いて駆けつけると、母はピーコン、ピーコン言ってる機会をつけられて寝てました。手術が難しい位置で、「出血した血が散ってくれるのを待つしかない」と言われました。
実は、今、振り返ってもあまり良く覚えていないんですけど、かいつまんで言うと、母は、医師が諦めかけた頃に目を覚ましたんです。左だか、右だかが動かなくなりましたが、気持ちも前向きになって、リハビリを始めたんです。ですが、母は結局、八月の終わりになくなりました。いったん、回復を喜んでいただけに、衝撃は大きかったです。死因は胃がんでした。がんは体中に転移していて、脳溢血もその影響ではなかったかと言うことでした。
気づいてやれなかったどころの話ではなく、三五歳にもなって、まだまだ心配ばかりかけている甘ったれでした。
パーキンソン病を患っていた母は、薬を飲んでいまいたが、父の話では、あまり医師の診察を受けたがっていなかったようなんです。カーテン一枚で、医師の声が筒抜けの当時の医院では、母の病が近隣の人の口にのぼることを防げず、医師にかかること自体を嫌がったそうです。気がついたときには末期がん、しかも、そこからはひと月も持ちませんでした。
アスコム ¥ 1,404 日本きってのガンの名医が考案、治療の現場で患者さんが飲んでいる「命の野菜スープ」 |
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私は、股関節変形症による足の痛みで、山を始めいろいろなものを諦めていき、徐々に人と同じことができなくなっていく中で、ようやく、少し人の気持ちが理解できるようになったような気がします。それまでの自分ときたら、今考えると恥ずかしくなるようです。なんにも分かってなかったです。・・・母のことも。
現在の私はと言えば、五六歳で手術を受けて、諦めてきたものを、少しずつ取り戻そうという今日このごろです。酒が好きなこともあり、それ以外のところでは健康に気を使っています。ですが、こういう本を読んでいるからと言って、なにも、自分が長生きしたいわけじゃないんです。長生きしたいと考えるとか、考えないとかじゃなく、死ぬときまでやりたいことをやっていきたいと思っているだけです。
これまで厳しい時を支えてくれた連れ合いと一緒に、やりたいことをやっていきたいということですね。連れ合いの母は、三〇代で乳がんを患っていて、連れ合いも常々警戒しています。
母に関して言えば、心配のかけっぱなしで、逆に死期を早めてしまったかもしれない私です。今はただひたすら、連れ合いに元気でいてもらいたいです。できるだけのことはしたいです。
この間のみそ汁の本もそうですが、この本もそう。私も、健康の要は食であると思っています。しかも、野菜です。
「命の野菜スープ」は、すでに一週間続けています。朝はみそ汁にしてますので、夜の食事のときに、まず、「命の野菜スープ」をいただいてます。
めんどう?・・・めんどうではありますが、これからの私には、いくらでも時間がありますので・・・。

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